はじめに
あることについての,事実に基づかない,思いこみによるネガティブな考えをスティグマ(偏見)と呼びます。スティグマは,病気を乗り越えながら頑張っている本人や,支援している家族やスタッフに大きなダメージを与えます。精神疾患に対するスティグマを改善するための活動を,アンチスティグマと呼びます。わが国では,さまざまな組織や団体が,アンチスティグマ活動を行っていますが,これまで,こういった活動について発表する大会が開かれたことはありませんでした。
そこで,国内外のアンチスティグマ活動について,包括的な発表,話し合いを行うために,第6回国際アンチスティグマ会議が,2013年2月12~14日に東京で開催されます(http://www.congre.co.jp/anti-stigma2013/ja/index.html)。この会議をきっかけに,より多くの方々に,アンチスティグマ活動に関心を持っていただければと思います。
この会議の意義を理解していただくために,アンチスティグマ活動の経緯,第5回国際会議(オタワ)の報告,第6回国際会議に向けた抱負,国際会議の共催団体であるこころのバリアフリー研究会について述べます。
雑誌目次
精神医学54巻10号
2012年10月発行
雑誌目次
巻頭言
国際アンチスティグマ会議
著者: 秋山剛
ページ範囲:P.964 - P.965
特集 医療法に基づく精神疾患の地域医療計画策定
次期医療計画の精神疾患について
著者: 友利久哉
ページ範囲:P.967 - P.975
はじめに
精神疾患の患者数は,近年急増しており,2008年患者調査において医療機関を受療する精神疾患の患者数は323万人で,医療計画に記載すべきいずれの4疾病の患者数よりも多くなっている。職場におけるうつ病の増加や,高齢化により認知症患者の増加など,精神疾患は国民に広くかかわる疾患となっている。
厚生労働省では,2004年9月に厚生労働大臣を本部長とし,省内の関係部局長を本部員として発足した精神保健福祉対策本部において,精神保健福祉施策の改革ビジョンを決定し,「入院医療中心から地域生活中心へ」という基本理念を示した。その後,改革ビジョンの中間点である2009年9月の「今後の精神保健医療福祉のあり方等に関する検討会」報告書では,精神保健医療体系の改革にあたって,地域のニーズに応じて,精神医療のさまざまな機能の提供体制や,医療機関の連携体制を構築するため,医療計画において精神医療を位置付けることについて検討すべきとの提言をとりまとめた。
これをふまえ,2013年度からの次期医療計画の開始に向けて,精神疾患について,社会保障審議会医療部会や医療計画の見直し等に関する検討会のとりまとめ意見を受け,医療計画に達成すべき目標や医療連携体制等を記載する疾病等として精神疾患が追加され,2012年3月30日に都道府県に対して作成指針等を通知した。
また,その後の認知症施策に関する省内検討をふまえ,9月に認知症の指針を通知する予定である。
本稿では,精神疾患の医療体制の構築にかかわる指針について,概要を説明する。
医療法に基づく医療計画策定と地域精神科医療改革
著者: 黒田研二
ページ範囲:P.977 - P.982
はじめに
1948年に制定された医療法は,病院,診療所等の医療施設とその施設基準,医療法人などを定めた法律であるが,80年代以降,大きな改正が相次いでいる。1985年の第1次医療法改正で,都道府県に医療計画策定が義務付けられた。医療計画では,2次医療圏の設定,医療圏ごとの病床数設定などを行い,それに基づき病床増加に歯止めがかけられることになった。ただし,現在でも,一般病床と療養病床については2次医療圏ごとに基準病床数設定が行われるのに対し,精神病床,結核病床,感染症病床については都道府県を1つの圏域とみなして病床数設定が行われる。このため,精神科医療では2次医療圏ごとの医療計画の策定がなされないまま今日に至っていた。その後,1992年の第2次医療法改正,1997年の第3次改正,2000年の第4次改正を通じて,特定機能病院,地域医療支援病院,一般病床と療養病床というように,病院や病床の機能分化が進められてきた。医療計画の記載でも,医療関係施設相互の機能分担や連携に関する具体的記述を求めるようになってきた。2006年の第5次医療法改正は,患者への医療情報提供の推進,医療計画の見直しによる医療機能の分化・連携の促進,医療安全の確保,医療法人制度改革などを含んでいるが,この改正で医療計画は大きく見直された。2007年度に策定され2008年度から実施された医療計画では,「国民の健康の保持を図るために特に広範かつ継続的な医療の提供が必要と認められる疾病」(医療法第30条4の第2項の4)について,個別の医療計画を策定することになった。これらの重要疾病は省令で規定され,がん,脳卒中,急性心筋梗塞,糖尿病が指定されたが,このたびこれらに精神疾患が追加されることになったわけである。医療計画は5年計画として策定されているので,2012年度中に各都道府県で医療計画が策定され,2013年度から次期医療計画が開始されることになる。
筆者はこの間,日本精神神経学会の精神医療・保健福祉システム委員会や大阪府における精神疾患医療計画策定のワーキンググループに参画することにより,精神疾患の医療計画策定にかかわってきた。以下それらの活動の中で考えたことを述べる。
精神疾患の医療計画作成のためのNational Databaseの活用の実際
著者: 藤森研司 , 松田晋哉
ページ範囲:P.983 - P.995
はじめに
医療機関から保険者への請求に電子レセプトが普及し,支払基金の2012年7月審査分では件数ベースで病院では99.8%,診療所においても93.4%,調剤薬局では99.9%のレセプトが電子化されている1)。電子レセプトは審査・支払のためのデータであるが,どのような医療行為が行われたのか,どのような薬剤が処方されたのかが詳細に記録されている。
電子レセプトの活用は保険者において保険者機能の強化の点で徐々に進んできたが,2009年度からは厚生労働省が全国すべての電子レセプト,特定健診データを匿名化の後に収集している(National database;NDB)。これは「高齢者の医療の確保に関する法律」にその根拠を置くものであるが,2011年度からは研究者や自治体も制限つきではあるが利用が可能となった。
今回我々は,厚生労働省科研費事業として厚生労働省医政局指導課と共同でNDB利用申出を行い,全国の電子レセプトを活用して2013年度に策定される都道府県の地域医療計画の作成に資する210の各種指標を全国349の二次医療圏別に集計した2)。結果は都道府県単位の集計は全都道府県に同じものを,二次医療圏単位の集計は当該の都道府県のみに配布した。配布した指標には精神科領域のものも含まれ,本稿ではその作業過程を紹介するとともに,電子レセプト,NDBが持つ可能性と制約について述べる。
地域のがん医療の向上を目指すがん対策と医療計画
著者: 加藤雅志
ページ範囲:P.997 - P.1004
はじめに
がんに関する医療計画については,2006年の医療法の第5次改正に始まる。この改正では,医療計画制度の見直しなどを通じた医療機能の分化・連携の推進を図り,地域において切れ目のない医療の提供を実現することで,良質かつ適切な医療を効率的に提供していくことを目指し,4疾病5事業の具体的な医療連携体制を構築していくこととされた。がんについては,4疾病のうちの一つとして位置付けられ,都道府県ごとにがんに関する医療計画が作成されることとなった。
各都道府県が,医療計画を作成するにあたっては,密接に関連を有する施策との連携を図るように努めることとされ,「がん対策推進基本計画」および「都道府県がん対策推進計画」との調和が保たれるようにすることとされた。また,「疾病又は事業ごとの医療体制構築に係る指針」(2007年7月20日付け医政指発第0720001号厚生労働省医政局指導課長通知「疾病又は事業ごとの医療体制について」の別紙)における「がんの医療体制性構築に係る指針」は,がん対策の一環として体制構築が進められているがん診療連携拠点病院制度を踏まえた内容となっており,各都道府県はそれぞれの地域の中核的な医療機関としてがん診療連携拠点病院を位置付け,地域の医療連携体制の整備を進めてきている。
本稿では,がん医療の充実を図るがん対策の方向性を示し,地域のがん医療の連携体制の構築を目指しているがん診療連携拠点病院制度を概説し,地域の医療体制を整備していくための医療計画の作成について述べる。
医療法に基づく医療計画と精神疾患対策基本法(仮称)は精神科医療改革の両輪
著者: 三國雅彦
ページ範囲:P.1005 - P.1009
はじめに
2004年6月4日に閣議決定された健康寿命延長戦略としての「がん,心筋梗塞,脳卒中,糖尿病の4疾病対策10か年計画」は2005年度から各都道府県でそれぞれ策定・実施され,各地の保健医療計画に盛り込まれて今日に至っているが,この当時,これらの身体疾患にうつ病が併発することによる健康寿命の短縮や心筋梗塞にうつ病が併発すると平均余命の短縮を示唆する論文2)を根拠に,うつ病を健康寿命延長戦略に加えてもらえるように,担当の厚生労働省大臣官房技術統括審議官に繰り返し要望した。しかし,同時期に始まった自殺予防対策でうつ病対策は手当てされることを理由に,残念ながら5疾病には加えられなかった。2011年7月の社会保障審議会医療部会で,4疾病に精神疾患を加えて5疾病とする方向性が審議され,2012年3月に厚生労働大臣告示により医療計画の策定に係る方針として5疾病となることが決定されたことは誠に感慨深い。
