icon fsr

文献詳細

雑誌文献

精神医学53巻12号

2011年12月発行

動き

「第58回日本病跡学会」印象記

著者: 堀有伸1

所属機関: 1帝京大学医学部精神神経科学教室

ページ範囲:P.1231 - P.1231

文献概要

 2011年6月17・18日,栃木県総合文化センター(栃木県宇都宮市)において,自治医科大学精神医学教室の加藤敏教授の主宰のもとに,第58回日本病跡学会が開催された。

 今回の大会では,「日常生活における創造性―自己表現とレジリアンス」というテーマが掲げられていた。その中でいくつかの発表では,3月に起きた東日本大震災という未曽有の大災害への,日本社会のレジリアンスが話題となっていた。抄録集に掲載された大会長のあいさつには,「瓦礫の山と化した町を前に,多くの方が『言葉もない』と形容しています。(中略)今日,日本の社会総体のレジリアンスが問われているといえます。その時,『言葉もない』我々は言葉を紡いでいかねばなりません」と記されていた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら