文献詳細
文献概要
紹介
Christian Scharfetter 著「Psychopathologie, Sinn・Ernte・Aufgabe」
著者: 人見一彦1
所属機関: 1近畿大学臨床心理センター
ページ範囲:P.75 - P.80
文献購入ページに移動Chr. Scharfetterの紹介
1.著者紹介
Chr. Scharfetterg教授はチューリッヒ大学精神科を退官後も,Bleuler学派の立場からその自我精神病理学に基づき,現在の精神病理学の動向に対してドイツ語で啓発的な著書を発表し続けている。大著『Eugen Bleuler 1857-1939』はすでに本誌48巻10号で紹介した。2008年Wissenschaft & Praxisより出版された『精神病理学,意義・収穫・課題』と題された本著から,特に「統合失調症の解離性障害スペクトルへの回帰」の章を中心に紹介したい。2009年には同じ立場から『Vom Lebensleid zu psychischen Krankheiten』を出版している。
1.著者紹介
Chr. Scharfetterg教授はチューリッヒ大学精神科を退官後も,Bleuler学派の立場からその自我精神病理学に基づき,現在の精神病理学の動向に対してドイツ語で啓発的な著書を発表し続けている。大著『Eugen Bleuler 1857-1939』はすでに本誌48巻10号で紹介した。2008年Wissenschaft & Praxisより出版された『精神病理学,意義・収穫・課題』と題された本著から,特に「統合失調症の解離性障害スペクトルへの回帰」の章を中心に紹介したい。2009年には同じ立場から『Vom Lebensleid zu psychischen Krankheiten』を出版している。
参考文献
1) 人見一彦:Charfetterの自我精神病理学.臨床精神医学 11:638-642, 1982
2) Scharfetter C:The self-experience of schizophrenics-Empirical studies of the ego/self in schizophrenia, borderline disorders and depression. Private Publication, Zürich 1995.(書評:人見一彦.臨精病理 16:325-327, 1995)
3) Scharfetter C 著,人見一彦,向井泰二郎 訳:分裂病の自我精神病理学.臨精病理 20:3-19, 1999
掲載誌情報