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文献詳細

雑誌文献

精神医学55巻5号

2013年05月発行

私のカルテから

精神遅滞の問題行動に少量のblonanserinの追加が著効した1例

著者: 齋藤慎之介1 小林聡幸1 加藤敏1

所属機関: 1自治医科大学精神医学教室

ページ範囲:P.483 - P.485

文献概要

はじめに

 今回,入院中の環境の変化を契機に,さまざまな問題行動が出現し対応に苦慮したが,少量のblonanserinの付加的投与が著効した中度精神遅滞の症例を経験したため,以下に報告する。なお症例の特定を避けるために細部は改変を施してある。

参考文献

1) 境さやか,木村永一,畠上大樹,他:低用量のブロナンセリンへの切り替えにより精神症状が速やかに改善した統合失調症2症例―ブロナンセリン投与量を考える.新薬と臨床58:2179-2184, 2009
2) 滝沢義唯,岡本洋平,堺潤,他:発達障害患者の不穏,強い固執に対し,ブロナンセリンとクアゼパムの投与が有効であった症例.新薬と臨床60:1803-1807, 2011
3) 米田衆介,橋本大彦:精神遅滞.臨床精神医学29増刊号:73-79, 2000

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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