精神科の医師は,誇りあるいは自虐(?)を込めて,精神科と身体科あるいは,精神科と一般科と自らの立ち位置を語ることがある。内科医あるいは外科医が,一般科と内科,もしくは外科と一般科と語るのを聞いたことはない。いわゆるマイナーと称される科でも同様である。そこには,脳とこころという問題だけではなく多くのことが隠されているようにも思えてならない。以下,人,場,時間という切り口から,一般科と精神科をもう一度見直してみたいと思う。
まず人である。これは,精神科医に一風変わった人間が多いということではない。その昔精神科ジャルゴンとの言葉があり,精神科の医師は独特の表現でよく分からぬことを話す人たちの集まりと語られることもあった。しかし,最近の若い医師と話していると,スラスラと薬物療法,心理教育,多職種チーム医療などと一般的な言葉で話す人が増えてはきている。一方,それに物足りなさや味気なさを感じているベテランの精神科医もいるとは思うが…。人ということを人員という点からみてみる。そこで,一般科と違いになると,精神科特例が登場する。精神科特例は,1958(昭和33)年10月2日の厚生事務次官通達(発医第132号)で,「精神病院を特殊病院と規定し,医師の数は一般病院の3分の1,看護婦数は3分2を可」としたもので,同年10月6日厚生省医務局長通知(発医第809号)では,「医師の確保が困難な場合暫定的にこれを考慮し運用することも可」というものである。具体的には,一般病床の場合に医師は,患者16人に1人(16:1)必要であるが,精神病床(大学病院などを除く)の場合は48:1で可とするものである。50年前のしかも暫定的とされたものが,未だに生き続けている。いったんできたものは,変えるのに大きな困難が伴うということであろうか。最近流行の精神科医師の求人広告をみていると,「当院は受け持ち患者は多いのですが…」に続き,「問題のない患者が多いので」との記載がその後にあった。何やらやりきれない気になってしまう。
雑誌目次
精神医学54巻11号
2012年11月発行
雑誌目次
巻頭言
精神科と一般科
著者: 吉住昭
ページ範囲:P.1066 - P.1067
特集 アルコール・薬物関連障害
アルコール健康障害対策基本法(仮称)の制定を目指して
著者: 猪野亜朗 , 長徹二
ページ範囲:P.1069 - P.1077
はじめに
2006年8月,福岡市職員による飲酒運転が3人の子どもの命を奪ったことをきっかけに,飲酒運転への厳罰化の動きが強まり,酒気帯び運転で検挙された公務員などの解雇が続いた。これに危機感を持ったアルコール関連の3学会は,飲酒運転対策プロジェクト2)を立ち上げて,海外を含めたエビデンスをまとめて,治療と教育の必要性を報告した。また近年,自殺の背景にアルコール問題が潜むことが多いことが明らかになり1),精神科医として日常診療で「アルコール」を見過ごすことが許されなくなってきている。そのほかにも大学生の急性アルコール中毒死などさまざまな社会問題にアルコールは関連している。同様に身体疾患や精神疾患にもアルコールが大きく関連していることが分かってきた。
アルコールに関連する問題は生活・診療の中でありふれたものであるが,あまり焦点を当ててこられなかった経緯がある。だが,2010年英国薬物関連独立科学委員会が最も深刻な影響をもたらしている精神作用物質は,ニコチンでも覚せい剤でもなく,アルコールであることを明らかにした13)。今こそcommon diseaseとしてアルコール関連問題を振り返り,その課題に向き合うべき時が来たと考える。
本稿では,アルコール健康障害対策基本法(2012年8月30日時点での仮称:以下基本法)の制定につながる流れや基本法の概略を説明し,精神科医療の現場にどのように影響するかを述べる。
災害とアルコール問題―被災地における中長期的なメンタルヘルス問題
著者: 野田哲朗
ページ範囲:P.1079 - P.1085
はじめに
2011年3月11日,東日本沿岸部を主として襲った地震は,津波,火災により,あまりにも多くの死者と行方不明者を発生させてしまった。そして,世界を深閑とさせる福島第一原発事故は,今なお放射性物質を飛散させており,県内外を含め多くの福島県民が避難を余儀なくさせられている現実が,災害後(post disaster)という用語を使用しづらくしている。
我々は,1995年に未曾有の被害と形容された阪神・淡路大震災を経験しているが,遺憾ながら東日本大震災はその被害を凌駕し,被害の様相を大きく異るものとしてしまった(表)。心的トラウマからくるメンタルヘルスの悪化は疑いようがなく,コーピングとして,飲酒が用いられやすく3),今災害の被災地は,飲酒習慣の根付いた漁師町が多く含まれていることからもアルコール問題の重篤化が危惧されるところである。
震災当初,阪神・淡路大震災の経験が活かされ,避難所には支援物資にアルコール飲料が含まれず,また,流通もストップしたため禁酒による振戦せん妄などの離脱症状が認められたが,総じてアルコール問題の顕在化は少なかったようだ。しかし,仮設住宅に被災者が移り始めた5月,6月頃より,自由に飲酒ができるようになり,アルコール問題が顕在化し始めている。
震災から1年半を過ぎ,被災者の心理は幻滅期にあることは疑いようなく,中長期にわたるアルコール問題を含めた被災者のメンタルヘルスについて論じる。
自殺予防におけるアルコール対策―アルコールとうつ,自殺
著者: 松下幸生 , 樋口進
ページ範囲:P.1087 - P.1095
はじめに
アルコールと自殺および自殺企図などの行動との関連については海外では数多くの文献が発表されており,アルコール乱用や依存症はうつ病と並んで自殺対策の主要な問題であることは当然のこととして扱われる。一方,わが国ではかねてより自殺対策はうつ病一辺倒であったが,2008年の自殺対策加速化プランの中でようやくうつ病以外の自殺に関連する精神疾患としてアルコール依存症にも言及がなされたものの,未だに具体的な施策にはなっていない。いずれにせよ,自殺が深刻な社会問題となっている今日,アルコールと自殺の関係について知識を整理することは今後の対策を検討する上でも必須であることから総説として紹介する。
アルコールと自殺の関係は単純なものではなく,自殺直前の飲酒,慢性的な飲酒による自殺リスクの上昇,アルコール依存症とうつ病・自殺,アルコール依存症の合併症など多岐に及ぶ。したがって本稿ではまずアルコールとうつ病の関係について紹介し,慢性的な多量飲酒と自殺,自殺直前の飲酒(自殺の手段の一部としての飲酒),アルコール乱用および依存症(アルコール使用障害と総称)と自殺企図・自殺既遂に整理して紹介する。
いわゆる「パーソナリティ障害」症例におけるアルコール・薬物問題をどのように認識し,対応するか―Khantzianの「自己治療仮説」と「信頼障害」という観点から
著者: 小林桜児
ページ範囲:P.1097 - P.1102
はじめに
精神科臨床の現場で「パーソナリティ障害」という単語は,しばしば「境界性パーソナリティ障害」(以下BPD)の同義語として用いられることが多い。さらにBPDの診断基準に「自己を傷つける可能性のある衝動性…例:物質乱用」(DSM-Ⅳ-TR)1)と記載されているとおり,アルコールや薬物の問題を合併することも少なくなく,実際,海外ではBPDにおける物質乱用の併存率は35%に達すると報告されている3)。しかしBPD患者が呈する慢性的なアルコール乱用や向精神薬の過量服薬は単なる「振り回し」としかみなされず,物質使用障害という観点が援助者の側に欠けていることもまれではない。BPD患者が物質乱用を併存すると自殺の危険性が高まることも指摘されており9),BPD患者における物質乱用の問題の有無について早期に確認し,病態を理解した上で適切に対処していくことは,依存症を専門とする臨床家ならずとも切実な課題といってよい。
本稿では,いわゆる「パーソナリティ障害」,すなわちBPDにおけるアルコール・薬物問題の理解の仕方について,一つの切り口を呈示し,一般の精神科外来でも可能な対処の原則について論じてみたい。
薬物依存症に対する新たな治療プログラム「SMARPP」―司法・医療・地域における継続した支援体制の構築を目指して
著者: 松本俊彦
ページ範囲:P.1103 - P.1110
はじめに~治療プログラムの必要性
