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巻頭言
認知療法・認知行動療法とコップの水
著者: 大野裕1
所属機関: 1慶應義塾大学保健管理センター
ページ範囲:P.418 - P.419
文献購入ページに移動 2011年4月1日に国立精神・神経医療研究センターに認知行動療法センターが開設され,私もこれからそこで研修や研究に携わることになりました。そこで本稿では,認知療法に対する誤解について若干触れることにします。
認知の偏りと修正というときによく「コップの水」のたとえが使われます。「コップに水が半分入っている……」という,あれです。「コップの水が半分しか入っていないと考えると,つらくなる。逆に,半分も入っていると考えると楽になる。だから,半分も入っていると考えるようにする」。
認知の偏りと修正というときによく「コップの水」のたとえが使われます。「コップに水が半分入っている……」という,あれです。「コップの水が半分しか入っていないと考えると,つらくなる。逆に,半分も入っていると考えると楽になる。だから,半分も入っていると考えるようにする」。
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