しかし,WHOはうつ病ががん,循環器疾患とともに,死亡や生活障害という国民への疾病負担(障害調整生命年:disability-adjusted life year;DALY)が最も大きい3大疾患の1つであることを根拠に,15年前からがん,循環器疾患,うつ病を重点施策にすべきという政策提言を繰り返しており4),2010年集計のEUの最新データでも7)(約3,000万人のうつ病と600万人の認知症を含めた精神疾患のDALY評価値が全疾患の中で占める割合が男性で18%,女性では22%と最も高いことを明らかにしている。この数値はWHO Report 2002の国別のDALY評価値にあるわが国のデータとも一致している(表)8,9)。また,EUではうつ病の医療費+医療費以外の直接経費+労働損失コストが11兆円と全疾患中,最も高いことも併せて報告1)され,わが国でも同様であることが報告されている6)。
したがって,わが国では政策的重点施策として精神疾患,特に,うつ病と認知症を取り上げることに関して遅きに失してしまった。10数年に及ぶ超高水準の自死既遂をみても,東日本大震災での経験に照らしても,人々のこころに襲い掛かる巨大な心的負荷をケアできるような地域の絆とアウトリーチの必要性,専門性の高い精神科医療と多職種によるケアの重要性は明白であったにもかかわらず,実現に結び付けられずに来てしまった。それでもこのたび医療計画に取り上げられた,この千載一遇の機会に,どのように各県では具現化していくかが今,問われている。この小論ではこれまでの活動を振り返りながら,どのように進めているか,どのような困難があるかを略述したい。
研究と報告
野球観覧が血圧,心拍数および唾液中コルチゾール値に及ぼす影響
著者: 西村亜希子 , 大平哲也 , 梶浦貢 , 今野弘規 , 木山昌彦 , 北村明彦 , 岡田武夫 , 磯博康
ページ範囲:P.1011 - P.1021
抄録
【目的】スポーツ観覧が身体に与える影響については,国外を中心に報告されているが,わが国ではほとんど報告されていない。本研究は,余暇活動として一般的に行われているプロ野球観覧が身体・心理的因子に与える影響,および好みの球団によるその影響の違いを検討することを目的とした。【方法】22~70歳の男女37名(阪神ファン群:28名,他球団ファン群:9名)を対象とした。大阪府立健康科学センターにてテレビによる野球観覧(阪神vs.中日)中,15分ごとに血圧・心拍数を測定した。また,観覧前後に唾液中コルチゾールを測定した。【結果】阪神ファン群においては,観覧前に比べて,観覧中における収縮期・拡張期血圧の最高値が有意に上昇し,心拍数,および唾液中コルチゾール値は,観覧後に有意に低下した。他球団ファン群においては,観覧前に比べて観覧中における収縮期血圧,および心拍数の平均値は有意に低下し,観覧後の唾液中コルチゾール値も低下する傾向がみられた。【結論】野球観覧による心拍・血圧の反応は,好みの球団によって異なる可能性があるものの,唾液中コルチゾール値はいずれも低下した。したがって,野球観覧は心理的ストレスの軽減に有用である可能性が示唆された。
日中の幻視が「前の人」から「横の影」へとdonepezilにより変遷したレビー小体型認知症の1症例
著者: 井上弘寿 , 加藤敏
ページ範囲:P.1023 - P.1032
抄録
日中の幻視がdonepezilによって前方から側方へ移動したレビー小体型認知症の症例を経験した。前方の幻視は,在宅時の睡眠前後に多く出現し,「客」と呼称され,茶をふるまわれるなどした。一方,側方の幻視は,外出中の歩行時に現れる「人影」で,被注察感や被害感を伴い,振り向くといなかった。
幻視の場所の推移を,宮本の現象学的な空間の分析を参考に考察した。Donepezilによる注意を含む認知機能や覚醒度の改善が幻視の場所の変遷に関与すると考えたが,その際,宮本のいう空間の性質が保存されていた。つまり,前方に現れる幻視は「前」の空間の性質をもって知覚性の高い詳細な形で現れ,側方の幻視は「横」の空間の性質を帯びて「黒っぽくぼやけて」出現した。
注意機能の過剰および大脳皮質コリン系の短期間の増加によって実体的意識性が生じうることを推論し,「気づき」と受動性,被害的態度の低い順に<前方の幻視→側方の幻視→後方の実体的意識性>という移行系列を想定した。
短報
Rivastigmineにより幻視が消失したレビー小体型認知症の1例
著者: 林真紀 , 長嶋信行 , 増田慶一 , 冨田洋平 , 樽本尚文 , 萬谷昭夫 , 山下英尚 , 山脇成人
ページ範囲:P.1033 - P.1037
抄録
海外ではレビー小体型認知症(DLB)の認知症周辺症状(BPSD)に対するコリンエステラーゼ阻害剤(CheI)の有用性に関する報告が散見される。今回我々は87歳の女性,主訴が幻視のDLB患者に対してCheIを主剤に治療を行った。しかしdonepezil,galantamineでは副作用により中止せざるを得なかったが,rivastigmineパッチ剤では副作用なく治療することができ,幻視などのBPSDの改善を認めた。経口剤に比べてパッチ剤では安定した血中濃度を維持することで副作用を認めず使用できたと考えられた。本症例を通してrivastigmineはDLBのBPSD治療において第一選択のひとつとなり得ると考えた。
一過性てんかん性健忘を呈した老年期側頭葉てんかんの1例
著者: 吉原慎佑 , 吉澤門土 , 松田美夏 , 斉藤一朗 , 藤村洋太 , 阪本一剛 , 田村義之 , 千葉茂
ページ範囲:P.1039 - P.1042
抄録
症例は73歳,女性。72歳時から,一過性健忘状態や行動自動症が繰り返し出現するようになった。73歳時,両上肢の間代けいれんが出現したため,精査のために当科に入院した。Video-polysomnographyにおいて右側上肢の間代けいれんを伴う口部・行動自動症が捉えられ,また,発作時に左側脳前半部の律動性てんかん性発射が認められたことから,本症例は側頭葉てんかんと診断された。また,本症例が示した反復性の一過性健忘状態は,一過性てんかん性健忘と考えられた。老年期にみられる健忘の原因として,てんかん性病態を念頭に置くことが重要である。
私のカルテから
修正型電気けいれん療法が有効であった退行期メランコリーの1例
著者: 宇土仁木 , 中川伸 , 井上猛 , 仲唐安哉 , 亀山梨絵 , 小山司
ページ範囲:P.1043 - P.1045
はじめに
Kraepelinが提唱した退行期メランコリーは後年,疾患としての独立性が否定され,その概念は消失した。しかし近年わが国において,退行期メランコリーは妄想性障害に近い一群として見直されはじめている。今回,この退行期メランコリーの1例を経験したので報告する。なお,本稿の作成にあたっては本人,家族の了承を得たうえ,個人が特定されないよう内容を一部改変している。
Nicergolineにより思考途絶様症状と脳波異常が著明に改善した器質性妄想性障害の1例
著者: 熊谷亮 , 小松弘幸 , 木村通宏 , 一宮洋介
ページ範囲:P.1047 - P.1049
はじめに
高齢者の薬物療法に際しては,身体機能の低下や各種の合併症などから,使用できる薬物が限られることが多い。以前は,認知症の知的機能低下や精神障害・行動異常などに効果を示し,作用が穏やかで副作用も少ない薬剤として,脳循環代謝改善薬の処方が高齢者に行われていた。しかし,そのうちの多くは記憶障害への効果が疑問視され,現在までに認可を取り消されている。Nicergolineは,現在も脳循環代謝改善薬として認可されている数少ない薬剤の一つである。
今回我々は,高齢の器質性妄想性障害の患者が呈した思考途絶様症状に対し,nicergolineが著効した例を経験したので,考察を加え報告する。なお症例の記載に際しては,匿名性に配慮し変更を加えている。
挙児希望による服薬中止で急性精神病状態となった統合失調症の1例
著者: 加藤悦史 , 多羅尾陽子 , 松原桃代 , 兼本浩祐
ページ範囲:P.1051 - P.1053
はじめに
妊娠中の抗精神病薬の服薬についてはさまざまな議論4~6)があり,統一した見解は得られていない。今回我々は,過去3年間ほぼ無症状に経過していた統合失調症女性患者が挙児希望に伴い本人,家族の強い希望で服薬中止としたところ,中止後7か月目に急性精神病状態となった1例を経験した。若干の考察を加えて報告する。なお匿名性に配慮し個人が特定されないよう論旨に影響のない範囲で改変を施し,症例報告に際し本人より同意を得ている。
書評
―宮脇 稔 編著 百田 功,山崎勢津子 著―精神科リハビリテーションの流儀 フリーアクセス
著者: 野中猛
ページ範囲:P.976 - P.976
精神科デイケアは,わが国のリハビリテーション活動として,今や主要な舞台になっている。精神科病院の歴史,診療報酬制度,交通事情,住居の狭さなど日本独自のさまざまな要因から,わが国の現代では,医療から地域生活への道筋,職員と利用者の交流,利用者の主体性の回復,リカバリーの過程などが精神科デイケアにおいて明らかにされ,就労支援,家族支援,地域づくりなど,多様な活動の拠点となっている。
学会などでは,「評価・プログラム・ニーズ」を合言葉のように,能力の評価,かかわりの明確さ,成果や変化の数量化が目指される。しかし,どうもそれだけではない感触がある。デイケアやデイナイトケアでは,丸一日をともに過ごすために,実にさまざまな出来事が起こるし,診察室では見えない言動にお目にかかる。スタッフも,利用者と専門職との関係を越えた間柄におちいる。とても論理的な形におさまらない。
―David A. Brent,Kimberly D. Poling,Tina R. Goldstein 著 高橋祥友 訳―思春期・青年期のうつ病治療と自殺予防 フリーアクセス
著者: 今村芳博
ページ範囲:P.1022 - P.1022
日本の自殺死亡は1990年代以降,中高年男性が中核を占めているが,最近の警察庁統計を元にした報道によれば,2011年には10~20歳代の自殺が増加している。東日本大震災の影響を受けた昨年4月以降の大学生の就職率が過去最低となるなど,その背景には雇用情勢の悪化があるという。社会構造変化の際に20歳代男性の自殺死亡率が増加するのは世界的傾向と言われる。現代は若い世代が即戦力としての働きを要求されるなど厳しい状況であるというが,社会的な要請の変質は,個人の心理的発達課題を一層複雑で達成し難いものとする。そうした時期に原著の出版から間を置かずして本書が訳出されたことは大変意義深い。