わが国は,覚せい剤の乱用問題が,第二次大戦後から60年近くもの長きにわたって続いているという,国際的にみても稀有な国だ。それにもかかわらず,わが国の多くの精神科医療関係者にとって,薬物関連精神障害の臨床とは,幻覚や妄想といった中毒性精神病の治療でしかなく,薬物関連精神障害の根本的問題である依存症―「薬物を使わないではいられない」という使用コントロールの喪失―は,単なる「犯罪」でしかない。残念ながら,「薬物依存症は医療ではなく司法で」,あるいは「治療ではなく取り締まりを」と考える者も少なくない。
そうした見解を反映してか,わが国には,薬物依存症の治療を引き受ける医療機関がきわめて少ないのが現状である。しかも,その数少ない医療機関に,常に薬物依存症の治療プログラムがあるとはかぎらない。仮に入院治療プログラムがあったとしても,外来治療プログラムを持つ施設はきわめてまれである。これでは,入院治療プログラムによる介入効果を維持することが難しい。いかに優れた入院治療を提供したとしても,それだけでは地域生活におけるクリーン(薬物を使っていない状態)は約束されないのである。
なかには,筆者のこうした見解に異を唱え,「いや,うちの病院では外来治療プログラムをやっている」と主張する精神科医療機関があるかもしれない。しかし,そのような施設でさえも,よくよく話を聞いてみると,アルコール依存症の外来治療プログラムで代用し,たとえば,通院治療のなかで薬物依存症患者が「また覚せい剤を使ってしまいました」と告白した場合には,警察に自首することを提案するといった,いわば「本人の根性だけが頼みの綱」といった治療を行っていたりする。これでは,再使用した依存者は,司法的対応を危惧して外来治療を中断し,結果的に「再使用」という絶好のチャンスを治療に生かすことができないであろう。
なるほど,外来治療プログラムの代用として,薬物依存症患者をN.A.(Narcotics Anonymous)やダルク(Drug Addiction Rehabilitation Center;DARC)につなげる方法もある。だが,ダルクにつなげば,それで問題解決とはかぎらない。近年では,統合失調症や気分障害,あるいは摂食障害や外傷後ストレス障害を併存する,医療的支援を要する薬物依存患者が安易にダルクに丸投げされ,その結果,当事者スタッフの疲弊を招いている現実もある。また,「ハイヤー・パワー」や「神」といった宗教的な表現が多い12ステッププログラムに抵抗感を抱いて,N.A.やダルクを利用したがらない薬物依存症患者もいる。こうした者に対して,精神科医療者が,「まだ底をついていない」,「否認が強い」と判断し,援助から切り捨ててしまう事態もないとはいえない2)。本来であれば,地域に12ステップ以外の治療プログラムがあってしかるべきだが,現状では,薬物依存症患者の多様なニーズに答える選択肢がないのである。
医療観察法におけるアルコール・薬物問題
著者: 今村扶美
ページ範囲:P.1111 - P.1118
はじめに
心神喪失者等医療観察法(以下,医療観察法)が施行されてから,7年余りの年月が経過した。この法律は,精神疾患の影響下で重大な他害行為におよび,心神喪失もしくは耗弱と判断された人に対して,裁判所の判断ならびに保護観察所の観察下で専門的な精神科医療を受けさせ,再び同様の行為に至ることを防ぐとともに,社会復帰を支援することを目的としたものである。対象疾患としては,主に統合失調症を想定していたこともあり,当初,物質使用障害は本法の対象とはなりにくいであろうと考えられていた。しかしながら,そうした想定に反し,この間,統合失調症や気分障害などの精神障害に併存する形でアルコールや薬物の問題を抱えた対象者が指定入院医療機関に数多く入院してくることとなった。
司法精神医学領域の研究においては,かねてより物質使用障害と暴力との間に密接な関係があることが報告されてきた。たとえば,一般人口を対象としたコホート調査によれば,物質使用障害が存在することで暴力のリスクが男性で5.9~8.7倍,女性で10.2~15.1倍に高まる4),あるいは,物質使用障害は男性の暴力のリスクを9.5倍に高め,女性では55.7倍に高まると報告20)されている。
統合失調症などの精神障害が重複して併存する場合には,物質使用はより一層暴力との結びつきを強くする。精神障害者がアルコールや薬物を1回摂取するだけでも暴力のリスクは2倍に,乱用・依存水準の者では16倍に高まる19),さらには,物質使用障害を伴う統合失調症患者では,暴力全般のリスクが18.8倍,殺人に限定した場合には28.8倍にもなるという報告20)がある。また,このような重複障害患者では,暴力のリスクが高いだけでなく,地域内処遇における服薬のコンプライアンスや治療へのアドヒアランスが悪いことも指摘されている17)。
このような知見からは,医療観察法の対象者,すなわち,他害行為を起こした精神障害者の中に物質使用の問題を抱えた者が多く含まれているのは至極当然のことと言える。そして,医療観察法において,対象者の再他害行為を防ぎ,社会復帰を支援する上で,物質使用の問題に介入することが非常に重要な治療課題の一つであることを意味している。本稿では,独立行政法人国立精神・神経医療研究センター病院(以下,センター病院)医療観察法入院処遇における物質使用障害の実態を報告するとともに,入院処遇中に実施されている治療プログラムについて紹介を行いたい。
薬物依存における新たな動向―多様化する乱用薬物
著者: 嶋根卓也
ページ範囲:P.1119 - P.1126
はじめに
近年の薬物依存臨床におけるキーワードの一つは「多様化」であろう。現在,「合法ハーブ」,「アロマリキッド」などの俗称で呼ばれる違法ドラッグ(いわゆる脱法ドラッグ)が流行しており,乱用による影響が疑われる意識障害,自動車事故,死亡事例などの報道は後を絶たない。薬物依存臨床には,こうした違法ドラッグを主たる使用薬物とする患者が登場するようになった。
違法ドラッグとは「麻薬・向精神薬には指定されておらず,それらと類似の有害性が疑われる物質であって,人に乱用させることを目的として販売などがされるもの」と定義される。違法ドラッグという言葉から,法律で規制される麻薬や覚せい剤を連想する方も多いが,違法ドラッグには使用や所持に関する罰則規定がなく,麻薬や覚せい剤とは法的に大きく異なる物質である。なお,人の手によって構造式の一部を変え,法規制を逃れている様を表す言葉としては「違法」よりも「脱法」のほうが実情に近く,本稿では違法ドラッグのことを「脱法ドラッグ」と表記する。
脱法ドラッグのうち,中枢神経系の興奮もしくは抑制作用または幻覚作用を有する物質であることが確認できれば指定薬物として製造・販売などの流通を規制することが可能であり,依存性評価などのデータが揃えば,麻薬指定が可能である。しかし,こうした規制にもかかわらず,化学構造式の一部を変えた新たな脱法ドラッグが次々と登場し,市場に出回る状況が続いている。
一方,精神科医により身近な問題として,睡眠薬・抗不安薬(主にベンゾジアゼピン系薬剤,以降BZ系薬剤と表記)といった向精神薬を主たる使用薬物とする薬物依存患者の増加が報告されている。睡眠薬・抗不安薬を主たる使用薬物とする患者は,今や覚せい剤に次いで2番目に多いグループとなった。こうした患者は,気分障害や睡眠障害の原疾患があり,精神科医療などで治療を受けているケースが多い。つまり,快楽を求めて乱用しているという臨床像よりも,不眠・不安などの症状を緩和するために自己判断で増量するうちに服用量が増え,結果として薬物依存に至っているという臨床像のほうが実情に近いと考えられる。また,特定の薬剤を手に入れるために複数の医療機関を多重受診するケースや,処方箋を偽造するケースも報告されている。さらに,向精神薬の過量服薬が自殺の背景となっている可能性も指摘されていることから,向精神薬の適正処方・適正使用が求められているところである。
本稿では,多様化する乱用薬物として「脱法ドラッグ」と「向精神薬」を取り上げる。筆者は精神科医ではなく,薬物依存の疫学研究を行う薬学出身の研究者であるため,薬物依存の診断や治療について詳細に論じることはできない。そこで本稿では,「脱法ドラッグ」と「向精神薬」に関する疫学研究をもとに,多様化する乱用薬物の動向を概観し,乱用者の心理社会的な背景を論じることで,多くの精神科医と薬物依存に関する新たな情報を共有したい。
HIV診療における薬物乱用問題―総合病院精神科は何をすべきなのか?
