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研究と報告
大うつ病性障害に対する反復性経頭蓋磁気刺激法(rTMS)の臨床経験
著者: 松原六郎1 宮地雅之1 小林仁志1
所属機関: 1公益財団法人松原病院
ページ範囲:P.561 - P.565
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大うつ病性障害に対する反復性経頭蓋磁気刺激法(rTMS)の臨床経験について報告する。HAM-D(17)スコア20点以上の7症例に対しrTMSを施行した結果,SDSおよびHAM-D(17)の両指標において抗うつ効果が示された。さらにrTMS終了1か月後においてもその効果は持続した。また,rTMS施行による副作用などの問題となるような有害事象は認められず,安全性が高い治療法であることが示唆された。rTMSは,薬剤抵抗性などの難治性大うつ病性障害に対する有用な治療法のひとつとなり得る可能性があると考えられる。
大うつ病性障害に対する反復性経頭蓋磁気刺激法(rTMS)の臨床経験について報告する。HAM-D(17)スコア20点以上の7症例に対しrTMSを施行した結果,SDSおよびHAM-D(17)の両指標において抗うつ効果が示された。さらにrTMS終了1か月後においてもその効果は持続した。また,rTMS施行による副作用などの問題となるような有害事象は認められず,安全性が高い治療法であることが示唆された。rTMSは,薬剤抵抗性などの難治性大うつ病性障害に対する有用な治療法のひとつとなり得る可能性があると考えられる。
参考文献
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