文献詳細
書評
―P・フィレンチ,J・スミス,D・シャイアズ,M・リード,M・レイン 編著,岡崎祐士,笠井清登 監修,針間博彦 監訳―精神病早期介入―回復のための実践マニュアル フリーアクセス
著者: 井上新平1
所属機関: 1高知大学医学部神経精神科学教室
ページ範囲:P.757 - P.757
文献概要
「はじめに」で,早期介入の位置づけが記されたあと,テーマ1「アクセスと関係作りの改善」で,受診経路,関係作り,治療の展開などが扱われる。DUPの短縮が全国的優先事項とされ,中央値3カ月,6カ月を越えないことを目標としていることなど目を見張る。抗精神病薬についてはマニュアルらしく,何をどう使えばいいかがかなり断定的に書かれている。また治療関係作りの重要性が随所で強調される。
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