米国ではBeckがうつ病への認知療法を1979年に出版して以来,認知療法を思春期患者に応用する試みがなされてきた。著者の1人,David A. Brentが思春期のうつ病と自殺について研究を始め,ピッツバーグ大学医学部にポストを得たのは1982年であった。当時,「私たちのアプローチは無知と恐怖で満ちていた」というように,それらに対して経験的に実証された治療法はなく,救急受診したどの自殺未遂者を帰宅させてよいか,自殺未遂が反復される危険について評価することすらできなかった。そこからティーンエイジャーの自殺予防プログラムを開設し,「危機にあるティーンエイジャーのためのサービス(Service for Teens at Risk;STAR)センター」として活動を続けてきた。その基本的治療は,従来の臨床的知見と認知行動療法(cognitive-behavioral therapy;CBT)を統合した包括的なものである。それに最近注目されている弁証法的行動療法(dialectical behavior therapy;DBT)の要素も取り入れている。その中心概念は協同的経験主義である。すなわち,セラピストと患者は一致協力して,問題解決に向けて努力していく姿勢が強調されている。評価,治療段階の設定,安全計画,治療関係の構築,心理教育と目標設定,連鎖分析,治療計画,新たなスキルの獲得,スキルの応用と一般化の練習,好調の維持について,具体的かつ詳細に解説されているため本書は大変理解しやすい。印象的なのは連鎖分析で,問題行動の引き金になった出来事やそれに関与する要因を思春期患者が明確に語ることはできないところを,「どのような行為も妥当な理由があって起きている」という視点に立ち,コマ送りのように行動を分析し,危険因子と保護因子,効果的な介入方法について検討することができる。ツールとしてのCBTを有効活用する際の大きな助けとなる。DBTではスキル教育の集団療法を設定し,電話によるコンサルテーションなども行うため,日本では運用し難い部分もある。また,症例によっては,言語化能力が低かったり,強度の緘黙があったりするので,すべてに応用可能とはいえないだろうが,本書のアプローチであれば思春期のうつ病に限らずとも日々の診療から少しずつ始められそうだ。
動き
「第20回国際児童思春期精神医学学会(IACAPAP)」印象記
著者: 井上かな , 井上弘寿 , 阿部隆明 , 加藤敏
ページ範囲:P.1055 - P.1056
2012年7月21日からの5日間,パリの凱旋門に程近いパレ・ド・コングレで,第20回国際児童思春期精神医学学会(IACAPAP)が開催された。主催はフランス児童思春期精神医学学会だが,実質的な責任者はDavid Cohen氏(Salpêtrière病院児童精神科科長,Pierre et Marie Curie大学教授)である。氏は,自閉症研究を精力的に進め,2011年に東京で開催された日仏医学会にてフランスにおける自閉症研究について大変刺激的な特別講演を行っている(大島一成,加藤敏:「日仏医学コロック2011」印象記.精神医学54:440-441, 2012参照)。
今回の国際児童思春期精神医学学会の参加者は2,000名を超え,日本からの参加者は100名を優に超えた。参加者が最も多かった国はもちろん開催国であるフランスであるが,2番目に参加者が多かったのはなんと日本であったという。参加者(医師,臨床心理士,PSWなど)についてもう一つ驚くべきことは,女性の多さであった。参加者の半数程度が女性であったような印象を受けた。
学会告知板
ぐんま人間学・精神病理アカデミー・2012―基本テーマ「愛の秩序ordo amoris」 フリーアクセス
ページ範囲:P.1032 - P.1032
ぐんま人間学・精神病理アカデミーは,精神医学に本来あるべき全人間的な見方と,バランスのとれた臨床技術を育む目的で設立されました。少人数の親しい雰囲気のなかで精神病理学,心理学,哲学,神学,歴史,社会,芸術などの教養,症候学,診断学を学ぶ場を提供することを目的としています。
期間 2012年11月24日(土)10時~18時30分
場所 群馬県高崎市稲荷台136 群馬病院内カンファレンス・ルーム
論文公募のお知らせ
テーマ:「東日本大震災を誘因とした症例報告」 フリーアクセス
ページ範囲:P.975 - P.975
「精神医学」誌では,「東日本大震災を誘因とした症例報告」(例:統合失調症,感情障害,アルコール依存症の急性増悪など)を募集しております。先生方の経験された貴重なご経験をぜひとも論文にまとめ,ご報告ください。締め切りはございません。随時受け付けております。
ご論文は,「精神医学」誌編集委員の査読を受けていただいたうえで掲載となりますこと,ご了承ください。
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今月の書籍 フリーアクセス
ページ範囲:P.1058 - P.1058
次号予告 フリーアクセス
ページ範囲:P.1057 - P.1057
投稿規定 フリーアクセス
ページ範囲:P.1059 - P.1060
著作財産権譲渡同意書 フリーアクセス
ページ範囲:P.1061 - P.1061
編集後記 フリーアクセス
著者:
ページ範囲:P.1062 - P.1062
本年6月に,厚生労働省(以下,厚労省)は健康寿命を男性が70.42歳,女性が73.62歳であると発表しましたが,平均寿命は男性が79.55歳,女性が86.30歳であり,団塊の世代も今年から高齢者の仲間入りをしますので,この健康寿命をこころのケアの充実と地域の再生により延長させることができるかに国の存亡がかかっております。このために厚生労働大臣は本年3月に従来の4疾病に精神疾患を加えて,医療法に基づく医療計画を策定する方針を決定し,各都道府県は2013年度実施に向けてその策定を急いでおります。
今月号の特集はまさにこの精神疾患の地域医療計画策定であり,医療計画の厚労省通知内容の作成に直接あたられた担当官からは財政的な基盤も含めた医療計画について解説いただき,また,厚労科研事業でレセプトデータを基にNational Databaseを作成しておられる先生方からはその活用法を解説いただきました。一方,医療計画策定に直接参加しておられる先生からはこの厚労省通知を医療の側でどう読み解き,医療計画策定過程での各機関,団体,職能間の合意形成のための協議の場をどう設定するかを指摘していただき,また,先行しているがんの医療計画についても,がん対策基本法の推進基本計画の5年ごとの見直しが医療法に基づく医療計画に反映される様子を明確にしていただくとともに,行政の講ずる施策が現場の実情に沿ったものとなるように,臨床にあるものが一致して提言していく責務についてもご指摘いただきました。今後,実態調査や改革の進捗状況評価を繰り返しながら,医療計画を5年ごとに見直し,必要な改革を地域ごとに確実に進めることで,精神科医療改革の道筋が見えてきており,わが国の精神医学界が精神科医療の在り方を論じつつ,行き詰まっていた数年の間に,現実のほうでは改革の歯車が銀河の動きのように確実に動いているといえます。
基本情報
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特集 精神医療・精神医学の組織文化のパラダイムシフト
65巻1号(2023年1月発行)
特集 精神医学における臨床研究のすゝめ—わが国で行われたさまざまな精神医学臨床研究を参考にして
64巻12号(2022年12月発行)
特集 死別にまつわる心理的苦痛—背景理論からケアおよびマネジメントまで
64巻11号(2022年11月発行)
特集 ひきこもりの理解と支援
64巻10号(2022年10月発行)
特集 精神・神経疾患に併存する過眠の背景病態と治療マネジメント
64巻9号(2022年9月発行)
特集 学校で精神疾患を「自分のこと」として教育する
64巻8号(2022年8月発行)
特集 ジェンダーをめぐる諸課題を理解する
64巻7号(2022年7月発行)
特集 Withコロナ時代の精神医学教育の進歩—卒前教育から生涯教育まで
64巻6号(2022年6月発行)
特集 認知症診療の新潮流—近未来の認知症診療に向けて
64巻5号(2022年5月発行)
増大号特集 精神科診療のピットフォール
64巻4号(2022年4月発行)
特集 家族支援を考える
64巻3号(2022年3月発行)
特集 精神神経疾患の治療とQOL
64巻2号(2022年2月発行)
特集 精神科におけるオンライン診療
64巻1号(2022年1月発行)
特集 超高齢期の精神疾患
63巻12号(2021年12月発行)
特集 うつ病のニューロモデュレーション治療の新展開
63巻11号(2021年11月発行)
特集 「実感と納得」に向けた病気と治療の伝え方
63巻10号(2021年10月発行)
特集 統合失調症の心理社会的治療—どのように使い分け,効果を最大化するか
63巻9号(2021年9月発行)
特集 産業精神保健の現状と課題
63巻8号(2021年8月発行)
特集 認知症診療における精神科医の役割を再考する
63巻7号(2021年7月発行)
特集 自殺の現状と予防対策—COVID-19の影響も含めて
63巻6号(2021年6月発行)
特集 強迫についてあらためて考える
63巻5号(2021年5月発行)
増大号特集 精神科クリニカル・パール—先達に学ぶ
63巻4号(2021年4月発行)
特集 精神医療に関する疫学のトピック—記述疫学,リスク研究からコホート研究まで
63巻3号(2021年3月発行)
特集 サイコーシスとは何か—概念,病態生理,診断・治療における意義
63巻2号(2021年2月発行)
特集 いじめと精神医学
63巻1号(2021年1月発行)
特集 新型コロナウイルス感染症ただなかの精神医療
62巻12号(2020年12月発行)
特集 身体症状症の病態と治療—器質因がはっきりしない身体症状をどう扱うか?
