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「精神医学」への手紙
若年層の気分障害や統合失調症を対象にしたヤング・デイケアにおけるアニマルセラピーの試み
著者: 岩橋和彦1
所属機関: 1麻布大学健康管理センター
ページ範囲:P.437 - P.438
文献購入ページに移動はじめに
アニマルセラピー(animal assisted therapy;AAT)は,患者が生活場面や治療場面で動物と触れ合うことで心を癒やす効果(リラックス効果)があるという報告がある1,2)。精神科におけるデイケアのアニマルセラピープログラムの主な目的は,疾患によって異なるが,感情障害や,統合失調症および人格障害の引きこもりにおいては,昼夜逆転の自閉生活の改善と体験交流を通じてのリラックスできる居場所を提供すること,動物を介して他者とのコミュニケーション能力の向上を図り就学や社会復帰の援助を行うことであり,癒やしや,社会的引きこもりからの脱却と社会復帰のためのリハビリテーションおよびノーマライゼーションとしての有効性が期待されている1)。
アニマルセラピー(animal assisted therapy;AAT)は,患者が生活場面や治療場面で動物と触れ合うことで心を癒やす効果(リラックス効果)があるという報告がある1,2)。精神科におけるデイケアのアニマルセラピープログラムの主な目的は,疾患によって異なるが,感情障害や,統合失調症および人格障害の引きこもりにおいては,昼夜逆転の自閉生活の改善と体験交流を通じてのリラックスできる居場所を提供すること,動物を介して他者とのコミュニケーション能力の向上を図り就学や社会復帰の援助を行うことであり,癒やしや,社会的引きこもりからの脱却と社会復帰のためのリハビリテーションおよびノーマライゼーションとしての有効性が期待されている1)。
参考文献
1) 岩橋和彦:認知症患者のデイケア・プログラムにおけるアニマルセラピー(動物介在療法)導入の試み.精神医学 49:322-323, 2007
2) 横山章光,大澤あかね,野村総一朗:精神科領域におけるアニマル・アシステッド・セラピー.精神科治療学 11:491-498, 1996
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