文献詳細
オピニオン 精神科医にとっての精神療法の意味
文献概要
はじめに
認知行動療法,精神分析的精神療法,あるいは森田療法のように一定の治療理論と技法に基づく狭義の精神療法にあっては,医師と臨床心理士など他職種の治療者との間にことさらの区別を設けてはいない。それでは精神療法に対する精神科医独自の視座とは何だろうか。ここでは精神療法を,「患者(クライアント)の苦悩を軽減するために行われる主として言語的な関わり」という程度の広い意味に解して,さしあたり思いつくことを述べることにする。
認知行動療法,精神分析的精神療法,あるいは森田療法のように一定の治療理論と技法に基づく狭義の精神療法にあっては,医師と臨床心理士など他職種の治療者との間にことさらの区別を設けてはいない。それでは精神療法に対する精神科医独自の視座とは何だろうか。ここでは精神療法を,「患者(クライアント)の苦悩を軽減するために行われる主として言語的な関わり」という程度の広い意味に解して,さしあたり思いつくことを述べることにする。
参考文献
1) 中村 敬:森田療法によるうつ病の養生と治療.こころの科学97:67-71, 2001
2) 中村 敬:うつ病の森田療法.福岡行動医学雑誌9:9-15, 2002
3) 中村 敬:服薬に不安の強い患者への対応.精神科臨床サービス2:494-496, 2002
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7) 中村 敬,北西憲二,丸山 晋,他:外来森田療法のガイドライン.森田療法学会誌20:91-103, 2009
8) 中村 敬:森田療法と認知療法.精神療法37:81-82, 2011
掲載誌情報