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動き
精神医学関連学会の最近の活動―国内学会関連(27)(第1回)
著者: 樋口輝彦1
所属機関: 1日本学術会議
ページ範囲:P.629 - P.649
文献購入ページに移動 「精神医学関連学会の最近の活動」が本誌の「動き」に掲載されるようになったのは1987年からであり,当時日本学術会議の会員であった島薗安雄先生の発案によるものであった。当時の学術会議には精神医学研究連絡委員会が設置されており,関係学会間の連携,連絡がはかられ,そこで取り上げられた重要課題が日本学術会議から提言のかたちで発出されることもあり,関係する学会間のコミュニケーションの重要性を島薗先生が認識され,この企画がスタートしたものと思われる。以来,四半世紀の間,この企画は続けられ,今日に至っている。この間,本企画の担当者は島薗安雄先生から大熊輝雄先生に,大熊輝雄先生から高橋清久先生に,そして今回,高橋先生から私が受け継がせていただいた。
日本学術会議は第20期から大きく変わり,それまでの関連学会の代表者による構成から会員の推薦によって会員が選ばれることになり,研究連絡委員会も廃止された。しかし,関連学会間の連携,共同提案,学会のあるべき姿の議論は今でも極めて重要な課題であることに変わりはない。精神医学関連学会の数は年々増加し,現在70を超えてなお増加している。これだけ増えると,相互理解の機会を得ることも難しい中で,この欄の果たす役割は今後も貴重であると確信している。
日本学術会議は第20期から大きく変わり,それまでの関連学会の代表者による構成から会員の推薦によって会員が選ばれることになり,研究連絡委員会も廃止された。しかし,関連学会間の連携,共同提案,学会のあるべき姿の議論は今でも極めて重要な課題であることに変わりはない。精神医学関連学会の数は年々増加し,現在70を超えてなお増加している。これだけ増えると,相互理解の機会を得ることも難しい中で,この欄の果たす役割は今後も貴重であると確信している。
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