著者: 今村顕史
ページ範囲:P.1127 - P.1132
はじめに
HIV(human immunodeficiency virus)感染症は,かつては「AIDS(acquired immune deficiency syndrome)=死」というイメージの致死的疾患であった。しかし,抗HIV薬による治療のめざましい進歩によって,現在は早期に診断すればコントロール可能な慢性疾患となっている。
近年,わが国の診療現場においても,HIV陽性者における違法あるいは脱法の薬物乱用が急増してきている。長期療養を続けていく中で起こってくる薬物乱用は,安定した抗HIV療法を妨げる要因となってしまう。したがって,HIV診療に関わる多くのスタッフが,薬物乱用を診療現場で向き合っていかなければならない大きな課題と考えるようになってきた。
HIV感染症は,早期診断,早期治療が重要な疾患である。同じように薬物乱用も,早期に発見し,早期に対応していくことが必要だろう。HIV診療の現場では,医療スタッフが意識して接するようになったことで,患者の薬物使用をより早期に発見する機会が増えてきている。しかし,せっかく早期に薬物使用について知ることができても,それをサポートする診療体制が整っていなければ対応することはできない。HIVの専門医師である筆者が今切実に願っているのは,もっと多くの精神科医師に,早期の段階から薬物依存症に関わってもらいたいということである。
研究と報告
広汎性発達障害児の母親が経験する育児ストレス―児童の知的水準との関連をめぐって
著者: 鈴村俊介
ページ範囲:P.1135 - P.1143
抄録
広汎性発達障害(PDD)児とりわけ高機能のPDD児を養育する親は高いストレスを経験するとされる。本研究の目的は,1)PDD児の母親が経験するストレスの高さを測定し,2)児童の知能水準がそのストレスに与える影響を評価することにある。PDD児(3~6歳)60名の母親と療育担当スタッフに対し,育児ストレスや児童の行動特徴に関する質問紙への記入を依頼した。母親のストレス度は標準値と較べて極めて高かった。全体を高機能群27名と低・中機能群33名に分け,児童の月齢および自閉症特性と母親の年齢を調整して解析したところ,母親のストレス度と高機能群への所属に有意な相関が認められた。PDD児の知能水準と母親のストレスの関係につき若干の考察を加えた。
クロザピンの有効性とその臨床的意義
著者: 木田直也 , 大鶴卓 , 福田貴博 , 福治康秀 , 村上優
ページ範囲:P.1145 - P.1150
抄録
クロザピン(CLZ)は,治療抵抗性統合失調症の適応を持つ唯一の抗精神病薬であり,陽性症状に効果が高いことは過去にも報告されている。ただ,その具体的な標的症状を示す報告は本邦ではなく,それを明らかにすることを目的とした。CLZ投与は,早期から陽性症状に特に効果的であった。その標的症状としては,幻覚・妄想に最も効果的で,猜疑心・敵意・非協調性にも十分な効果が期待できることがわかった。陰性症状や神経症様症状は,観察した期間での改善は限定的であった。CLZの効果は,最低でも6~12か月投与継続した後に判定することが望ましいと思われた。維持量の平均400mg/日は,過去の報告と同様の結果であった。
資料
うつ病の身体症状と精神症状の関連について
著者: 乾真美 , 山本賢司 , 宮地英雄 , 宮地伸吾 , 山本宏明 , 飯田諭宜 , 湯川泰一 , 宮岡等
ページ範囲:P.1151 - P.1158
抄録
うつ病患者の多くは,さまざまな身体的自覚症状を有するために精神科以外の科を受診することが多いといわれている。しかし,うつ病患者の身体的自覚症状についての研究報告は少ない。本調査の目的は,CMIを用いてうつ病患者に認められる身体的自覚症状と精神的自覚症状の関連を明らかにすることである。20~64歳のうつ病患者2,605名に,初診時にCMIを施行し,そのスコアを性差,年齢群で統計学的に比較検討を行った。その結果,女性が男性より有意にCMIのスコアが高く,成人期群が初老期群より有意に身体症状の訴えが多い傾向にあることが明らかとなった。これらの結果は,プライマリケア医や内科医に対するうつ病の啓発に役立つものと考えられた。
私のカルテから
抗うつ薬による薬剤性盗汗に対して防已黄耆湯が奏効した1例
著者: 加藤悦史 , 山﨑仁美 , 馬場大介 , 兼本浩祐
ページ範囲:P.1159 - P.1161
はじめに
一般的に盗汗は注目されることが少ない臨床症状である3,9)。特に抗うつ薬による薬剤性盗汗の報告3,6,10)はまれであるが,服薬アドヒアランスの観点では注意すべき副作用であろう。今回我々は抗うつ薬による薬剤性盗汗に対して防已黄耆湯が奏効した1例を経験した。若干の考察を加えて報告する。なお匿名性保持のため論旨に影響のない範囲で改変を施し,症例報告に際し本人より同意を得ている。
前頭側頭型認知症と誤診しそうになったアルツハイマー病を合併した躁病の1例
著者: 平山啓介 , 寺田整司
ページ範囲:P.1163 - P.1165
はじめに
精神疾患の鑑別診断をするにあたっては,まず患者の訴えを問診によって適切に症状として評価し,その症状と他覚的所見から鑑別診断を考えていくことが基本である。前頭側頭型認知症fronto-temporal demetia(FTD)は特徴的な行動障害を認める認知症である。今回,その特徴的症状を疑わせる家族の言葉に引きずられて,FTDと誤診をしそうになった1例を経験したので報告する。なお,患者と家族より匿名であることを条件に論文掲載の同意を得ている。
書評
―神尾陽子 編―成人期の自閉症スペクトラム診療実践マニュアル フリーアクセス
著者: 内海健
ページ範囲:P.1078 - P.1078
編者の神尾陽子さんは,私にとって自閉症の師匠である。
精神科の一般外来で「広汎性発達障害」という診断名を意識するようになったのは,ほんの十年ほど前である。それが見る間に主要な関心事となった。いわゆる「アスペルガー障害」はそのサブカテゴリーである。また発達障害の中にはADHDや学習障害も含まれる。いささか錯綜した分類であるが,最近では自閉症をコアとしたスペクトラムを「自閉症スペクトラム(ASD)」とすることによって,すっきりと整理された観がある。
―加藤 敏 編著―レジリアンス・文化・創造 フリーアクセス
著者: 野口正行
ページ範囲:P.1167 - P.1167
本書は2009年に出版された加藤敏,八木剛平編「レジリアンス:現代精神医学の新しいパラダイム」の第二弾である。前著が精神医学内部におけるレジリアンスの意味を主に取り扱ったのに比べて,本書ではレジリアンスを人文社会科学の広大な土地に解き放つ。ここでは,文化,災害,移民,語り,戦争トラウマ,芸術,音楽などのさまざまなテーマが取り扱われ,レジリアンスも個人から社会へ,そして生物学的メカニズムから語り,神話,霊的体験にも広がってゆく。著者も精神医学のみならず,哲学,音楽など人文社会科学や芸術を含んだ多彩な顔ぶれとなっている。
もともと精神医学では精神疾患というマイナスに思われていた状態が創造性の発露と関係する,という逆説的な事態に病跡学が光を当てていた。そして本書はそこから一歩進める。職業としての芸術家,よく知られている芸術家に創造性の概念をとどめるのではなく,日常生活を生きるすべての人々の日々の営みにも創造性を見ようとする。病むことが,単に「健康になり損ねた敗北」を意味するのではなく,逆境とそれをなんとか乗り越えようとする個人の懸命の努力でもあること,逆境そのものは変えられないとしても,その意味を変えようとする試みでもあること,その試みの成功の度合いと方向性にはさまざまなものがあるにしても,すべて創造的な試みと見なせることを,本書はすくいとろうとする。
学会告知板
第6回世界精神医学会アンチスティグマ分科会国際会議 フリーアクセス
ページ範囲:P.1132 - P.1132
アンチスティグマ(精神障害者に対する偏見是正活動)を真正面からとりあげる国際会議が日本で初めて開催されます。アンチスティグマにご関心のある方どなたでもご参加いただけます。
テーマ こころの絆 わたしたちのリカバリー
会期 2013年2月12日(火),13日(水),14日(木)
会場 砂防会館(東京都千代田区平河町2-7-5 地下鉄永田町駅徒歩1分)
論文公募のお知らせ
テーマ:「東日本大震災を誘因とした症例報告」 フリーアクセス
ページ範囲:P.1077 - P.1077
「精神医学」誌では,「東日本大震災を誘因とした症例報告」(例:統合失調症,感情障害,アルコール依存症の急性増悪など)を募集しております。先生方の経験された貴重なご経験をぜひとも論文にまとめ,ご報告ください。締め切りはございません。随時受け付けております。
ご論文は,「精神医学」誌編集委員の査読を受けていただいたうえで掲載となりますこと,ご了承ください。
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次号予告 フリーアクセス
ページ範囲:P.1168 - P.1168
投稿規定 フリーアクセス
ページ範囲:P.1169 - P.1170
著作財産権譲渡同意書 フリーアクセス
ページ範囲:P.1171 - P.1171
編集後記 フリーアクセス
著者:
ページ範囲:P.1172 - P.1172
今月号の特集では,アルコール・薬物関連障害という古くて新しい問題が扱われた。多くの精神科医師がこ問題の深刻さや治療の難しさを漠然と知ってはいても,あるいは知っているからこそ積極的に関わろうとはしない。というのは,この問題の本質的な難しさは,急性期のいわば解毒療法にあるのではなく,「またやってしまった」,「使わないではいられない」という依存の病理にあるからだ。そしてこれに対する治療の試みは,実に虚しい結果に終わりがちである。
けれどもそのような厳しい医療に挑戦し努力し続けてきた医師もいる。このような医師たちが,時代の変遷の中で新たな直面している課題の実態を報告するとともに,その対応法を提示されたところに本特集の新しさがある。日常このような患者さんには接することが少ない私にとっても,脱法ドラッグ・向精神薬,アルコール・薬物問題を抱えた医療観察法病棟の統合失調症患者,パーソナリティ障害とアルコール・薬物乱用などのテーマはどれも興味深い。また災害とアルコール問題は,旬の話題であるだけでなく,今後の大型自然災害に備えて精読する価値が大いにある。このような状況において,新たな治療プログラムができているのを知って,大いに心強い思いになれた。さらに飲酒運転,自殺とアルコール問題の関係を振り返ると「アルコール健康障害対策基本法」の制定という考えが出てくるのももっともである。このように本特集では現代社会のアルコール・薬物関連問題がコンパクトに整理されている。
