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研究と報告
日本版乳幼児感覚プロフィールの標準化―信頼性および標準値の検討
著者: 平島太郎1 伊藤大幸2 岩永竜一郎3 萩原拓4 谷伊織5 行廣隆次6 松本かおり2 内山登紀夫7 小笠原恵8 黒田美保9 稲田尚子10 原幸一11 井上雅彦12 村上隆13 染木史緒14 中村和彦15 杉山登志郎16 内田裕之17 市川宏伸18 辻井正次13
所属機関: 1名古屋大学大学院教育発達科学研究科 2浜松医科大学子どものこころの発達研究センター 3長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 4北海道教育大学旭川校 5東海学園大学人文学部 6京都学園大学人間文化学部 7福島大学大学院人間発達文化研究科 8東京学芸大学総合教育科学系 9淑徳大学総合福祉学部 10国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 11徳島大学大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部 12鳥取大学医学系研究科 13中京大学現代社会学部 14ニューヨーク市立大学教育学部 15浜松医科大学精神科 16浜松医科大学児童青年期精神医学講座 17大阪大学大学院連合小児発達学研究科 18東京都立小児総合医療センター
ページ範囲:P.785 - P.795
文献購入ページに移動本研究では,感覚刺激への反応異常のアセスメントツールとして国際的に広く用いられている感覚プロフィールの日本版の標準化に関する研究の一環として,乳幼児306名のデータをもとに,日本版乳幼児感覚プロフィール(ITSP-J)の信頼性と標準値を検討した。分析の結果,ITSP-Jを構成する質問項目は全般的に高い修正済みItem-Total相関を示し,各項目はそれぞれの下位尺度において有効に機能していた。月齢帯ごとにα係数を検討した結果,ITSP-Jは尺度として十分な内的整合性を有していた。また,パーセンタイルに基づきカットオフ値を設定し,感覚刺激への反応の特徴の判定を行えるようにした。
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