62巻11号(2020年11月発行)
特集 若年性認知症の疫学・臨床・社会支援
62巻10号(2020年10月発行)
特集 精神科臨床における共同意思決定(SDM)
62巻9号(2020年9月発行)
特集 周産期メンタルヘルスの今
62巻8号(2020年8月発行)
特集 精神科医療における病名告知—伝えるか,伝えるべきでないか?伝えるなら,いつ,どのように伝えるか?
62巻7号(2020年7月発行)
特集 「大人の発達障害」をめぐる最近の動向
62巻6号(2020年6月発行)
特集 精神科診断分類の背景にある考え方
62巻5号(2020年5月発行)
増大号特集 精神科診療のエビデンス—国内外の重要ガイドライン解説
62巻4号(2020年4月発行)
特集 ベンゾジアゼピン受容体作動薬の問題点と適正使用
62巻3号(2020年3月発行)
特集 精神医学・医療の未来を拓く人材育成
62巻2号(2020年2月発行)
特集 発達障害と認知症をめぐって
62巻1号(2020年1月発行)
特集 SUN☺D臨床試験のインパクト—日本初の医師主導型抗うつ薬大規模臨床試験から学ぶ
61巻12号(2019年12月発行)
特集 精神疾患における病識・疾病認識—治療における意義
61巻11号(2019年11月発行)
特集 医療現場での怒り—どのように評価しどのように対応するべきか
61巻10号(2019年10月発行)
特集 トラウマインフォームドケアと小児期逆境体験
61巻9号(2019年9月発行)
特集 高齢者の精神科救急・急性期医療
61巻8号(2019年8月発行)
特集 光と精神医学
61巻7号(2019年7月発行)
特集 今再び問う,内因性精神疾患と心因性精神疾患の概念
61巻6号(2019年6月発行)
特集 マインドフルネス療法は他の精神療法と何が違うのか?
61巻5号(2019年5月発行)
特集 精神医学における主観と主体
61巻4号(2019年4月発行)
特集 統合失調症の治療ゴールをめぐって
61巻3号(2019年3月発行)
特集 ICD-11のチェックポイント
61巻2号(2019年2月発行)
オピニオン パーソナリティ障害の現在
61巻1号(2019年1月発行)
特集 高齢者のメンタルヘルス
60巻12号(2018年12月発行)
特集 精神科臨床から何を学び,何を継承し,精神医学を改革・改良できたか(Ⅱ)
60巻11号(2018年11月発行)
特集 精神科臨床から何を学び,何を継承し,精神医学を改革・改良できたか(Ⅰ)
60巻10号(2018年10月発行)
特集 こころの発達の問題に関する“古典”をふりかえる
60巻9号(2018年9月発行)
特集 不眠症の治療と睡眠薬
60巻8号(2018年8月発行)
特集 作業療法を活用するには
60巻7号(2018年7月発行)
特集 双極Ⅱ型をめぐる諸問題
60巻6号(2018年6月発行)
特集 医療・医学の課題としての身体合併症
60巻5号(2018年5月発行)
特集 サイコオンコロジー
60巻4号(2018年4月発行)
特集 精神科診療におけるてんかん
60巻3号(2018年3月発行)
特集 せん妄をめぐる最近の動向
60巻2号(2018年2月発行)
特集 多様なアディクションとその対応
60巻1号(2018年1月発行)
特集 Research Domain Criteria(RDoC)プロジェクトの目指す新たな精神医学診断・評価システム
59巻12号(2017年12月発行)
特集 「統合失調症」再考(Ⅱ)
59巻11号(2017年11月発行)
特集 「統合失調症」再考(Ⅰ)
59巻10号(2017年10月発行)
59巻9号(2017年9月発行)
特集 精神疾患の生物学的診断指標—現状と開発研究の展望
59巻8号(2017年8月発行)
特集 国連障害者権利条約と権利ベースのアプローチ
59巻7号(2017年7月発行)
特集 MRIのT2・FLAIR画像での白質高信号の意味を読み解く
59巻6号(2017年6月発行)
特集 精神医学と睡眠学の接点
59巻5号(2017年5月発行)
特集 認知行動療法の現在とこれから—医療現場への普及と質の確保に向けて
59巻4号(2017年4月発行)
特集 改正道路交通法と医療の視点
59巻3号(2017年3月発行)
特集 ADHDをめぐる最近の動向
59巻2号(2017年2月発行)
オピニオン 精神科医にとっての薬物療法の意味
59巻1号(2017年1月発行)
特集 インターネット依存の現在
58巻12号(2016年12月発行)
58巻11号(2016年11月発行)
特集 認知症の人の認知機能障害,生活障害,行動・心理症状の構造
58巻10号(2016年10月発行)
58巻9号(2016年9月発行)
特集 精神科臨床にみる家庭・家族の現在—何が変わり何が変わらないのか?
