icon fsr

文献詳細

雑誌文献

精神医学52巻4号

2010年04月発行

書評

―融 道男,岩脇 淳,渡邊昭彦 監訳―カプラン臨床精神医学Q&Aレビュー フリーアクセス

著者: 小島卓也1

所属機関: 1大宮厚生病院

ページ範囲:P.417 - P.417

文献概要

 この本は「Kaplan & Sadock's Study Guide and Self-Examination Review in Psychiatry」の改訂第8版を翻訳したものである。カプランの教科書には,大部で詳細な「Comprehensive Textbook of Psychiatry」と,簡略にして使いやすく翻訳もある「カプラン臨床精神医学テキスト」があり広く利用されているが,この本はカプラン精神医学の一連の機能を「知識の整理と活用」という面から補完するものといえる。精神医学を勉強した後に,知識を整理して自由に活用できるような状態に引き上げ,維持していくために工夫された本である。対象者は医学生,精神科医,精神保健の専門家であるが,特に米国医師国家試験(United State Medical Licensing Examination;USMLE)と米国精神科神経内科専門医試験(American Board of Psychiatry and Neurology;ABPN)を準備している人々に役立つように計画されている。したがって,レベルとしてはかなり高い水準となっている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら