精神医学57巻7号

2015年07月発行

特集 自殺対策の現状

アウトリーチによる未遂者のフォローアップ

著者： 小石誠二¹

所属機関： ¹山梨県立精神保健福祉センター

ページ範囲：P.531 - P.537

アウトリーチについて
　近年，保健医療福祉の領域の行政では，病院や施設から地域へという方針が明確に示されるとともに，関係機関がニーズの有る所へ出向く「アウトリーチ」が重視されている。

参考文献

1) ジョゼM.ベルトローテ：自歳予防情報センターブックレットNo.1各国の実情にあった自殺予防対策を．国立精神・神経センター精神保健研究所自殺予防総合対策センター，2007

2) 北村俊則監訳，奥野大地，鹿沼愛，他訳：自殺の対人関係理論．日本評論社，2011(Joiner Jr. TE, Van Orden KA, Witte TK, et al：The Interpersonal Theory of Suicide. American Psychological Association, 2009)

3) 河野通英：自殺が起きた後の対応，高橋祥友編：現代のエスプリNo.488子どもの自殺予防．至文堂，2008

4) 森川将行，豊坂民雄，杉琢磨，他：堺市「いのちの応援係」による警察署を介した自殺未遂者支援の実態と課題．堺市こころの健康センター紀要 3：9-16, 2011

5) 田邉等，田中治，益子茂，他：平成26年度地域保健総合推進事業—自殺未遂者に対する精神保健福祉センターと保健所における支援の現状と課題に関する研究—報告書．日本公衆衛生協会，2015

6) 平成23年度　山梨県立精神保健福祉センター研究紀要．2012　http://www.pref.yamanashi.jp/seishin-hk/jisatuyoboutaisaku.html

7) 山梨県自殺再企図防止ケア事業・山梨県自殺対策人材育成研修会報告書．公益財団法人山梨県看護協会，2014