基本情報
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バックナンバー
66巻12号(2024年12月発行)
特集 「治療を終える」に向き合う
66巻11号(2024年11月発行)
特集 「難治例」の臨床—治療に難渋する時の診断,治療,そして予防
66巻10号(2024年10月発行)
特集 不登校の理解と支援
66巻9号(2024年9月発行)
特集 —身体疾患の患者・家族のこころを支える—コンサルテーション・リエゾン精神医学
66巻8号(2024年8月発行)
特集 現代における解離—診断概念の変遷を踏まえ臨床的な理解を深める
66巻7号(2024年7月発行)
特集 アディクション—コロナ禍で変わったこと,変わらないこと
66巻6号(2024年6月発行)
特集 精神疾患の気づきと病識
66巻5号(2024年5月発行)
増大号特集 精神科診療における臨床評価尺度・検査を極める—エキスパートによる実践的活用法
66巻4号(2024年4月発行)
特集 精神疾患・精神症状にはどこまで脳器質的背景があるのか—現代の視点から見直す
66巻3号(2024年3月発行)
特集 精神疾患への栄養学的アプローチ
66巻2号(2024年2月発行)
特集 うつ病のバイオマーカー開発の試み
66巻1号(2024年1月発行)
特集 性差と精神医学—なぜ頻度や重症度に差があるのか
65巻12号(2023年12月発行)
特集 精神科領域の専門資格—どうやって取得し,どのように臨床へ活かすか
65巻11号(2023年11月発行)
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65巻10号(2023年10月発行)
特集 DSM-5からDSM-5-TRへ—何が変わったのか
65巻9号(2023年9月発行)
特集 拡がり続ける摂食障害(摂食症)—一般化とともに拡散・難治化する精神病理にどう対処するか
65巻8号(2023年8月発行)
特集 複雑性PTSDの臨床
65巻7号(2023年7月発行)
特集 子どものうつ病に気づく
65巻6号(2023年6月発行)
特集 精神科医療の必須検査—精神科医が知っておきたい臨床検査の最前線
65巻5号(2023年5月発行)
増大号特集 いま,知っておきたい発達障害 Q&A 98
65巻4号(2023年4月発行)
特集 わが国の若手による統合失調症研究最前線
65巻3号(2023年3月発行)
特集 災害精神医学—自然災害,人為災害,感染症パンデミックとこころのケア
65巻2号(2023年2月発行)
特集 精神医療・精神医学の組織文化のパラダイムシフト
65巻1号(2023年1月発行)
特集 精神医学における臨床研究のすゝめ—わが国で行われたさまざまな精神医学臨床研究を参考にして
64巻12号(2022年12月発行)
特集 死別にまつわる心理的苦痛—背景理論からケアおよびマネジメントまで
64巻11号(2022年11月発行)
特集 ひきこもりの理解と支援
64巻10号(2022年10月発行)
特集 精神・神経疾患に併存する過眠の背景病態と治療マネジメント
64巻9号(2022年9月発行)
特集 学校で精神疾患を「自分のこと」として教育する
64巻8号(2022年8月発行)
特集 ジェンダーをめぐる諸課題を理解する
64巻7号(2022年7月発行)
特集 Withコロナ時代の精神医学教育の進歩—卒前教育から生涯教育まで
64巻6号(2022年6月発行)
特集 認知症診療の新潮流—近未来の認知症診療に向けて
64巻5号(2022年5月発行)
増大号特集 精神科診療のピットフォール
64巻4号(2022年4月発行)
特集 家族支援を考える
64巻3号(2022年3月発行)
特集 精神神経疾患の治療とQOL
64巻2号(2022年2月発行)
特集 精神科におけるオンライン診療
64巻1号(2022年1月発行)
特集 超高齢期の精神疾患
63巻12号(2021年12月発行)
特集 うつ病のニューロモデュレーション治療の新展開
63巻11号(2021年11月発行)
特集 「実感と納得」に向けた病気と治療の伝え方
63巻10号(2021年10月発行)
特集 統合失調症の心理社会的治療—どのように使い分け,効果を最大化するか
63巻9号(2021年9月発行)
特集 産業精神保健の現状と課題
63巻8号(2021年8月発行)
特集 認知症診療における精神科医の役割を再考する
63巻7号(2021年7月発行)
特集 自殺の現状と予防対策—COVID-19の影響も含めて
63巻6号(2021年6月発行)
特集 強迫についてあらためて考える
63巻5号(2021年5月発行)
増大号特集 精神科クリニカル・パール—先達に学ぶ
63巻4号(2021年4月発行)
特集 精神医療に関する疫学のトピック—記述疫学,リスク研究からコホート研究まで
63巻3号(2021年3月発行)
特集 サイコーシスとは何か—概念,病態生理,診断・治療における意義
63巻2号(2021年2月発行)
特集 いじめと精神医学
63巻1号(2021年1月発行)
特集 新型コロナウイルス感染症ただなかの精神医療
62巻12号(2020年12月発行)
特集 身体症状症の病態と治療—器質因がはっきりしない身体症状をどう扱うか?
62巻11号(2020年11月発行)
特集 若年性認知症の疫学・臨床・社会支援
62巻10号(2020年10月発行)
特集 精神科臨床における共同意思決定(SDM)
62巻9号(2020年9月発行)
特集 周産期メンタルヘルスの今
62巻8号(2020年8月発行)
特集 精神科医療における病名告知—伝えるか,伝えるべきでないか?伝えるなら,いつ,どのように伝えるか?
62巻7号(2020年7月発行)
特集 「大人の発達障害」をめぐる最近の動向
62巻6号(2020年6月発行)
特集 精神科診断分類の背景にある考え方
62巻5号(2020年5月発行)
増大号特集 精神科診療のエビデンス—国内外の重要ガイドライン解説
62巻4号(2020年4月発行)
特集 ベンゾジアゼピン受容体作動薬の問題点と適正使用
62巻3号(2020年3月発行)
特集 精神医学・医療の未来を拓く人材育成
62巻2号(2020年2月発行)
特集 発達障害と認知症をめぐって
62巻1号(2020年1月発行)
特集 SUN☺D臨床試験のインパクト—日本初の医師主導型抗うつ薬大規模臨床試験から学ぶ
61巻12号(2019年12月発行)
特集 精神疾患における病識・疾病認識—治療における意義
61巻11号(2019年11月発行)
特集 医療現場での怒り—どのように評価しどのように対応するべきか
61巻10号(2019年10月発行)
特集 トラウマインフォームドケアと小児期逆境体験
61巻9号(2019年9月発行)
特集 高齢者の精神科救急・急性期医療
61巻8号(2019年8月発行)
特集 光と精神医学
61巻7号(2019年7月発行)
特集 今再び問う,内因性精神疾患と心因性精神疾患の概念
61巻6号(2019年6月発行)
特集 マインドフルネス療法は他の精神療法と何が違うのか?
61巻5号(2019年5月発行)
特集 精神医学における主観と主体
61巻4号(2019年4月発行)
特集 統合失調症の治療ゴールをめぐって
61巻3号(2019年3月発行)
特集 ICD-11のチェックポイント
61巻2号(2019年2月発行)
オピニオン パーソナリティ障害の現在
61巻1号(2019年1月発行)
特集 高齢者のメンタルヘルス
60巻12号(2018年12月発行)
特集 精神科臨床から何を学び,何を継承し,精神医学を改革・改良できたか(Ⅱ)
60巻11号(2018年11月発行)
特集 精神科臨床から何を学び,何を継承し,精神医学を改革・改良できたか(Ⅰ)
60巻10号(2018年10月発行)
特集 こころの発達の問題に関する“古典”をふりかえる
60巻9号(2018年9月発行)
特集 不眠症の治療と睡眠薬
60巻8号(2018年8月発行)
特集 作業療法を活用するには
60巻7号(2018年7月発行)
特集 双極Ⅱ型をめぐる諸問題
60巻6号(2018年6月発行)
特集 医療・医学の課題としての身体合併症
60巻5号(2018年5月発行)
特集 サイコオンコロジー
60巻4号(2018年4月発行)
特集 精神科診療におけるてんかん
60巻3号(2018年3月発行)
特集 せん妄をめぐる最近の動向
60巻2号(2018年2月発行)
特集 多様なアディクションとその対応
60巻1号(2018年1月発行)
特集 Research Domain Criteria(RDoC)プロジェクトの目指す新たな精神医学診断・評価システム
59巻12号(2017年12月発行)
特集 「統合失調症」再考(Ⅱ)
59巻11号(2017年11月発行)
特集 「統合失調症」再考(Ⅰ)
59巻10号(2017年10月発行)
59巻9号(2017年9月発行)
特集 精神疾患の生物学的診断指標—現状と開発研究の展望
59巻8号(2017年8月発行)
特集 国連障害者権利条約と権利ベースのアプローチ
59巻7号(2017年7月発行)
特集 MRIのT2・FLAIR画像での白質高信号の意味を読み解く
59巻6号(2017年6月発行)
特集 精神医学と睡眠学の接点
59巻5号(2017年5月発行)
特集 認知行動療法の現在とこれから—医療現場への普及と質の確保に向けて
59巻4号(2017年4月発行)
特集 改正道路交通法と医療の視点
59巻3号(2017年3月発行)
特集 ADHDをめぐる最近の動向
59巻2号(2017年2月発行)
オピニオン 精神科医にとっての薬物療法の意味
59巻1号(2017年1月発行)
特集 インターネット依存の現在
58巻12号(2016年12月発行)
58巻11号(2016年11月発行)
特集 認知症の人の認知機能障害,生活障害,行動・心理症状の構造
58巻10号(2016年10月発行)
58巻9号(2016年9月発行)
特集 精神科臨床にみる家庭・家族の現在—何が変わり何が変わらないのか?
