文献詳細
書評
―星川啓慈,松田真理子 著―統合失調症と宗教―医療心理学とウィトゲンシュタイン フリーアクセス
著者: 小林聡幸1
所属機関: 1自治医科大学精神医学教室
ページ範囲:P.511 - P.511
文献概要
ところが,本書のテーマは「人間にとってリアリティとは何か」ということだという。これは全体を読んでも隔靴掻痒の感が否めないのだが,病的体験のリアリティや宗教体験のリアリティ,そしてある人にとってリアルであることが別の人にとってリアルでないということをどう架橋するのかといった問題意識のようだ。
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