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MirtazapineとDuloxetineの併用療法がパニック障害と坐骨神経痛に奏効し抗がん剤治療が再開できた1例
著者: 山下智子1 長濱道治1 和氣玲1 宮岡剛1 堀口淳1
所属機関: 1島根大学医学部精神医学講座
ページ範囲:P.363 - P.366
文献購入ページに移動近年,さまざまな作用機序を有する抗うつ薬が発売されており,薬剤選択の幅が広がっている。パニック障害に適応のある薬剤は主に選択的セロトニン再取り込み阻害薬(selective serotonin reuptake inhibitors;SSRI)であるが,SSRIの消化器症状などによって投与できない場合など,臨床現場では適応外使用薬剤の投与もしばしば必要となる。今回,我々はmirtazapineとduloxetineの併用療法がパニック障害と坐骨神経痛とに奏効し,抗がん剤治療が再開できた1例を経験したので,貴重な症例と考え報告する。
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