58巻8号(2016年8月発行)
58巻7号(2016年7月発行)
特集 精神疾患の予防と早期治療アップデート
58巻6号(2016年6月発行)
58巻5号(2016年5月発行)
特集 成人の自閉スペクトラム症とライフステージの課題
58巻4号(2016年4月発行)
58巻3号(2016年3月発行)
58巻2号(2016年2月発行)
特集 妊娠・出産・育児とメンタルヘルスケア
58巻1号(2016年1月発行)
特集 社会認知研究の最近の動向
57巻12号(2015年12月発行)
57巻11号(2015年11月発行)
シンポジウム 家族と当事者からみた精神科医療・精神医学
57巻10号(2015年10月発行)
特集 精神医学と神経学の境界領域—最近のトピックスから
57巻9号(2015年9月発行)
特集 統合失調症の認知機能障害の臨床的意義
57巻8号(2015年8月発行)
オピニオン DSM-5—私はこう思う
57巻7号(2015年7月発行)
特集 自殺対策の現状
57巻6号(2015年6月発行)
57巻5号(2015年5月発行)
57巻4号(2015年4月発行)
特集 リエゾン精神医学の現状と今後の展望(Ⅱ)
57巻3号(2015年3月発行)
特集 リエゾン精神医学の現状と今後の展望(Ⅰ)
57巻2号(2015年2月発行)
57巻1号(2015年1月発行)
特集 今後の産業精神保健の課題—近年の行政施策の動向をふまえて
56巻12号(2014年12月発行)
56巻11号(2014年11月発行)
56巻10号(2014年10月発行)
特集 良質かつ適切な医療の提供—改正精神保健福祉法41条の具体化
56巻9号(2014年9月発行)
特集 うつ病の早期介入,予防(Ⅱ)
56巻8号(2014年8月発行)
特集 うつ病の早期介入,予防(Ⅰ)
56巻7号(2014年7月発行)
56巻6号(2014年6月発行)
56巻5号(2014年5月発行)
特集 大学生とメンタルヘルス―保健管理センターのチャレンジ
56巻4号(2014年4月発行)
56巻3号(2014年3月発行)
56巻2号(2014年2月発行)
56巻1号(2014年1月発行)
55巻12号(2013年12月発行)
55巻11号(2013年11月発行)
特集 アンチスティグマ活動の新しい転機Ⅱ
55巻10号(2013年10月発行)
特集 アンチスティグマ活動の新しい転機Ⅰ
55巻9号(2013年9月発行)
オピニオン 精神科医にとっての精神療法の意味
55巻8号(2013年8月発行)
特集 職場のメンタルヘルスと復職支援─その効果的な利用のために
55巻7号(2013年7月発行)
55巻6号(2013年6月発行)
55巻5号(2013年5月発行)
55巻4号(2013年4月発行)
55巻3号(2013年3月発行)
特集 SST最近の進歩と広がり
55巻2号(2013年2月発行)
55巻1号(2013年1月発行)
54巻12号(2012年12月発行)
54巻11号(2012年11月発行)
特集 アルコール・薬物関連障害
54巻10号(2012年10月発行)
特集 医療法に基づく精神疾患の地域医療計画策定
54巻9号(2012年9月発行)
54巻8号(2012年8月発行)
54巻7号(2012年7月発行)
54巻6号(2012年6月発行)
54巻5号(2012年5月発行)
54巻4号(2012年4月発行)
オピニオン マインドフルネス/アクセプタンス認知行動療法と森田療法
54巻3号(2012年3月発行)
オピニオン 認知症の終末期医療の対応:現状と課題―尊厳をどう守るか
54巻2号(2012年2月発行)
特集 障害者権利条約批准に係る国内法の整備:今後の精神科医療改革への萌芽
54巻1号(2012年1月発行)
53巻12号(2011年12月発行)
シンポジウム 精神医学研究の到達点と展望
53巻11号(2011年11月発行)
特集 震災時の避難大作戦:精神科編
53巻10号(2011年10月発行)
特集 裁判員制度と精神鑑定
53巻9号(2011年9月発行)
53巻8号(2011年8月発行)
特集 性同一性障害(GID)
53巻7号(2011年7月発行)
53巻6号(2011年6月発行)
53巻5号(2011年5月発行)
特集 成人てんかんの国際分類と医療の現状
53巻4号(2011年4月発行)
シンポジウム 気分障害の生物学的研究の最新動向─DSM,ICD改訂に向けて
53巻3号(2011年3月発行)
53巻2号(2011年2月発行)
特集 統合失調症の予後改善に向けての新たな戦略
53巻1号(2011年1月発行)
52巻12号(2010年12月発行)
52巻11号(2010年11月発行)
52巻10号(2010年10月発行)
特集 高次脳機能障害をめぐって
52巻9号(2010年9月発行)
52巻8号(2010年8月発行)
52巻7号(2010年7月発行)
52巻6号(2010年6月発行)
52巻5号(2010年5月発行)
特集 児童期における精神疾患の非定型性―成人期の精神疾患と対比して
52巻4号(2010年4月発行)
特集 内因性精神疾患の死後脳研究
52巻3号(2010年3月発行)
特集 総合病院精神科衰退の危機と総合病院精神医学会の果たすべき役割
52巻2号(2010年2月発行)
52巻1号(2010年1月発行)
51巻12号(2009年12月発行)
51巻11号(2009年11月発行)
特集 現代の自殺をめぐる話題
51巻10号(2009年10月発行)
特集 若年性認知症をめぐる諸問題
51巻9号(2009年9月発行)
51巻8号(2009年8月発行)
51巻7号(2009年7月発行)
特集 精神疾患と睡眠マネージメント―最新の知見
51巻6号(2009年6月発行)
51巻5号(2009年5月発行)
51巻4号(2009年4月発行)
シンポジウム うつ病と自殺に医師はどう対応するのか―医師臨床研修並びに生涯研修における精神科の役割
51巻3号(2009年3月発行)
特集 社会脳をめぐって
51巻2号(2009年2月発行)
シンポジウム 統合失調症の脳科学
51巻1号(2009年1月発行)
50巻12号(2008年12月発行)
特集 Assertive Community Treatment(ACT)は日本の地域精神医療の柱になれるか?
50巻11号(2008年11月発行)
50巻10号(2008年10月発行)
50巻9号(2008年9月発行)
50巻8号(2008年8月発行)
特集 成人期のアスペルガー症候群・Ⅱ
50巻7号(2008年7月発行)
特集 成人期のアスペルガー症候群・Ⅰ
50巻6号(2008年6月発行)
特集 疲労と精神障害―ストレス-疲労-精神障害について
50巻5号(2008年5月発行)
50巻4号(2008年4月発行)
50巻3号(2008年3月発行)
特集 精神疾患に対する早期介入の現状と将来
50巻2号(2008年2月発行)
50巻1号(2008年1月発行)
特集 精神医学的コミュニケーションとは何か―精神科専門医を目指す人のために
49巻12号(2007年12月発行)
49巻11号(2007年11月発行)
シンポジウム ストレスと精神生物学―新しい診断法を目指して
49巻10号(2007年10月発行)
49巻9号(2007年9月発行)
特集 「緩和ケアチーム」―精神科医に期待すること,精神科医ができること
49巻8号(2007年8月発行)
49巻7号(2007年7月発行)
特集 レビー小体型認知症をめぐって
49巻6号(2007年6月発行)
49巻5号(2007年5月発行)
特集 睡眠と精神医学:「睡眠精神医学」の推進
49巻4号(2007年4月発行)
49巻3号(2007年3月発行)
特集 統合失調症と感情障害の補助診断法の最近の進歩
49巻2号(2007年2月発行)
49巻1号(2007年1月発行)
シンポジウム 児童思春期の攻撃性・衝動性の理解と援助-ライフサイクルの視点から考える
48巻12号(2006年12月発行)
シンポジウム 気分障害治療の新たな展開
48巻11号(2006年11月発行)
48巻10号(2006年10月発行)
48巻9号(2006年9月発行)
特集 新医師臨床研修制度に基づく精神科ローテート研修の評価
48巻8号(2006年8月発行)
48巻7号(2006年7月発行)
48巻6号(2006年6月発行)
特集 オグメンテーション療法か,多剤併用療法か
48巻5号(2006年5月発行)
シンポジウム MCIとLNTDをめぐって
48巻4号(2006年4月発行)
48巻3号(2006年3月発行)
特集 災害精神医学の10年―経験から学ぶ
48巻2号(2006年2月発行)
48巻1号(2006年1月発行)
47巻12号(2005年12月発行)
シンポジウム 精神医療システムの改革:その理念とエビデンス
47巻11号(2005年11月発行)
特集 電気けいれん療法
47巻10号(2005年10月発行)
47巻9号(2005年9月発行)
47巻8号(2005年8月発行)
特集 リエゾン精神医学の現状と課題
47巻7号(2005年7月発行)
47巻6号(2005年6月発行)
47巻5号(2005年5月発行)
47巻4号(2005年4月発行)
47巻3号(2005年3月発行)
47巻2号(2005年2月発行)
特集 時代による精神疾患の病像変化
47巻1号(2005年1月発行)
46巻12号(2004年12月発行)
46巻11号(2004年11月発行)
46巻10号(2004年10月発行)
特集 精神科医療における介護保険制度
46巻9号(2004年9月発行)
46巻8号(2004年8月発行)
