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文献詳細

雑誌文献

精神医学57巻3号

2015年03月発行

特集 リエゾン精神医学の現状と今後の展望(Ⅰ)

一般身体科医療とリエゾン精神医学

著者: 宮地英雄1

所属機関: 1北里大学医学部精神科学

ページ範囲:P.169 - P.176

文献概要

はじめに
 医療全体において,リエゾン精神医学とそれに携わる精神科医の役割は,医療の先進化や,患者の権利増加などとともに,年々注目度が増している。その流れの中で,いわゆる「精神科リエゾンチーム加算」が設定され,その概念やシステムが,「公的な制度」として示された。しかし,そのように注目されつつあるがゆえに,期待されているものや誤解,そして現状との乖離もみられているように思う。本稿では,一般身体科との精神科リエゾン医療の現状の一端を整理,紹介し,それをふまえた上で,考え得る今後の展望,課題について述べたい。

参考文献

1) 赤穂理絵:精神科リエゾンチーム—多職種協働チーム医療を考える.臨床精神医学43:905-911, 2014
2) 藤原修一郎:精神科リエゾンチームの背景と意義.医学のあゆみ244:345-347, 2013
3) Leslie DL, Marcantonio ER, Zhang Y, et al:One-year health care costs associated with delirium in the elderly population. Arch Intern Med 168:27-32, 2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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