58巻8号(2016年8月発行)
58巻7号(2016年7月発行)
特集 精神疾患の予防と早期治療アップデート
58巻6号(2016年6月発行)
58巻5号(2016年5月発行)
特集 成人の自閉スペクトラム症とライフステージの課題
58巻4号(2016年4月発行)
58巻3号(2016年3月発行)
58巻2号(2016年2月発行)
特集 妊娠・出産・育児とメンタルヘルスケア
58巻1号(2016年1月発行)
特集 社会認知研究の最近の動向
57巻12号(2015年12月発行)
57巻11号(2015年11月発行)
シンポジウム 家族と当事者からみた精神科医療・精神医学
57巻10号(2015年10月発行)
特集 精神医学と神経学の境界領域—最近のトピックスから
57巻9号(2015年9月発行)
特集 統合失調症の認知機能障害の臨床的意義
57巻8号(2015年8月発行)
オピニオン DSM-5—私はこう思う
57巻7号(2015年7月発行)
特集 自殺対策の現状
57巻6号(2015年6月発行)
57巻5号(2015年5月発行)
57巻4号(2015年4月発行)
特集 リエゾン精神医学の現状と今後の展望(Ⅱ)
57巻3号(2015年3月発行)
特集 リエゾン精神医学の現状と今後の展望(Ⅰ)
57巻2号(2015年2月発行)
57巻1号(2015年1月発行)
特集 今後の産業精神保健の課題—近年の行政施策の動向をふまえて
56巻12号(2014年12月発行)
56巻11号(2014年11月発行)
56巻10号(2014年10月発行)
特集 良質かつ適切な医療の提供—改正精神保健福祉法41条の具体化
56巻9号(2014年9月発行)
特集 うつ病の早期介入,予防(Ⅱ)
56巻8号(2014年8月発行)
特集 うつ病の早期介入,予防(Ⅰ)
56巻7号(2014年7月発行)
56巻6号(2014年6月発行)
56巻5号(2014年5月発行)
特集 大学生とメンタルヘルス―保健管理センターのチャレンジ
56巻4号(2014年4月発行)
56巻3号(2014年3月発行)
56巻2号(2014年2月発行)
56巻1号(2014年1月発行)
55巻12号(2013年12月発行)
55巻11号(2013年11月発行)
特集 アンチスティグマ活動の新しい転機Ⅱ
55巻10号(2013年10月発行)
特集 アンチスティグマ活動の新しい転機Ⅰ
55巻9号(2013年9月発行)
オピニオン 精神科医にとっての精神療法の意味
55巻8号(2013年8月発行)
特集 職場のメンタルヘルスと復職支援─その効果的な利用のために
55巻7号(2013年7月発行)
55巻6号(2013年6月発行)
55巻5号(2013年5月発行)
55巻4号(2013年4月発行)
55巻3号(2013年3月発行)
特集 SST最近の進歩と広がり
55巻2号(2013年2月発行)
55巻1号(2013年1月発行)
54巻12号(2012年12月発行)
54巻11号(2012年11月発行)
特集 アルコール・薬物関連障害
54巻10号(2012年10月発行)
特集 医療法に基づく精神疾患の地域医療計画策定
54巻9号(2012年9月発行)
54巻8号(2012年8月発行)
54巻7号(2012年7月発行)
54巻6号(2012年6月発行)
54巻5号(2012年5月発行)
54巻4号(2012年4月発行)
オピニオン マインドフルネス/アクセプタンス認知行動療法と森田療法
54巻3号(2012年3月発行)
オピニオン 認知症の終末期医療の対応:現状と課題―尊厳をどう守るか
54巻2号(2012年2月発行)
特集 障害者権利条約批准に係る国内法の整備:今後の精神科医療改革への萌芽
54巻1号(2012年1月発行)
53巻12号(2011年12月発行)
シンポジウム 精神医学研究の到達点と展望
53巻11号(2011年11月発行)
特集 震災時の避難大作戦:精神科編
53巻10号(2011年10月発行)
特集 裁判員制度と精神鑑定
53巻9号(2011年9月発行)
53巻8号(2011年8月発行)
特集 性同一性障害(GID)
53巻7号(2011年7月発行)
53巻6号(2011年6月発行)
53巻5号(2011年5月発行)
特集 成人てんかんの国際分類と医療の現状
53巻4号(2011年4月発行)
シンポジウム 気分障害の生物学的研究の最新動向─DSM,ICD改訂に向けて
53巻3号(2011年3月発行)
53巻2号(2011年2月発行)
特集 統合失調症の予後改善に向けての新たな戦略
53巻1号(2011年1月発行)
52巻12号(2010年12月発行)
52巻11号(2010年11月発行)
52巻10号(2010年10月発行)
特集 高次脳機能障害をめぐって
52巻9号(2010年9月発行)
52巻8号(2010年8月発行)
52巻7号(2010年7月発行)
52巻6号(2010年6月発行)
52巻5号(2010年5月発行)
特集 児童期における精神疾患の非定型性―成人期の精神疾患と対比して
52巻4号(2010年4月発行)
特集 内因性精神疾患の死後脳研究
52巻3号(2010年3月発行)
特集 総合病院精神科衰退の危機と総合病院精神医学会の果たすべき役割
52巻2号(2010年2月発行)
52巻1号(2010年1月発行)
51巻12号(2009年12月発行)
51巻11号(2009年11月発行)
特集 現代の自殺をめぐる話題
51巻10号(2009年10月発行)
特集 若年性認知症をめぐる諸問題
51巻9号(2009年9月発行)
51巻8号(2009年8月発行)
51巻7号(2009年7月発行)
特集 精神疾患と睡眠マネージメント―最新の知見
51巻6号(2009年6月発行)
51巻5号(2009年5月発行)
51巻4号(2009年4月発行)
シンポジウム うつ病と自殺に医師はどう対応するのか―医師臨床研修並びに生涯研修における精神科の役割
51巻3号(2009年3月発行)
特集 社会脳をめぐって
51巻2号(2009年2月発行)
シンポジウム 統合失調症の脳科学
51巻1号(2009年1月発行)
50巻12号(2008年12月発行)
特集 Assertive Community Treatment(ACT)は日本の地域精神医療の柱になれるか?
50巻11号(2008年11月発行)
50巻10号(2008年10月発行)
50巻9号(2008年9月発行)
50巻8号(2008年8月発行)
特集 成人期のアスペルガー症候群・Ⅱ
50巻7号(2008年7月発行)
特集 成人期のアスペルガー症候群・Ⅰ
50巻6号(2008年6月発行)
特集 疲労と精神障害―ストレス-疲労-精神障害について
50巻5号(2008年5月発行)
50巻4号(2008年4月発行)
50巻3号(2008年3月発行)
特集 精神疾患に対する早期介入の現状と将来
50巻2号(2008年2月発行)
50巻1号(2008年1月発行)
特集 精神医学的コミュニケーションとは何か―精神科専門医を目指す人のために
49巻12号(2007年12月発行)
49巻11号(2007年11月発行)
シンポジウム ストレスと精神生物学―新しい診断法を目指して
49巻10号(2007年10月発行)
49巻9号(2007年9月発行)
特集 「緩和ケアチーム」―精神科医に期待すること,精神科医ができること
49巻8号(2007年8月発行)
49巻7号(2007年7月発行)
特集 レビー小体型認知症をめぐって
49巻6号(2007年6月発行)
49巻5号(2007年5月発行)
特集 睡眠と精神医学:「睡眠精神医学」の推進
49巻4号(2007年4月発行)
49巻3号(2007年3月発行)
特集 統合失調症と感情障害の補助診断法の最近の進歩
49巻2号(2007年2月発行)
49巻1号(2007年1月発行)
シンポジウム 児童思春期の攻撃性・衝動性の理解と援助-ライフサイクルの視点から考える
48巻12号(2006年12月発行)
シンポジウム 気分障害治療の新たな展開
48巻11号(2006年11月発行)
48巻10号(2006年10月発行)
48巻9号(2006年9月発行)
特集 新医師臨床研修制度に基づく精神科ローテート研修の評価
48巻8号(2006年8月発行)
48巻7号(2006年7月発行)
48巻6号(2006年6月発行)
特集 オグメンテーション療法か,多剤併用療法か
48巻5号(2006年5月発行)
シンポジウム MCIとLNTDをめぐって
48巻4号(2006年4月発行)
48巻3号(2006年3月発行)
特集 災害精神医学の10年―経験から学ぶ
48巻2号(2006年2月発行)
48巻1号(2006年1月発行)
47巻12号(2005年12月発行)
シンポジウム 精神医療システムの改革:その理念とエビデンス
47巻11号(2005年11月発行)
特集 電気けいれん療法
47巻10号(2005年10月発行)
47巻9号(2005年9月発行)
47巻8号(2005年8月発行)
特集 リエゾン精神医学の現状と課題
47巻7号(2005年7月発行)
47巻6号(2005年6月発行)
47巻5号(2005年5月発行)
47巻4号(2005年4月発行)
47巻3号(2005年3月発行)
47巻2号(2005年2月発行)
特集 時代による精神疾患の病像変化
47巻1号(2005年1月発行)
46巻12号(2004年12月発行)
46巻11号(2004年11月発行)
46巻10号(2004年10月発行)
特集 精神科医療における介護保険制度
46巻9号(2004年9月発行)
46巻8号(2004年8月発行)