シンポジウム 精神障害治療の新展開
46巻7号(2004年7月発行)
46巻6号(2004年6月発行)
特集 精神科医療における危機介入
46巻5号(2004年5月発行)
46巻4号(2004年4月発行)
46巻3号(2004年3月発行)
46巻2号(2004年2月発行)
46巻1号(2004年1月発行)
特集 臨床心理技術者の国家資格化についての主張
45巻12号(2003年12月発行)
特集 統合失調症と認知機能―最近の話題
45巻11号(2003年11月発行)
特集 ICFと精神医学
45巻10号(2003年10月発行)
特集 新医師臨床研修制度における精神科研修はどうあるべきか
45巻9号(2003年9月発行)
45巻8号(2003年8月発行)
シンポジウム 痴呆症とパーキンソン病研究の新展開―原因分子の発見をてがかりとして
45巻7号(2003年7月発行)
45巻6号(2003年6月発行)
特集 統合失調症とは何か―Schizophrenia概念の変遷
45巻5号(2003年5月発行)
45巻4号(2003年4月発行)
特集 新医師臨床研修制度の課題―求められる医師像と精神科卒後教育の役割
45巻3号(2003年3月発行)
特集 ひきこもりの病理と診断・治療
45巻2号(2003年2月発行)
45巻1号(2003年1月発行)
44巻12号(2002年12月発行)
シンポジウム WHO精神保健レポートと日本の課題
44巻11号(2002年11月発行)
特集 精神疾患の脳画像解析と臨床応用の将来
44巻10号(2002年10月発行)
44巻9号(2002年9月発行)
44巻8号(2002年8月発行)
特集 精神疾患と認知機能
44巻7号(2002年7月発行)
特別企画 WPA 2002 横浜大会に期待する
44巻6号(2002年6月発行)
特集 司法精神医学の今日的課題
44巻5号(2002年5月発行)
44巻4号(2002年4月発行)
44巻3号(2002年3月発行)
特集 新しい向精神薬の薬理・治療
44巻2号(2002年2月発行)
44巻1号(2002年1月発行)
43巻12号(2001年12月発行)
43巻11号(2001年11月発行)
特集 青少年犯罪と精神医学
43巻10号(2001年10月発行)
シンポジウム 精神分裂病の心理社会的治療の進歩
43巻9号(2001年9月発行)
43巻8号(2001年8月発行)
43巻7号(2001年7月発行)
43巻6号(2001年6月発行)
特集 社会構造の変化と高齢者問題
43巻5号(2001年5月発行)
特別企画 薬物依存者に対する精神保健・精神科医療体制
43巻4号(2001年4月発行)
43巻3号(2001年3月発行)
43巻2号(2001年2月発行)
特集 今,なぜ病跡学か
43巻1号(2001年1月発行)
42巻12号(2000年12月発行)
シンポジウム ライフサイクルと睡眠障害
42巻11号(2000年11月発行)
42巻10号(2000年10月発行)
特集 職場の精神保健
42巻9号(2000年9月発行)
42巻8号(2000年8月発行)
42巻7号(2000年7月発行)
42巻6号(2000年6月発行)
42巻5号(2000年5月発行)
特集 精神疾患の発病規定因子
42巻4号(2000年4月発行)
42巻3号(2000年3月発行)
特別企画 精神医学,医療の将来
42巻2号(2000年2月発行)
シンポジウム 新しい精神医学の構築—21世紀への展望
42巻1号(2000年1月発行)
41巻12号(1999年12月発行)
特集 児童精神科医療の課題
41巻11号(1999年11月発行)
41巻10号(1999年10月発行)
41巻9号(1999年9月発行)
41巻8号(1999年8月発行)
41巻7号(1999年7月発行)
41巻6号(1999年6月発行)
特集 治療抵抗性の精神障害とその対応
41巻5号(1999年5月発行)
41巻4号(1999年4月発行)
41巻3号(1999年3月発行)
41巻2号(1999年2月発行)
41巻1号(1999年1月発行)
特集 記憶障害の臨床
40巻12号(1998年12月発行)
シンポジウム がん,臓器移植とリエゾン精神医学—チーム医療における心のケア
40巻11号(1998年11月発行)
40巻10号(1998年10月発行)
40巻9号(1998年9月発行)
40巻8号(1998年8月発行)
シンポジウム 災害のもたらすもの—阪神・淡路大震災復興期のメンタルヘルス
40巻7号(1998年7月発行)
40巻6号(1998年6月発行)
40巻5号(1998年5月発行)
特集 アジアにおける最近の精神医学事情
40巻4号(1998年4月発行)
40巻3号(1998年3月発行)
40巻2号(1998年2月発行)
特集 精神病像を伴う躁うつ病および分裂感情障害の位置づけ—生物学的マーカーと診断・治療
40巻1号(1998年1月発行)
39巻12号(1997年12月発行)
39巻11号(1997年11月発行)
特集 精神科における合理的薬物選択アルゴリズム
39巻10号(1997年10月発行)
39巻9号(1997年9月発行)
39巻8号(1997年8月発行)
シンポジウム スーパービジョンとコンサルテーション—地域精神医療の方法
39巻7号(1997年7月発行)
39巻6号(1997年6月発行)
39巻5号(1997年5月発行)
特集 学校精神保健—教育との連携の実際
39巻4号(1997年4月発行)
39巻3号(1997年3月発行)
39巻2号(1997年2月発行)
39巻1号(1997年1月発行)
38巻12号(1996年12月発行)
シンポジウム 痴呆の薬物療法の最前線—向知性薬の臨床と基礎
38巻11号(1996年11月発行)
特集 精神医学における分子生物学的研究
38巻10号(1996年10月発行)
38巻9号(1996年9月発行)
38巻8号(1996年8月発行)
38巻7号(1996年7月発行)
38巻6号(1996年6月発行)
38巻5号(1996年5月発行)
特集 精神病理学の方法論—記述か計量か
38巻4号(1996年4月発行)
38巻3号(1996年3月発行)
38巻2号(1996年2月発行)
38巻1号(1996年1月発行)
37巻12号(1995年12月発行)
37巻11号(1995年11月発行)
37巻10号(1995年10月発行)
37巻9号(1995年9月発行)
37巻8号(1995年8月発行)
特集 外来精神科医療の現状と課題
37巻7号(1995年7月発行)
特集 阪神・淡路大震災—現場からの報告
37巻6号(1995年6月発行)
37巻5号(1995年5月発行)
37巻4号(1995年4月発行)
37巻3号(1995年3月発行)
37巻2号(1995年2月発行)
37巻1号(1995年1月発行)
特集 分裂病者の社会復帰—新しい展開
36巻12号(1994年12月発行)
シンポジウム アルツハイマー型痴呆の診断をめぐって
36巻11号(1994年11月発行)
36巻10号(1994年10月発行)
36巻9号(1994年9月発行)
36巻8号(1994年8月発行)
36巻7号(1994年7月発行)
36巻6号(1994年6月発行)
特集 精神医学と生物科学のクロストーク
36巻5号(1994年5月発行)
特集 精神疾患の新しい診断分類
36巻4号(1994年4月発行)
36巻3号(1994年3月発行)
36巻2号(1994年2月発行)
36巻1号(1994年1月発行)
特集 精神科治療の奏効機序
35巻12号(1993年12月発行)
35巻11号(1993年11月発行)
35巻10号(1993年10月発行)
35巻9号(1993年9月発行)
35巻8号(1993年8月発行)
シンポジウム 精神障害者の権利と能力—精神医学的倫理のジレンマ
35巻7号(1993年7月発行)
35巻6号(1993年6月発行)
35巻5号(1993年5月発行)
35巻4号(1993年4月発行)
特集 現代日本の社会精神病理
35巻3号(1993年3月発行)
35巻2号(1993年2月発行)
特集 加齢に関する精神医学的な問題
35巻1号(1993年1月発行)
34巻12号(1992年12月発行)
特集 精神科領域におけるインフォームド・コンセント
34巻11号(1992年11月発行)
34巻10号(1992年10月発行)
34巻9号(1992年9月発行)
34巻8号(1992年8月発行)
特集 薬物依存の臨床
34巻7号(1992年7月発行)
34巻6号(1992年6月発行)
34巻5号(1992年5月発行)
34巻4号(1992年4月発行)
34巻3号(1992年3月発行)
シンポジウム 境界例の診断と治療
34巻2号(1992年2月発行)
34巻1号(1992年1月発行)
33巻12号(1991年12月発行)
特集 不安の病理
33巻11号(1991年11月発行)
33巻10号(1991年10月発行)
33巻9号(1991年9月発行)
33巻8号(1991年8月発行)
33巻7号(1991年7月発行)
33巻6号(1991年6月発行)
33巻5号(1991年5月発行)
33巻4号(1991年4月発行)
33巻3号(1991年3月発行)
33巻2号(1991年2月発行)
特集 精神科領域におけるレセプター機能の研究の進歩
33巻1号(1991年1月発行)
32巻12号(1990年12月発行)
シンポジウム 「うつ」と睡眠
32巻11号(1990年11月発行)
32巻10号(1990年10月発行)
32巻9号(1990年9月発行)
32巻8号(1990年8月発行)
特集 精神疾患の現代的病像をめぐって
