文献詳細
書評
―飛鳥井 望 編―最新医学別冊 新しい診断と治療のABC70―心的外傷後ストレス障害(PTSD) フリーアクセス
著者: 井上新平1
所属機関: 1高知大学神経精神科学教室
ページ範囲:P.442 - P.442
文献概要
PTSDの概念のわが国への定着には,1995年の阪神淡路大震災と地下鉄サリン事件が契機となった。以後,基礎的・臨床的知見が着実に積み上げられ,概念の普及ではマスコミが大きな役割を果たした。本書は,現時点でPTSDについての内外の最新知見を包括的かつ平易に紹介したものである。全5章で,概要から始まり,PTSDの生物学,治療法,各種イベント,子どものPTSDから構成される。執筆者は各分野の第一人者17人で,PTSD研究のトップに立つ飛鳥井望先生が編纂された。
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