シンポジウム 精神障害治療の新展開
46巻7号(2004年7月発行)
46巻6号(2004年6月発行)
特集 精神科医療における危機介入
46巻5号(2004年5月発行)
46巻4号(2004年4月発行)
46巻3号(2004年3月発行)
46巻2号(2004年2月発行)
46巻1号(2004年1月発行)
特集 臨床心理技術者の国家資格化についての主張
45巻12号(2003年12月発行)
特集 統合失調症と認知機能―最近の話題
45巻11号(2003年11月発行)
特集 ICFと精神医学
45巻10号(2003年10月発行)
特集 新医師臨床研修制度における精神科研修はどうあるべきか
45巻9号(2003年9月発行)
45巻8号(2003年8月発行)
シンポジウム 痴呆症とパーキンソン病研究の新展開―原因分子の発見をてがかりとして
45巻7号(2003年7月発行)
45巻6号(2003年6月発行)
特集 統合失調症とは何か―Schizophrenia概念の変遷
45巻5号(2003年5月発行)
45巻4号(2003年4月発行)
特集 新医師臨床研修制度の課題―求められる医師像と精神科卒後教育の役割
45巻3号(2003年3月発行)
特集 ひきこもりの病理と診断・治療
45巻2号(2003年2月発行)
45巻1号(2003年1月発行)
44巻12号(2002年12月発行)
シンポジウム WHO精神保健レポートと日本の課題
44巻11号(2002年11月発行)
特集 精神疾患の脳画像解析と臨床応用の将来
44巻10号(2002年10月発行)
44巻9号(2002年9月発行)
44巻8号(2002年8月発行)
特集 精神疾患と認知機能
44巻7号(2002年7月発行)
特別企画 WPA 2002 横浜大会に期待する
44巻6号(2002年6月発行)
特集 司法精神医学の今日的課題
44巻5号(2002年5月発行)
44巻4号(2002年4月発行)
44巻3号(2002年3月発行)
特集 新しい向精神薬の薬理・治療
44巻2号(2002年2月発行)
44巻1号(2002年1月発行)
43巻12号(2001年12月発行)
43巻11号(2001年11月発行)
特集 青少年犯罪と精神医学
43巻10号(2001年10月発行)
シンポジウム 精神分裂病の心理社会的治療の進歩
43巻9号(2001年9月発行)
43巻8号(2001年8月発行)
43巻7号(2001年7月発行)
43巻6号(2001年6月発行)
特集 社会構造の変化と高齢者問題
43巻5号(2001年5月発行)
特別企画 薬物依存者に対する精神保健・精神科医療体制
43巻4号(2001年4月発行)
43巻3号(2001年3月発行)
43巻2号(2001年2月発行)
特集 今,なぜ病跡学か
43巻1号(2001年1月発行)
42巻12号(2000年12月発行)
シンポジウム ライフサイクルと睡眠障害
42巻11号(2000年11月発行)
42巻10号(2000年10月発行)
特集 職場の精神保健
42巻9号(2000年9月発行)
42巻8号(2000年8月発行)
42巻7号(2000年7月発行)
42巻6号(2000年6月発行)
42巻5号(2000年5月発行)
特集 精神疾患の発病規定因子
42巻4号(2000年4月発行)
42巻3号(2000年3月発行)
特別企画 精神医学,医療の将来
42巻2号(2000年2月発行)
シンポジウム 新しい精神医学の構築—21世紀への展望
42巻1号(2000年1月発行)
41巻12号(1999年12月発行)
特集 児童精神科医療の課題
41巻11号(1999年11月発行)
41巻10号(1999年10月発行)
41巻9号(1999年9月発行)
41巻8号(1999年8月発行)
41巻7号(1999年7月発行)
41巻6号(1999年6月発行)
特集 治療抵抗性の精神障害とその対応
41巻5号(1999年5月発行)
41巻4号(1999年4月発行)
41巻3号(1999年3月発行)
41巻2号(1999年2月発行)
41巻1号(1999年1月発行)
特集 記憶障害の臨床
40巻12号(1998年12月発行)
シンポジウム がん,臓器移植とリエゾン精神医学—チーム医療における心のケア
40巻11号(1998年11月発行)
40巻10号(1998年10月発行)
40巻9号(1998年9月発行)
40巻8号(1998年8月発行)
シンポジウム 災害のもたらすもの—阪神・淡路大震災復興期のメンタルヘルス
40巻7号(1998年7月発行)
40巻6号(1998年6月発行)
40巻5号(1998年5月発行)
特集 アジアにおける最近の精神医学事情
40巻4号(1998年4月発行)
40巻3号(1998年3月発行)
40巻2号(1998年2月発行)
特集 精神病像を伴う躁うつ病および分裂感情障害の位置づけ—生物学的マーカーと診断・治療
40巻1号(1998年1月発行)
39巻12号(1997年12月発行)
39巻11号(1997年11月発行)
特集 精神科における合理的薬物選択アルゴリズム
39巻10号(1997年10月発行)
39巻9号(1997年9月発行)
39巻8号(1997年8月発行)
シンポジウム スーパービジョンとコンサルテーション—地域精神医療の方法
39巻7号(1997年7月発行)
39巻6号(1997年6月発行)
39巻5号(1997年5月発行)
特集 学校精神保健—教育との連携の実際
39巻4号(1997年4月発行)
39巻3号(1997年3月発行)
39巻2号(1997年2月発行)
39巻1号(1997年1月発行)
38巻12号(1996年12月発行)
シンポジウム 痴呆の薬物療法の最前線—向知性薬の臨床と基礎
38巻11号(1996年11月発行)
特集 精神医学における分子生物学的研究
38巻10号(1996年10月発行)
38巻9号(1996年9月発行)
38巻8号(1996年8月発行)
38巻7号(1996年7月発行)
38巻6号(1996年6月発行)
38巻5号(1996年5月発行)
特集 精神病理学の方法論—記述か計量か
38巻4号(1996年4月発行)
38巻3号(1996年3月発行)
38巻2号(1996年2月発行)
38巻1号(1996年1月発行)
37巻12号(1995年12月発行)
37巻11号(1995年11月発行)
37巻10号(1995年10月発行)
37巻9号(1995年9月発行)
37巻8号(1995年8月発行)
特集 外来精神科医療の現状と課題
37巻7号(1995年7月発行)
特集 阪神・淡路大震災—現場からの報告
37巻6号(1995年6月発行)
37巻5号(1995年5月発行)
37巻4号(1995年4月発行)
37巻3号(1995年3月発行)
37巻2号(1995年2月発行)
37巻1号(1995年1月発行)
特集 分裂病者の社会復帰—新しい展開
36巻12号(1994年12月発行)
シンポジウム アルツハイマー型痴呆の診断をめぐって
36巻11号(1994年11月発行)
36巻10号(1994年10月発行)
36巻9号(1994年9月発行)
36巻8号(1994年8月発行)
36巻7号(1994年7月発行)
36巻6号(1994年6月発行)
特集 精神医学と生物科学のクロストーク
36巻5号(1994年5月発行)
特集 精神疾患の新しい診断分類
36巻4号(1994年4月発行)
36巻3号(1994年3月発行)
36巻2号(1994年2月発行)
36巻1号(1994年1月発行)
特集 精神科治療の奏効機序
35巻12号(1993年12月発行)
35巻11号(1993年11月発行)
35巻10号(1993年10月発行)
35巻9号(1993年9月発行)
35巻8号(1993年8月発行)
シンポジウム 精神障害者の権利と能力—精神医学的倫理のジレンマ
35巻7号(1993年7月発行)
35巻6号(1993年6月発行)
35巻5号(1993年5月発行)
35巻4号(1993年4月発行)
特集 現代日本の社会精神病理
35巻3号(1993年3月発行)
35巻2号(1993年2月発行)
特集 加齢に関する精神医学的な問題
35巻1号(1993年1月発行)
34巻12号(1992年12月発行)
特集 精神科領域におけるインフォームド・コンセント
34巻11号(1992年11月発行)
34巻10号(1992年10月発行)
34巻9号(1992年9月発行)
34巻8号(1992年8月発行)
特集 薬物依存の臨床
34巻7号(1992年7月発行)
34巻6号(1992年6月発行)
34巻5号(1992年5月発行)
34巻4号(1992年4月発行)
34巻3号(1992年3月発行)
シンポジウム 境界例の診断と治療
34巻2号(1992年2月発行)
34巻1号(1992年1月発行)
33巻12号(1991年12月発行)
特集 不安の病理
33巻11号(1991年11月発行)
33巻10号(1991年10月発行)
33巻9号(1991年9月発行)
33巻8号(1991年8月発行)
33巻7号(1991年7月発行)
33巻6号(1991年6月発行)
33巻5号(1991年5月発行)
33巻4号(1991年4月発行)
33巻3号(1991年3月発行)
33巻2号(1991年2月発行)
特集 精神科領域におけるレセプター機能の研究の進歩
33巻1号(1991年1月発行)
32巻12号(1990年12月発行)
シンポジウム 「うつ」と睡眠
32巻11号(1990年11月発行)
32巻10号(1990年10月発行)
32巻9号(1990年9月発行)
32巻8号(1990年8月発行)
特集 精神疾患の現代的病像をめぐって
32巻7号(1990年7月発行)
32巻6号(1990年6月発行)
特集 精神分裂病の生物学的研究
32巻5号(1990年5月発行)
32巻4号(1990年4月発行)
32巻3号(1990年3月発行)
特集 向精神薬の見逃されやすい副作用と対策
32巻2号(1990年2月発行)
32巻1号(1990年1月発行)
31巻12号(1989年12月発行)
31巻11号(1989年11月発行)
31巻10号(1989年10月発行)
シンポジウム 精神障害者の責任能力
31巻9号(1989年9月発行)
31巻8号(1989年8月発行)
31巻7号(1989年7月発行)
31巻6号(1989年6月発行)
特集 現代社会と家族—諸病態との関連から
31巻5号(1989年5月発行)
31巻4号(1989年4月発行)
31巻3号(1989年3月発行)
31巻2号(1989年2月発行)
31巻1号(1989年1月発行)
特集 サーカディアンリズム—基礎から臨床へ
30巻12号(1988年12月発行)
30巻11号(1988年11月発行)
シンポジウム 痴呆とパーキンソニズム
30巻10号(1988年10月発行)
30巻9号(1988年9月発行)
特集 世界の精神科医療の動向
30巻8号(1988年8月発行)
30巻7号(1988年7月発行)
30巻6号(1988年6月発行)
シンポジウム 地域ケアと精神保健
30巻5号(1988年5月発行)
30巻4号(1988年4月発行)
創刊30周年記念特集 精神医学—最近の進歩 第2部
30巻3号(1988年3月発行)
創刊30周年記念特集 精神医学—最近の進歩 第1部
30巻2号(1988年2月発行)
30巻1号(1988年1月発行)
29巻12号(1987年12月発行)
特集 躁うつ病とセロトニン
29巻11号(1987年11月発行)
29巻10号(1987年10月発行)
29巻9号(1987年9月発行)
29巻8号(1987年8月発行)
29巻7号(1987年7月発行)
29巻6号(1987年6月発行)
29巻5号(1987年5月発行)
29巻4号(1987年4月発行)
29巻3号(1987年3月発行)
29巻2号(1987年2月発行)
29巻1号(1987年1月発行)
特集 老年精神医学
28巻12号(1986年12月発行)
28巻11号(1986年11月発行)
特集 脳の働きと心―大脳の機能をめぐって
28巻10号(1986年10月発行)
28巻9号(1986年9月発行)
28巻8号(1986年8月発行)
28巻7号(1986年7月発行)
28巻6号(1986年6月発行)
28巻5号(1986年5月発行)
28巻4号(1986年4月発行)
28巻3号(1986年3月発行)
28巻2号(1986年2月発行)
特集 現代の子供—心身の発達とその病理—東京都精神医学総合研究所 第13回シンボジウムから
28巻1号(1986年1月発行)
27巻12号(1985年12月発行)
特集 摂食障害の心理と治療
27巻11号(1985年11月発行)
27巻10号(1985年10月発行)
27巻9号(1985年9月発行)
27巻8号(1985年8月発行)
27巻7号(1985年7月発行)
27巻6号(1985年6月発行)
特集 前頭葉の神経心理学
27巻5号(1985年5月発行)
特集 精神分裂病の成因と治療—東京都精神医学総合研究所 第12回シンポジウムから
27巻4号(1985年4月発行)
27巻3号(1985年3月発行)
27巻2号(1985年2月発行)
特集 睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)―その病態と臨床
27巻1号(1985年1月発行)
26巻12号(1984年12月発行)
26巻11号(1984年11月発行)
26巻10号(1984年10月発行)
26巻9号(1984年9月発行)
26巻8号(1984年8月発行)
26巻7号(1984年7月発行)
特集 側頭葉障害における言語症状
26巻6号(1984年6月発行)
26巻5号(1984年5月発行)
26巻4号(1984年4月発行)
26巻3号(1984年3月発行)
26巻2号(1984年2月発行)
特集 DSM-III—その有用性と問題点
26巻1号(1984年1月発行)
特集 精神疾患に対する神経内分泌的アプローチ
25巻12号(1983年12月発行)
特集 カルバマゼピンの向精神作用
25巻11号(1983年11月発行)
25巻10号(1983年10月発行)
特集 少年非行の心理と病理—東京都精神医学総合研究所 第11回シンポジウムから
25巻9号(1983年9月発行)
25巻8号(1983年8月発行)
特集 児童精神医学の現状と将来—都立梅ケ丘病院30周年記念シンポジウムから
25巻7号(1983年7月発行)
25巻6号(1983年6月発行)
25巻5号(1983年5月発行)
25巻4号(1983年4月発行)
特集 聴覚失認
25巻3号(1983年3月発行)
特集 精神医学における病態モデル
25巻2号(1983年2月発行)
特集 薬物と睡眠をめぐって
25巻1号(1983年1月発行)
24巻12号(1982年12月発行)
特集 アルコール依存症の精神医学—東京都精神医学総合研究所 第10回シンポジウムから
24巻11号(1982年11月発行)
24巻10号(1982年10月発行)
特集 精神科診療所をめぐる諸問題
24巻9号(1982年9月発行)
24巻8号(1982年8月発行)
24巻7号(1982年7月発行)
24巻6号(1982年6月発行)
24巻5号(1982年5月発行)
24巻4号(1982年4月発行)
特集 視覚失認
24巻3号(1982年3月発行)
24巻2号(1982年2月発行)
特集 リチウムの臨床と基礎—最近の話題
24巻1号(1982年1月発行)
23巻12号(1981年12月発行)
23巻11号(1981年11月発行)
特集 Ⅱ.アジアにおける精神衛生問題
23巻10号(1981年10月発行)
特集 失行
23巻9号(1981年9月発行)
23巻8号(1981年8月発行)
23巻7号(1981年7月発行)
特集 てんかんのメカニズムと治療—東京都精神医学総合研究所 第8回シンポジウムから
23巻6号(1981年6月発行)
23巻5号(1981年5月発行)
23巻4号(1981年4月発行)
23巻3号(1981年3月発行)
23巻2号(1981年2月発行)
23巻1号(1981年1月発行)
22巻12号(1980年12月発行)
特集 躁うつ病の生物学
22巻11号(1980年11月発行)
特集 Butyrophenone系抗精神病薬の臨床精神薬理学
22巻10号(1980年10月発行)
特集 日本精神医学と松沢病院
22巻9号(1980年9月発行)
22巻8号(1980年8月発行)
特集 思春期の精神医学的諸問題—東京都精神医学総合研究所 第7回シンポジウムから
22巻7号(1980年7月発行)
特集 Brain Function Testへのアプローチ
22巻6号(1980年6月発行)
22巻5号(1980年5月発行)
特集 睡眠研究—最近の進歩
22巻4号(1980年4月発行)
22巻3号(1980年3月発行)
22巻2号(1980年2月発行)
特集 向精神薬をめぐる最近の諸問題
22巻1号(1980年1月発行)
特集 幻覚
21巻12号(1979年12月発行)
21巻11号(1979年11月発行)
特集 精神分裂病の生物学
21巻10号(1979年10月発行)
21巻9号(1979年9月発行)
21巻8号(1979年8月発行)
特集 老人の精神障害—東京都精神医学総合研究所,第6回シンポジウムから
21巻7号(1979年7月発行)
特集 精神分裂病の遺伝因と環境因
21巻6号(1979年6月発行)
特集 創刊20周年記念 第2部
21巻5号(1979年5月発行)
特集 創刊20周年記念 第1部
21巻4号(1979年4月発行)
21巻3号(1979年3月発行)
21巻2号(1979年2月発行)
特集 妄想
21巻1号(1979年1月発行)
20巻12号(1978年12月発行)
特集 精神鑑定
20巻11号(1978年11月発行)
20巻10号(1978年10月発行)
シンポジウム 精神分裂病者の治療について—東京都精神医学総合研究所,第5回シンポジウムから
20巻9号(1978年9月発行)
20巻8号(1978年8月発行)
20巻7号(1978年7月発行)
20巻6号(1978年6月発行)
20巻5号(1978年5月発行)
20巻4号(1978年4月発行)
20巻3号(1978年3月発行)
20巻2号(1978年2月発行)
20巻1号(1978年1月発行)
19巻12号(1977年12月発行)
特集 青年期の精神病理
19巻11号(1977年11月発行)
シンポジウム こころとからだ—東京都精神医学総合研究所,第4回シンポジウムから
19巻10号(1977年10月発行)
19巻9号(1977年9月発行)
19巻8号(1977年8月発行)
特集 在宅精神医療(2)—社会復帰活動とその周辺
19巻7号(1977年7月発行)
19巻6号(1977年6月発行)
19巻5号(1977年5月発行)
19巻4号(1977年4月発行)
特集 精神分裂病の精神生理学
19巻3号(1977年3月発行)
19巻2号(1977年2月発行)
シンポジウム 生のリズムとその障害—東京都精神医学総合研究所,第3回シンポジウムから
19巻1号(1977年1月発行)
18巻12号(1976年12月発行)
特集 近代日本の宗教と精神医学
18巻11号(1976年11月発行)