32巻7号(1990年7月発行)
32巻6号(1990年6月発行)
特集 精神分裂病の生物学的研究
32巻5号(1990年5月発行)
32巻4号(1990年4月発行)
32巻3号(1990年3月発行)
特集 向精神薬の見逃されやすい副作用と対策
32巻2号(1990年2月発行)
32巻1号(1990年1月発行)
31巻12号(1989年12月発行)
31巻11号(1989年11月発行)
31巻10号(1989年10月発行)
シンポジウム 精神障害者の責任能力
31巻9号(1989年9月発行)
31巻8号(1989年8月発行)
31巻7号(1989年7月発行)
31巻6号(1989年6月発行)
特集 現代社会と家族—諸病態との関連から
31巻5号(1989年5月発行)
31巻4号(1989年4月発行)
31巻3号(1989年3月発行)
31巻2号(1989年2月発行)
31巻1号(1989年1月発行)
特集 サーカディアンリズム—基礎から臨床へ
30巻12号(1988年12月発行)
30巻11号(1988年11月発行)
シンポジウム 痴呆とパーキンソニズム
30巻10号(1988年10月発行)
30巻9号(1988年9月発行)
特集 世界の精神科医療の動向
30巻8号(1988年8月発行)
30巻7号(1988年7月発行)
30巻6号(1988年6月発行)
シンポジウム 地域ケアと精神保健
30巻5号(1988年5月発行)
30巻4号(1988年4月発行)
創刊30周年記念特集 精神医学—最近の進歩 第2部
30巻3号(1988年3月発行)
創刊30周年記念特集 精神医学—最近の進歩 第1部
30巻2号(1988年2月発行)
30巻1号(1988年1月発行)
29巻12号(1987年12月発行)
特集 躁うつ病とセロトニン
29巻11号(1987年11月発行)
29巻10号(1987年10月発行)
29巻9号(1987年9月発行)
29巻8号(1987年8月発行)
29巻7号(1987年7月発行)
29巻6号(1987年6月発行)
29巻5号(1987年5月発行)
29巻4号(1987年4月発行)
29巻3号(1987年3月発行)
29巻2号(1987年2月発行)
29巻1号(1987年1月発行)
特集 老年精神医学
28巻12号(1986年12月発行)
28巻11号(1986年11月発行)
特集 脳の働きと心―大脳の機能をめぐって
28巻10号(1986年10月発行)
28巻9号(1986年9月発行)
28巻8号(1986年8月発行)
28巻7号(1986年7月発行)
28巻6号(1986年6月発行)
28巻5号(1986年5月発行)
28巻4号(1986年4月発行)
28巻3号(1986年3月発行)
28巻2号(1986年2月発行)
特集 現代の子供—心身の発達とその病理—東京都精神医学総合研究所 第13回シンボジウムから
28巻1号(1986年1月発行)
27巻12号(1985年12月発行)
特集 摂食障害の心理と治療
27巻11号(1985年11月発行)
27巻10号(1985年10月発行)
27巻9号(1985年9月発行)
27巻8号(1985年8月発行)
27巻7号(1985年7月発行)
27巻6号(1985年6月発行)
特集 前頭葉の神経心理学
27巻5号(1985年5月発行)
特集 精神分裂病の成因と治療—東京都精神医学総合研究所 第12回シンポジウムから
27巻4号(1985年4月発行)
27巻3号(1985年3月発行)
27巻2号(1985年2月発行)
特集 睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)―その病態と臨床
27巻1号(1985年1月発行)
26巻12号(1984年12月発行)
26巻11号(1984年11月発行)
26巻10号(1984年10月発行)
26巻9号(1984年9月発行)
26巻8号(1984年8月発行)
26巻7号(1984年7月発行)
特集 側頭葉障害における言語症状
26巻6号(1984年6月発行)
26巻5号(1984年5月発行)
26巻4号(1984年4月発行)
26巻3号(1984年3月発行)
26巻2号(1984年2月発行)
特集 DSM-III—その有用性と問題点
26巻1号(1984年1月発行)
特集 精神疾患に対する神経内分泌的アプローチ
25巻12号(1983年12月発行)
特集 カルバマゼピンの向精神作用
25巻11号(1983年11月発行)
25巻10号(1983年10月発行)
特集 少年非行の心理と病理—東京都精神医学総合研究所 第11回シンポジウムから
25巻9号(1983年9月発行)
25巻8号(1983年8月発行)
特集 児童精神医学の現状と将来—都立梅ケ丘病院30周年記念シンポジウムから
25巻7号(1983年7月発行)
25巻6号(1983年6月発行)
25巻5号(1983年5月発行)
25巻4号(1983年4月発行)
特集 聴覚失認
25巻3号(1983年3月発行)
特集 精神医学における病態モデル
25巻2号(1983年2月発行)
特集 薬物と睡眠をめぐって
25巻1号(1983年1月発行)
24巻12号(1982年12月発行)
特集 アルコール依存症の精神医学—東京都精神医学総合研究所 第10回シンポジウムから
24巻11号(1982年11月発行)
24巻10号(1982年10月発行)
特集 精神科診療所をめぐる諸問題
24巻9号(1982年9月発行)
24巻8号(1982年8月発行)
24巻7号(1982年7月発行)
24巻6号(1982年6月発行)
24巻5号(1982年5月発行)
24巻4号(1982年4月発行)
特集 視覚失認
24巻3号(1982年3月発行)
24巻2号(1982年2月発行)
特集 リチウムの臨床と基礎—最近の話題
24巻1号(1982年1月発行)
23巻12号(1981年12月発行)
23巻11号(1981年11月発行)
特集 Ⅱ.アジアにおける精神衛生問題
23巻10号(1981年10月発行)
特集 失行
23巻9号(1981年9月発行)
23巻8号(1981年8月発行)
23巻7号(1981年7月発行)
特集 てんかんのメカニズムと治療—東京都精神医学総合研究所 第8回シンポジウムから
23巻6号(1981年6月発行)
23巻5号(1981年5月発行)
23巻4号(1981年4月発行)
23巻3号(1981年3月発行)
23巻2号(1981年2月発行)
23巻1号(1981年1月発行)
22巻12号(1980年12月発行)
特集 躁うつ病の生物学
22巻11号(1980年11月発行)
特集 Butyrophenone系抗精神病薬の臨床精神薬理学
22巻10号(1980年10月発行)
特集 日本精神医学と松沢病院
22巻9号(1980年9月発行)
22巻8号(1980年8月発行)
特集 思春期の精神医学的諸問題—東京都精神医学総合研究所 第7回シンポジウムから
22巻7号(1980年7月発行)
特集 Brain Function Testへのアプローチ
22巻6号(1980年6月発行)
22巻5号(1980年5月発行)
特集 睡眠研究—最近の進歩
22巻4号(1980年4月発行)
22巻3号(1980年3月発行)
22巻2号(1980年2月発行)
特集 向精神薬をめぐる最近の諸問題
22巻1号(1980年1月発行)
特集 幻覚
21巻12号(1979年12月発行)
21巻11号(1979年11月発行)
特集 精神分裂病の生物学
21巻10号(1979年10月発行)
21巻9号(1979年9月発行)
21巻8号(1979年8月発行)
特集 老人の精神障害—東京都精神医学総合研究所,第6回シンポジウムから
21巻7号(1979年7月発行)
特集 精神分裂病の遺伝因と環境因
21巻6号(1979年6月発行)
特集 創刊20周年記念 第2部
21巻5号(1979年5月発行)
特集 創刊20周年記念 第1部
21巻4号(1979年4月発行)
21巻3号(1979年3月発行)
21巻2号(1979年2月発行)
特集 妄想
21巻1号(1979年1月発行)
20巻12号(1978年12月発行)
特集 精神鑑定
20巻11号(1978年11月発行)
20巻10号(1978年10月発行)
シンポジウム 精神分裂病者の治療について—東京都精神医学総合研究所,第5回シンポジウムから
20巻9号(1978年9月発行)
20巻8号(1978年8月発行)
20巻7号(1978年7月発行)
20巻6号(1978年6月発行)
20巻5号(1978年5月発行)
20巻4号(1978年4月発行)
20巻3号(1978年3月発行)
20巻2号(1978年2月発行)
20巻1号(1978年1月発行)
19巻12号(1977年12月発行)
特集 青年期の精神病理
19巻11号(1977年11月発行)
シンポジウム こころとからだ—東京都精神医学総合研究所,第4回シンポジウムから
19巻10号(1977年10月発行)
19巻9号(1977年9月発行)
19巻8号(1977年8月発行)
特集 在宅精神医療(2)—社会復帰活動とその周辺
19巻7号(1977年7月発行)
19巻6号(1977年6月発行)
19巻5号(1977年5月発行)
19巻4号(1977年4月発行)
特集 精神分裂病の精神生理学
19巻3号(1977年3月発行)
19巻2号(1977年2月発行)
シンポジウム 生のリズムとその障害—東京都精神医学総合研究所,第3回シンポジウムから
19巻1号(1977年1月発行)
18巻12号(1976年12月発行)
特集 近代日本の宗教と精神医学
18巻11号(1976年11月発行)
