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巻頭言
精神医学の進む道
著者: 武田雅俊1
所属機関: 1藍野大学
ページ範囲:P.416 - P.417
文献購入ページに移動 2013年5月に発表されたDSM-5(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders)はDSM-Ⅳから19年ぶりの大きな改訂でしたが,もちろん完成された体系ではなく,今後も手直しが必要でしょう。
精神疾患の分類体系化の困難さはKräpelin自身が「臨床症状,経過,転帰,終末像,剖検脳所見などを考慮して精神疾患を定義しようとする試みは大変な作業であったが,現在の分類は十分なものではない。新たな方法が模索されなければならない」と述べています(Zschr Neurol 62:1920)。
精神疾患の分類体系化の困難さはKräpelin自身が「臨床症状,経過,転帰,終末像,剖検脳所見などを考慮して精神疾患を定義しようとする試みは大変な作業であったが,現在の分類は十分なものではない。新たな方法が模索されなければならない」と述べています(Zschr Neurol 62:1920)。
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