18巻10号(1976年10月発行)
18巻9号(1976年9月発行)
18巻8号(1976年8月発行)
18巻7号(1976年7月発行)
18巻6号(1976年6月発行)
特集 在宅精神医療—日常生活における指導と治療
18巻5号(1976年5月発行)
シンポジウム 大都市の病理と精神障害—東京都精神医学総合研究所第2回シンポジウムから
18巻4号(1976年4月発行)
18巻3号(1976年3月発行)
18巻2号(1976年2月発行)
18巻1号(1976年1月発行)
17巻13号(1975年12月発行)
臨時増刊号特集 精神医学における日本的特性
17巻12号(1975年12月発行)
17巻11号(1975年11月発行)
17巻10号(1975年10月発行)
17巻9号(1975年9月発行)
17巻8号(1975年8月発行)
17巻7号(1975年7月発行)
17巻6号(1975年6月発行)
17巻5号(1975年5月発行)
17巻4号(1975年4月発行)
17巻3号(1975年3月発行)
17巻2号(1975年2月発行)
17巻1号(1975年1月発行)
16巻12号(1974年12月発行)
16巻11号(1974年11月発行)
シンポジウム 現代における精神医学研究の課題—東京都精神医学総合研究所開設記念シンポジウムから
16巻10号(1974年10月発行)
16巻9号(1974年9月発行)
16巻7号(1974年7月発行)
シンポジウム 向精神薬療法の現状と問題点—Dr. Frank J. Ayd, Jr. を迎えて
16巻6号(1974年6月発行)
誌上シンポジウム 日本の精神医療についての4つの意見
16巻5号(1974年5月発行)
16巻4号(1974年4月発行)
16巻3号(1974年3月発行)
16巻2号(1974年2月発行)
16巻1号(1974年1月発行)
15巻12号(1973年12月発行)
特集 精神障害と家族
15巻11号(1973年11月発行)
15巻10号(1973年10月発行)
15巻9号(1973年9月発行)
15巻8号(1973年8月発行)
15巻7号(1973年7月発行)
15巻6号(1973年6月発行)
15巻5号(1973年5月発行)
15巻4号(1973年4月発行)
特集 痴呆の臨床と鑑別
15巻3号(1973年3月発行)
15巻2号(1973年2月発行)
15巻1号(1973年1月発行)
14巻12号(1972年12月発行)
特集 精神障害者の動態
14巻11号(1972年11月発行)
14巻10号(1972年10月発行)
14巻9号(1972年9月発行)
14巻8号(1972年8月発行)
14巻7号(1972年7月発行)
14巻6号(1972年6月発行)
14巻5号(1972年5月発行)
特集 てんかん分類へのアプローチ
14巻4号(1972年4月発行)
14巻3号(1972年3月発行)
14巻2号(1972年2月発行)
特集 作業療法
14巻1号(1972年1月発行)
13巻12号(1971年12月発行)
特集 社会変動と精神医学
13巻11号(1971年11月発行)
13巻10号(1971年10月発行)
特集 内因性精神病の生物学的研究
13巻9号(1971年9月発行)
13巻8号(1971年8月発行)
13巻7号(1971年7月発行)
13巻6号(1971年6月発行)
13巻5号(1971年5月発行)
特集 向精神薬をめぐる問題点
13巻4号(1971年4月発行)
13巻3号(1971年3月発行)
13巻2号(1971年2月発行)
13巻1号(1971年1月発行)
12巻12号(1970年12月発行)
特集 社会のなかの精神科医
12巻11号(1970年11月発行)
12巻10号(1970年10月発行)
12巻9号(1970年9月発行)
12巻8号(1970年8月発行)
12巻7号(1970年7月発行)
12巻6号(1970年6月発行)
特集 境界例の病理と治療
12巻5号(1970年5月発行)
特集 対人恐怖
12巻4号(1970年4月発行)
12巻3号(1970年3月発行)
12巻2号(1970年2月発行)
特集 医療危機と精神科医—第6回日本精神病理・精神療法学会 討論集会をめぐって
12巻1号(1970年1月発行)
11巻12号(1969年12月発行)
11巻11号(1969年11月発行)
11巻10号(1969年10月発行)
11巻9号(1969年9月発行)
11巻8号(1969年8月発行)
11巻7号(1969年7月発行)
11巻6号(1969年6月発行)
11巻5号(1969年5月発行)
特集 心気症をめぐつて
11巻4号(1969年4月発行)
11巻3号(1969年3月発行)
特集 医学教育と精神療法
11巻2号(1969年2月発行)
11巻1号(1969年1月発行)
10巻12号(1968年12月発行)
10巻11号(1968年11月発行)
10巻10号(1968年10月発行)
10巻9号(1968年9月発行)
10巻8号(1968年8月発行)
10巻7号(1968年7月発行)
特集 集団精神療法(日本精神病理・精神療法学会第4回大会シンポジウム)
10巻6号(1968年6月発行)
10巻5号(1968年5月発行)
特集 うつ病—日本精神病理・精神療法学会(第4回大会シンポジウム)
10巻4号(1968年4月発行)
10巻3号(1968年3月発行)
10巻2号(1968年2月発行)
10巻1号(1968年1月発行)
9巻12号(1967年12月発行)
9巻11号(1967年11月発行)
9巻10号(1967年10月発行)
9巻9号(1967年9月発行)
9巻8号(1967年8月発行)
9巻7号(1967年7月発行)
特集 精神療法の技法と理論—とくに人間関係と治癒像をめぐって
9巻6号(1967年6月発行)
特集 心因をめぐる諸問題
9巻5号(1967年5月発行)
特集 創造と表現の病理
9巻4号(1967年4月発行)
特集 精神療法における治癒機転
9巻3号(1967年3月発行)
9巻2号(1967年2月発行)
特集 精神分裂病の診断基準—とくに“Praecoxgefühl”について
9巻1号(1967年1月発行)
特集 内因性精神病の疾病論
8巻12号(1966年12月発行)
特集 うつ病の臨床
8巻11号(1966年11月発行)
特集 宗教と精神医学
8巻10号(1966年10月発行)
特集 地域精神医学—その理論と実践
8巻9号(1966年9月発行)
8巻8号(1966年8月発行)
8巻7号(1966年7月発行)
特集 精神医療体系のなかでの精神病院の位置づけ
8巻6号(1966年6月発行)
特集 薬物と精神療法
8巻5号(1966年5月発行)
8巻4号(1966年4月発行)
特集 精神分裂病の家族研究
8巻3号(1966年3月発行)
特集 精神活動とポリグラフ
8巻2号(1966年2月発行)
8巻1号(1966年1月発行)
7巻12号(1965年12月発行)
7巻11号(1965年11月発行)
7巻10号(1965年10月発行)
7巻9号(1965年9月発行)
7巻8号(1965年8月発行)
7巻7号(1965年7月発行)
7巻6号(1965年6月発行)
特集 呉秀三先生の生誕100年を記念して
7巻5号(1965年5月発行)
7巻4号(1965年4月発行)
7巻3号(1965年3月発行)
特集 精神分裂病の“治癒”とは何か
7巻2号(1965年2月発行)
特集 精神療法の限界と危険
7巻1号(1965年1月発行)
6巻12号(1964年12月発行)
6巻11号(1964年11月発行)
特集 向精神薬・抗けいれん剤の効果判定法
6巻10号(1964年10月発行)
6巻9号(1964年9月発行)
6巻8号(1964年8月発行)
6巻7号(1964年7月発行)
6巻6号(1964年6月発行)
6巻5号(1964年5月発行)
6巻4号(1964年4月発行)
6巻3号(1964年3月発行)
6巻2号(1964年2月発行)
特集 神経症の日本的特性
6巻1号(1964年1月発行)
特集 近接領域からの発言
5巻12号(1963年12月発行)
5巻11号(1963年11月発行)
5巻10号(1963年10月発行)
5巻9号(1963年9月発行)
5巻8号(1963年8月発行)
5巻7号(1963年7月発行)
5巻6号(1963年6月発行)
5巻5号(1963年5月発行)
5巻4号(1963年4月発行)
5巻3号(1963年3月発行)
特集 てんかん
5巻2号(1963年2月発行)
特集 病識〔精神病理懇話会講演および討議〕
5巻1号(1963年1月発行)
4巻12号(1962年12月発行)
4巻11号(1962年11月発行)
特集 睡眠
4巻10号(1962年10月発行)
4巻9号(1962年9月発行)
4巻8号(1962年8月発行)
4巻7号(1962年7月発行)
4巻6号(1962年6月発行)
4巻5号(1962年5月発行)
4巻4号(1962年4月発行)
4巻3号(1962年3月発行)
4巻2号(1962年2月発行)
4巻1号(1962年1月発行)
3巻12号(1961年12月発行)
特集 非定型内因性精神病
3巻11号(1961年11月発行)
3巻10号(1961年10月発行)
3巻9号(1961年9月発行)
3巻8号(1961年8月発行)
3巻7号(1961年7月発行)
3巻6号(1961年6月発行)
3巻5号(1961年5月発行)
3巻4号(1961年4月発行)
3巻3号(1961年3月発行)
3巻2号(1961年2月発行)
3巻1号(1961年1月発行)
特集 妄想の人間学—精神病理懇話会講演ならびに討論