icon fsr

文献詳細

雑誌文献

精神医学57巻11号

2015年11月発行

--------------------

編集後記 フリーアクセス

ページ範囲:P.992 - P.992

文献概要

 これを記している時季,東京でも朝夕は冷気が肌に触れるようになった。「夏は前からじわじわとやって来るが,秋は後から不意にやって来る」と毎年感じてはいたが,今年の夏は猛暑続きだっただけに,秋の訪れはことさら不意だったような気がする。読者諸賢はいかがであろうか。
 さて本号も,バイオマーカーから家族・当事者の思いと体験に至るまで多彩な内容になった。いじめ自殺をめぐる新聞報道に関するものもあり,まさにbio-psycho-socioが揃った。しかも,こうした内容に合わせたかのように,𠮷村玲児先生による巻頭言『大学でのResearchとCommon sense』があらためて精神科医の基本姿勢を説いていて,やや熱い湯で洗われたような感じがした。特に,主治医が時代の流れの中で自分の「立ち位置(患者さんを俯瞰する視点)を常に意識すべき」との指摘は大切であろう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら