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雑誌目次

雑誌文献

精神医学55巻6号

2013年06月発行

雑誌目次

展望

認知症科設置提言について

著者: 武久洋三

ページ範囲:P.511 - P.522

はじめに

 大変厄介な世の中になったものである。長生きすることがどうやら迷惑で,世の中のためにならない,国のためにならない超高齢化の時代を迎える戦中派,戦後派の人々は早く死んでもらうほうが良いのだという風に世論が傾いている。日本人というものは良くも悪くもポピュリズムで皆が良いという方向にどっと向かってしまう。あれだけ自民党政治はもうこりごりだと政権を変えることを選択したのに,その民主党政権がマスコミに一斉に煽られると,途端にまた元の自民党が大好きになり,さらに右翼思想の政党まで加わって,時あたかも世界経済復興の気運に乗ってアメリカも世界も日本も同時株高となった。2回目の安倍首相の人気はうなぎのぼりで自民党支持率も以前に増してものすごい勢いで世の中が復活してきている。それはあまりにも民主党政権がひどい状態だったにせよ,時計の振り子の揺れが極端ではないか。一度「ダメ首相」とこき下ろした病弱首相を今度は持ち上げるだけ持ち上げている。今度はまたその反動が恐ろしいくらいである。安倍首相の心配をしてあげなければならないかもしれない。この上は1年ごとの首相交代でなく,しっかりと4年は最低やってもらうほうがよいだろう。

 これが本当に日本人の本質なのだろうか。長生きすると病気の人が増え,その治療のために莫大な税金が費やされるとして,尊厳死や平穏死など「ある程度の年齢になればもう治療なんかしなくてよいではないか」と考える人もいる。またターミナルの定義がどんどん前倒しされ,今や85歳という年齢だけで,もうターミナルと言われる。まして老衰の人は治療せずに穏やかに死んでもらおうとまで主張する人がいる。果たして老衰か病気かは誰が判断するのであろう。

 また,口から食べなくなったらもう人間としてお終いだから静かに逝かせてあげようとまで言われる。しかし問題はその食べたくなくなった原因ではないか。風邪をひいたり腰痛で薬を処方されて真面目に服用したために消化器症状を呈したのかもしれないし,あるいはインフルエンザや肺炎になったり,転倒したショックや肉親の不幸のショックなどで食欲不振になっているかもしれないのではないか。それなら原因を取り除いたり治療をすれば治るものである。人工呼吸器は外せば即死亡するのであまり言われないが,胃瘻までして生きたくないでしょうと今は元気な高齢者に聞けば,それはまあみんなイエスと答えるだろう。しかし意識があれば人間の尊厳はともかく,動物としては生命を長らえたいという願望は本能的なものである。そのターゲットに先ず挙げられているのは認知症である。「認知症があるのにかわいそうに胃に穴を開けられて,無理やり生かされて。」などという感情論が優先する。では認知症は駄目だというならば統合失調症はどうか。食道癌はよいけれど脳血管障害による嚥下障害には胃瘻をしてはいけないのか。嚥下障害は第9脳神経の舌咽神経,第10脳神経の迷走神経,第11脳神経の舌下神経などの神経損傷であり,巣症状である。その点では片麻痺と全く同じであり,片麻痺なら1日3時間でも積極的にリハビリテーション(以下,リハビリ)を推奨するのに対して嚥下障害に対してはまともなリハビリはほとんど行われていない。リハビリをしなければ神経麻痺は回復しない。だから脳卒中になれば一時も早く胃瘻をして安全に嚥下リハビリ訓練を十分にすることにより目覚しい回復をみせることだろう。

 どうやら鼻から管をぶら下げている経鼻経管の無様な格好が感情論的に否定されているのではないか。財務省としては高齢者の医療費の増大を何とか防ぐためには先ず胃瘻を否定し,次に認知症の長期治療を否定し,重度の高齢者の治療を否定し制限する世論形成をしゃかりきに行っているとしかみえない。

 それにしても認知症はそんなにも困った存在なのだろうか。平均寿命が上がれば上がるほど組織の老化は進むし,早く走れないし,重いものは持てないし,早口にも話せない。脳組織も衰えてくるのが当たり前である。平均寿命が短いときには,脳細胞の老化より肉体内臓の老化が早く到来して認知症になる前に肉体年齢を終えていた人が多かったに過ぎない。

研究と報告

乳がん患者の心理状態および適応における病理外来の有効性に関する研究

著者: 永嶋美幸 ,   谷山清己 ,   南花枝 ,   竹林実

ページ範囲:P.523 - P.529

抄録

 根治的手術療法を受けた乳がん患者を対象に,病理外来の受診が患者の心理状態や態度に及ぼす短期的な影響を検討するために,病理外来前後で質問紙調査と面接調査を実施した。病理外来受診群は,治療意欲の高まりや安心感の獲得がなされた可能性があること,HADSが示す状態としての不安が軽減する傾向があることなどから,病理外来は短期的に不安を軽減させる可能性があることが示唆された。一方,MACのAnxious Preoccupation得点は,病理外来前後ともに受診群のほうが,非受診群よりも有意に高かった。したがって,受診群は不安に対して医学的情報を収集したり,健康に良い行動を取り入れるなどして不安を解消する特性があることが可能性として考えられ,医学情報や情緒面の適切なサポートが必要と考えられた。

双極性うつ病の入院治療に関する臨床的検討

著者: 小早川英夫 ,   板垣圭 ,   柴崎千代 ,   中津啓吾 ,   竹林実

ページ範囲:P.531 - P.535

抄録

 双極性うつ病における入院治療について診療録を用いて後方視的に検討した。退院の時点ですべての患者に気分安定薬が使用されていたが,気分安定薬単剤で治療されていた患者は13.7%にとどまり,抗精神病薬の併用は62%,抗うつ薬の併用は51.7%であった。入院時に大うつ病性障害と診断し,入院中に診断変更された患者群は,最初から双極性障害と診断していた患者群と比較して,躁転の有無にかかわらず,有意に在院日数が長かった。これらの結果から,抗精神病薬,抗うつ薬を高率に併用し,双極性うつ病の治療に苦慮している現状および早期の適切な双極性障害の診断と治療の重要性が明らかとなった。

日本版感覚プロフィールの標準化―信頼性および標準値の検討

著者: 伊藤大幸 ,   平島太郎 ,   萩原拓 ,   岩永竜一郎 ,   谷伊織 ,   行廣隆次 ,   内山登紀夫 ,   小笠原恵 ,   黒田美保 ,   稲田尚子 ,   原幸一 ,   井上雅彦 ,   村上隆 ,   染木史緒 ,   中村和彦 ,   杉山登志郎 ,   内田裕之 ,   市川宏伸 ,   辻井正次

ページ範囲:P.537 - P.548

抄録

 本研究では発達障害,精神疾患などにより生じる感覚処理の問題を包括的に評価する尺度として国際的に広く利用されている感覚プロフィールの日本版(SP-J)を開発し,1,441名のコミュニティサンプルのデータに基づき,その信頼性と標準値を検討した。大部分の項目で十分な修正済み項目―合計相関が示され,内的整合性の指標であるα係数もフロア効果が著しい一部の下位尺度を除いておおむね十分な値が得られた。原版の適用範囲である3~10歳と11歳以上では,修正済み項目―合計相関もα係数も同等の結果が得られ,11歳以上にも同等の信頼性で測定を行えることが示唆された。7年齢帯ごとの標準値が得られ,SP-Jによる感覚異常の評価が可能になった。

保育記録による発達尺度改訂版(NDSC-R)の標準化―月齢区分ごとの標準値およびカットオフ値の検討

著者: 伊藤大幸 ,   田中善大 ,   高柳伸哉 ,   大嶽さと子 ,   原田新 ,   中島俊思 ,   野田航 ,   染木史緒 ,   望月直人 ,   辻井正次

ページ範囲:P.549 - P.560

抄録

 保育士評定によって幼児の適応行動の発達と不適応行動の出現の双方を包括的に評価する「保育記録による発達尺度改訂版(NDSC-R)」の月齢区分ごとの標準値およびカットオフ値について,4年間計9回の単一市内全保育所調査によって得られた延べ10,387名のデータに基づいて検討した。天井効果を補正するため,天井効果によって正規性が損なわれている上位数点を除く範囲では正規分布が成立することを仮定し,得点の上限が存在しない場合の平均値および標準偏差を推定した。この推定の標準値に基づき,3水準のカットオフ値を算出したところ,各判定の実測の相対度数と正規分布上の相対度数はおおむね一致し,標準値およびカットオフ値の妥当性が示された。

短報

短期間に再発した抗NMDA受容体脳炎の男性例

著者: 松岡究 ,   芳野浩樹 ,   江浦信之 ,   盛本翼 ,   太田豊作 ,   橋本和典 ,   上野聡 ,   岸本年史

ページ範囲:P.561 - P.564

抄録

 短期間に再発した抗N-methyl D-aspartate受容体抗体に関連した脳炎(以下,抗NMDA受容体脳炎)の男性例を経験した。感冒症状の後に統合失調症様症状,意識障害,強直間代発作が認められ,免疫療法や向精神薬の投与により症状は改善し,3か月後に退院となった。しかし,退院2か月後に感冒症状,抑うつ症状,統合失調症様症状,意識障害を呈し再発した。本疾患の男性例は少なく,本邦での男性例は数例しか報告されていない。また,女性例では卵巣奇形腫の合併が多いことが知られているが,男性例は女性例と比較して腫瘍の合併は少なく,非腫瘍合併例では腫瘍合併例よりも再発が多いと報告されている。本症例の臨床経過を示し,文献的考察を加えて報告する。

アルツハイマー病の異食行為にblonanserinが著効した1例

著者: 大川愼吾 ,   大植正俊

ページ範囲:P.565 - P.568

はじめに

 認知症性疾患ではさまざまなBPSD(behavioural psychological symptoms of dementia,認知症の行動心理学的症状)が現れる。それらの中で異食行為(異食)1)は,介護者だけでなく,本人にも重大な悪影響を及ぼし,毒物の摂取はただちに生命の危険をもたらす。また,介護施設の認知症入所者が異食により窒息死したことで訴訟事例も起きている。このため,異食は医学的にも介護の上でも非常に重要な症状であるが,確実な予防法がない。我々は,非定型抗精神病薬blonanserin(BNS)の投与により異食が消失した高度アルツハイマー病の症例を経験した。BPSDに対し本薬の有効性を示す報告は散見されるが7),異食についてのものはなく,自験例を提示し考察を加えた。

連載 「継往開来」操作的診断の中で見失われがちな,大切な疾病概念や症状の再評価シリーズ

激越型うつ病

著者: 佐藤晋爾 ,   朝田隆

ページ範囲:P.571 - P.574

はじめに

 激越型うつ病とは,非常に強い不安と落ち着きのなさを示すうつ状態であり,うつ病の主な特徴である抑制性を部分的に認めない病態をいう。典型的な病像は7,8,9,14),一時も落ち着かずそわそわとし,椅子に座ったり立ったりし部屋の中をうろうろと歩き回り,あるいは逆に「体が動かない」と唐突に横になろうとする。一方,体のどこか,特に両手をもぞもぞと動かし,髪の毛や服などをずっといじっている。嘆息しながら苦悶様の表情で強い絶望感,不安感注1),悲哀感,罪業感,心気的訴えなどを繰り返し,話の内容も常同的といってよい状態となる。なかには訴えの内容が妄想的になり,精神病性うつ病へと診断が移行する場合もある。苦悩感が強い上に衝動的(激越発作;raptus melancholicus)13)になることがあり,臨床的には自殺企図が危惧される状態である9,14)。激越型うつ病は女性,高齢者に比較的多くみられ,いわゆる退行期うつ病(Involutionsdepression)との重複が論じられることもある4,7,14)

