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研究と報告
精神の健康管理への積極性評価尺度(Patient Activation Measure 13 for Mental Health;PAM13-MH)日本語版の開発
著者: 藤田英美1 久野恵理2 加藤大慈3 爰地真理子4 上原久美35 平安良雄3
所属機関: 1横浜市立大学附属病院心理室 2ペンシルベニア大学医学部精神医学科 3横浜市立大学医学部精神医学教室 4神奈川県立精神医療センター芹香病院 5神奈川県立精神医療センターせりがや病院
ページ範囲:P.765 - P.772
文献購入ページに移動精神の健康管理への積極性評価尺度日本語版を開発し,信頼性と妥当性の検討を行った。横浜市立大学附属病院精神科外来通院患者226名を対象に,自己記入式の質問紙調査を実施した。Rasch分析の結果,データの一次元性と原版と類似する項目難度が確認された。内的整合性(α=0.82)および再検査信頼性(r=0.75)は高く,受療行動に関するセルフエフィカシー尺度を用いた並存的妥当性の評価も高かった(r=0.59)。また,性差,年齢差,疾患による得点の差を検討したところ,有意差を認めなかった。本研究の結果,本尺度は十分な信頼性と妥当性を有することが確認され,性別,年齢,疾患にかかわらず,精神疾患を持つ人に共通して利用できることが明らかにされた。
※「表1 アクティベーションスコア換算表」は,権利者の意向等により冊子体のみの掲載になります.
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