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文献詳細

雑誌文献

精神医学56巻4号

2014年04月発行

文献概要

紹介

発達障害圏の子達が安心して飛行機へ乗れるようにする取り組み―模擬搭乗体験プログラムの開発と試験的な実施の結果について

著者: 宮崎健祐1 藤原里美1 黒沢祥子1 近藤直司1 吉田成子1 尾崎仁1 柏原彩曜1 岡本健2 西村一美2 草間かほり2 木ノ下宏3 黒沢直子3 村上智映4 上原裕之5 市川宏伸6

所属機関: 1東京都立小児総合医療センター児童思春期精神科 2全日本空輸株式会社CS &プロダクト・サービス室CS推進部ANAおからだの不自由な方の相談デスク 3日本航空株式会社プライオリティ・ゲストセンター 4日本航空株式会社空港企画部 5(株)JALエクスプレス 6日本発達障害ネットワーク

ページ範囲:P.309 - P.317

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抄録

 広汎性発達障害や注意欠如多動性障害などの発達障害圏の患者では,その障害特性から飛行機という慣れない環境(空間・音・気圧・揺れなど)で適切に振舞うことが困難となる可能性がある。そこで今回我々は,航空会社と共同して発達障害圏の患者が飛行機に乗るために必要なスキルを学ぶことができる模擬搭乗体験プログラムを開発したので,その概要と試験的に実施した結果を示し,考察を加えて報告した。

参考文献

1) 朝日新聞.「エールフランス,障害者搭乗拒否」.2001年8月11日
2) Chicagotribune:“Autistic toddler removed from plane” June 25, 2008 http://featuresblogs.chicagotribune.com/features_julieshealthclub/2008/06/autistic-toddle.html
2) ショプラーE,オーリーJG,ランシングMD(佐々木正美監訳):自閉症の治療教育プログラム.ブドウ社,1985

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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