東日本大震災・福島第一原発事故と精神科医の役割・6

小児のメンタルヘルスと精神科医

著者: 岩垂喜貴 ,   齋藤万比古

ページ範囲:P.575 - P.581

はじめに

 2011年3月11日に生じた東日本大震災は岩手,宮城,福島の東北3県を中心に多くの被害をもたらした。被災直後より全国の精神科医療機関から「こころのケアチーム」が被災地に派遣されたが,そのほとんどは成人を対象にしたものであり児童精神科医による子どもを対象とした「こころのケアチーム」は非常に少数であった。

 独立行政法人国立国際医療研究センター国府台病院児童精神科は1948年に開設された長い歴史を持つ,児童精神科医療のモデル的な診療の場を目指して活動を続けている診療科である。そして当院は震災直後より宮城県の要請を受け,宮城県石巻市内でこころのケア診療活動を行っており4),現時点でもその活動を継続している。

 宮城県石巻市は宮城県東部に位置する人口16万人(被災前)の宮城県内第2の都市である。今回の震災では市内の沿岸部および北上川周辺で津波による莫大な被害が生じ,震災による死者および行方不明者は3,000人を超え,家屋の被害の甚大であったため重篤な外傷体験をした子ども達が多いと推察される。小児において深刻な外傷体験が心的外傷後ストレス障害(post-traumatic stress disorder;PTSD)を中心とした精神疾患への発症のきっかけとなる場合もあり1~3),子どものこころに対する十分な支援が必要とされる地域である。

 元来この地域には児童精神科の専門医療施設は存在せず,市内の精神科医または小児科医および宮城県子ども総合センターの出張相談がその業務を補完するような形で行われていた。本稿ではこのような児童精神科とは馴染みのない地域で行ってきた当院の支援活動とその問題点について明らかにしたい。

動き

精神医学関連学会の最近の活動―国内学会関連(28)(第1回)

ページ範囲:P.583 - P.602

 本欄「精神医学関連学会の最近の活動」は,1987年に当時日本学術会議の会員であった島薗安雄先生の発案により掲載がスタートいたしました。当時の学術会議には精神医学研究連絡委員会が設置され,そこで取り上げられた重要課題が学術会議から提言されることがありました。島薗先生は,そのような背景から学会間のコミュニケーションが重要であると認識され,この企画がスタートいたしました。以来,掲載は継続し,今回で第28回となりました。この間,本企画は島薗安雄先生,大熊輝雄先生,高橋清久先生,樋口輝彦先生と代々の学術会議会員の先生に監修をお願いして参りました。

 日本学術会議は第20期(2006年)から大きく変わり,会員は会員推薦となり関連学会の代表者による構成ではなくなりました。研究連絡委員会も廃止されました。本欄の当初の意義は薄れましたが,関連学会間の連携や学会のあるべき姿の議論は今も重要です。掲載スタート時の序文において島薗先生は「専門領域の細分化による視野の矮小化を防ぎ,ひいては精神医学の健全な発展に資したい」と述べておられます。本誌編集委員会は,以上の認識から本欄の継続を決定し現在に至っています。

 本欄が精神医学関連学会の連携,相互理解の一助となれば幸いです。

書評

―堀越 勝,野村俊明 著―精神療法の基本―支持から認知行動療法まで

著者: 古川壽亮

ページ範囲:P.570 - P.570

 堀越勝先生が『精神療法の基本――支持から認知行動療法まで』を書き下ろしてこのたび医学書院から上梓されると聞いたとき,「いよいよ堀越先生,動き出されたな!」と喜びました。書評をお引き受けし現物を送っていただいて,本書が堀越先生の書き下ろしの部分と,野村俊明先生との対談の二部構成になっていることを知ったとき,「素晴らしい。堀越先生の真価を発揮してもらうのに,これに勝る形式はないぞ!」と驚きました。