18巻10号(1976年10月発行)
18巻9号(1976年9月発行)
18巻8号(1976年8月発行)
18巻7号(1976年7月発行)
18巻6号(1976年6月発行)
特集 在宅精神医療—日常生活における指導と治療
18巻5号(1976年5月発行)
シンポジウム 大都市の病理と精神障害—東京都精神医学総合研究所第2回シンポジウムから
18巻4号(1976年4月発行)
18巻3号(1976年3月発行)
18巻2号(1976年2月発行)
18巻1号(1976年1月発行)
17巻13号(1975年12月発行)
臨時増刊号特集 精神医学における日本的特性
17巻12号(1975年12月発行)
17巻11号(1975年11月発行)
17巻10号(1975年10月発行)
17巻9号(1975年9月発行)
17巻8号(1975年8月発行)
17巻7号(1975年7月発行)
17巻6号(1975年6月発行)
17巻5号(1975年5月発行)
17巻4号(1975年4月発行)
17巻3号(1975年3月発行)
17巻2号(1975年2月発行)
17巻1号(1975年1月発行)
16巻12号(1974年12月発行)
16巻11号(1974年11月発行)
シンポジウム 現代における精神医学研究の課題—東京都精神医学総合研究所開設記念シンポジウムから
16巻10号(1974年10月発行)
16巻9号(1974年9月発行)
16巻7号(1974年7月発行)
シンポジウム 向精神薬療法の現状と問題点—Dr. Frank J. Ayd, Jr. を迎えて
16巻6号(1974年6月発行)
誌上シンポジウム 日本の精神医療についての4つの意見
16巻5号(1974年5月発行)
16巻4号(1974年4月発行)
16巻3号(1974年3月発行)
16巻2号(1974年2月発行)
16巻1号(1974年1月発行)
15巻12号(1973年12月発行)
特集 精神障害と家族
15巻11号(1973年11月発行)
15巻10号(1973年10月発行)
15巻9号(1973年9月発行)
15巻8号(1973年8月発行)
15巻7号(1973年7月発行)
15巻6号(1973年6月発行)
15巻5号(1973年5月発行)
15巻4号(1973年4月発行)
特集 痴呆の臨床と鑑別
15巻3号(1973年3月発行)
15巻2号(1973年2月発行)
15巻1号(1973年1月発行)
14巻12号(1972年12月発行)
特集 精神障害者の動態
14巻11号(1972年11月発行)
14巻10号(1972年10月発行)
14巻9号(1972年9月発行)
14巻8号(1972年8月発行)
14巻7号(1972年7月発行)
14巻6号(1972年6月発行)
14巻5号(1972年5月発行)
特集 てんかん分類へのアプローチ
14巻4号(1972年4月発行)
14巻3号(1972年3月発行)
14巻2号(1972年2月発行)
特集 作業療法
14巻1号(1972年1月発行)
13巻12号(1971年12月発行)
特集 社会変動と精神医学
13巻11号(1971年11月発行)
13巻10号(1971年10月発行)
特集 内因性精神病の生物学的研究
13巻9号(1971年9月発行)
13巻8号(1971年8月発行)
13巻7号(1971年7月発行)
13巻6号(1971年6月発行)
13巻5号(1971年5月発行)
特集 向精神薬をめぐる問題点
13巻4号(1971年4月発行)
13巻3号(1971年3月発行)
13巻2号(1971年2月発行)
13巻1号(1971年1月発行)
12巻12号(1970年12月発行)
特集 社会のなかの精神科医
12巻11号(1970年11月発行)
12巻10号(1970年10月発行)
12巻9号(1970年9月発行)
12巻8号(1970年8月発行)
12巻7号(1970年7月発行)
12巻6号(1970年6月発行)
特集 境界例の病理と治療
12巻5号(1970年5月発行)
特集 対人恐怖
12巻4号(1970年4月発行)
12巻3号(1970年3月発行)
12巻2号(1970年2月発行)
特集 医療危機と精神科医—第6回日本精神病理・精神療法学会 討論集会をめぐって
12巻1号(1970年1月発行)
11巻12号(1969年12月発行)
11巻11号(1969年11月発行)
11巻10号(1969年10月発行)
11巻9号(1969年9月発行)
11巻8号(1969年8月発行)
11巻7号(1969年7月発行)
11巻6号(1969年6月発行)
11巻5号(1969年5月発行)
特集 心気症をめぐつて
11巻4号(1969年4月発行)
11巻3号(1969年3月発行)
特集 医学教育と精神療法
11巻2号(1969年2月発行)
11巻1号(1969年1月発行)
10巻12号(1968年12月発行)
10巻11号(1968年11月発行)
10巻10号(1968年10月発行)
10巻9号(1968年9月発行)
10巻8号(1968年8月発行)
10巻7号(1968年7月発行)
特集 集団精神療法(日本精神病理・精神療法学会第4回大会シンポジウム)
10巻6号(1968年6月発行)
10巻5号(1968年5月発行)
特集 うつ病—日本精神病理・精神療法学会(第4回大会シンポジウム)
10巻4号(1968年4月発行)
10巻3号(1968年3月発行)
10巻2号(1968年2月発行)
10巻1号(1968年1月発行)
9巻12号(1967年12月発行)
9巻11号(1967年11月発行)
9巻10号(1967年10月発行)
9巻9号(1967年9月発行)
9巻8号(1967年8月発行)
9巻7号(1967年7月発行)
特集 精神療法の技法と理論—とくに人間関係と治癒像をめぐって
9巻6号(1967年6月発行)
特集 心因をめぐる諸問題
9巻5号(1967年5月発行)
特集 創造と表現の病理
9巻4号(1967年4月発行)
特集 精神療法における治癒機転
9巻3号(1967年3月発行)
9巻2号(1967年2月発行)
特集 精神分裂病の診断基準—とくに“Praecoxgefühl”について
9巻1号(1967年1月発行)
特集 内因性精神病の疾病論
8巻12号(1966年12月発行)
特集 うつ病の臨床
8巻11号(1966年11月発行)
特集 宗教と精神医学
8巻10号(1966年10月発行)
特集 地域精神医学—その理論と実践
8巻9号(1966年9月発行)
8巻8号(1966年8月発行)
8巻7号(1966年7月発行)
特集 精神医療体系のなかでの精神病院の位置づけ
8巻6号(1966年6月発行)
特集 薬物と精神療法
8巻5号(1966年5月発行)
8巻4号(1966年4月発行)
特集 精神分裂病の家族研究
8巻3号(1966年3月発行)
特集 精神活動とポリグラフ
8巻2号(1966年2月発行)
8巻1号(1966年1月発行)
7巻12号(1965年12月発行)
7巻11号(1965年11月発行)
7巻10号(1965年10月発行)
7巻9号(1965年9月発行)
7巻8号(1965年8月発行)
7巻7号(1965年7月発行)
7巻6号(1965年6月発行)
特集 呉秀三先生の生誕100年を記念して
7巻5号(1965年5月発行)
7巻4号(1965年4月発行)
7巻3号(1965年3月発行)
特集 精神分裂病の“治癒”とは何か
7巻2号(1965年2月発行)
特集 精神療法の限界と危険
7巻1号(1965年1月発行)
6巻12号(1964年12月発行)
6巻11号(1964年11月発行)
特集 向精神薬・抗けいれん剤の効果判定法
6巻10号(1964年10月発行)
6巻9号(1964年9月発行)
6巻8号(1964年8月発行)
6巻7号(1964年7月発行)
6巻6号(1964年6月発行)
6巻5号(1964年5月発行)
6巻4号(1964年4月発行)
6巻3号(1964年3月発行)
6巻2号(1964年2月発行)
特集 神経症の日本的特性
6巻1号(1964年1月発行)
特集 近接領域からの発言
5巻12号(1963年12月発行)
5巻11号(1963年11月発行)
5巻10号(1963年10月発行)
5巻9号(1963年9月発行)
5巻8号(1963年8月発行)
5巻7号(1963年7月発行)
5巻6号(1963年6月発行)
5巻5号(1963年5月発行)
5巻4号(1963年4月発行)
5巻3号(1963年3月発行)
特集 てんかん
5巻2号(1963年2月発行)
特集 病識〔精神病理懇話会講演および討議〕
5巻1号(1963年1月発行)
4巻12号(1962年12月発行)
4巻11号(1962年11月発行)
特集 睡眠
4巻10号(1962年10月発行)
4巻9号(1962年9月発行)
4巻8号(1962年8月発行)
4巻7号(1962年7月発行)
4巻6号(1962年6月発行)
4巻5号(1962年5月発行)
4巻4号(1962年4月発行)
4巻3号(1962年3月発行)
4巻2号(1962年2月発行)
4巻1号(1962年1月発行)
3巻12号(1961年12月発行)
特集 非定型内因性精神病
3巻11号(1961年11月発行)
3巻10号(1961年10月発行)
3巻9号(1961年9月発行)
3巻8号(1961年8月発行)
3巻7号(1961年7月発行)
3巻6号(1961年6月発行)
3巻5号(1961年5月発行)
3巻4号(1961年4月発行)
3巻3号(1961年3月発行)
3巻2号(1961年2月発行)
3巻1号(1961年1月発行)
特集 妄想の人間学—精神病理懇話会講演ならびに討論