 読み通してみて,まさに期待に違わないと感じました。堀越先生と私とは約10年来の知り合いで,この10年間は私自身が認知行動療法を学び,また若い人に教えるようになった10年でもあったので,さまざまな機会を通じて堀越先生に教えていただきながらようやくその任をこなしてきたというのが真実です。その過程で私の中には「堀越語録」がたまっています。この知恵をぜひ日本で精神療法を学ぶ人のみならず,メンタルヘルス関係者すべてにシェアしていただきたいと思っていたので,今回の出版ほど時宜にかなったものはありません。本書の中に堀越先生の知恵が詰まっています。以下にその一部を,私の中の「堀越語録」に照らし合わせながら,お伝えしましょう。ただし,「堀越語録」とはいえ,私というフィルターを通しての記録ですから,以下の引用の責任は私にあります。

学会告知板

第6回(2013年度)関西森田療法セミナー(入門コース)

ページ範囲:P.568 - P.568

日 時 2013年9月~2014年2月(全6回)日曜日 10:00~12:00

会 場 大阪産業創造館 他大阪市内の会場(予定)

論文公募のお知らせ

テーマ:「東日本大震災を誘因とした症例報告」

ページ範囲:P.548 - P.548

「精神医学」誌では,「東日本大震災を誘因とした症例報告」(例:統合失調症,感情障害,アルコール依存症の急性増悪など)を募集しております。先生方の経験された貴重なご経験をぜひとも論文にまとめ,ご報告ください。締め切りはございません。随時受け付けております。

ご論文は,「精神医学」誌編集委員の査読を受けていただいたうえで掲載となりますこと,ご了承ください。

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今月の書籍

ページ範囲:P.603 - P.603

次号予告

ページ範囲:P.604 - P.604

投稿規定

ページ範囲:P.605 - P.606

著作財産権譲渡同意書

ページ範囲:P.607 - P.607

編集後記

著者:

ページ範囲:P.608 - P.608

 今月号をあらためて通読して,本誌の性格からして当然ではあるが,掲載論文のカテゴリーと内容におけるバランスの良さを再認識した。掲載されている論文のほとんどが,診療グループ以上の精神科医の集合体における衆知と経験から生み出されていることが分かる。いかなる報告であっても,編集委員会の評価に耐えるには多くの同僚・先輩方との切磋琢磨の結果としての成果物というレベルに達していなければならない。

 若い頃,先輩から「困り抜いた症例だからこそケースレポートになる」と聞かされた。「困り抜く」にも意味は幾つかあろうが,多くは診断であり,治療・治療関係であろう。本誌の症例報告の多くが,困り抜いた結果,あるレベルの頂を極めたという内容を持つと言っても誤りではないだろう。それだけに,当初は何処で見誤っていたか? 何が契機で見直したか,といった記述こそ有難い。「どうせいつもの…病」という診療態度に,ピシリとばかり活を入れてくれるからである。次に診療グループにはそれぞれの志向性や好みがある。ややもすれば,どこも似たような精神科臨床集団になりかねないのに,実は個性的な存在であり得る原因はここにある。グループが,これに沿ってケースを蓄積し,整理していくところに臨床知が生まれる。ここで若き臨床家にとっては疾患単位というまとまりが見えてくるのと同時に,多彩な個別性というものも分かってくる。そしてこの作業とケースレポート作成とは表裏の関係にある。このような2つの研究姿勢がバランス良く貫かれることで,グループ内において個々の医師の診断精度が着実に向上していくと思われる。

基本情報

精神医学

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-126X

印刷版ISSN 0488-1281

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