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書評
—大西次郎著—精神保健福祉学の構築—精神科ソーシャルワークに立脚する学際科学として
著者: 青木聖久1
所属機関: 1日本福祉大学福祉経営学部医療・福祉マネジメント学科
ページ範囲:P.578 - P.578
文献購入ページに移動 本誌の読者の多くは,精神保健福祉士と連携していよう。では,その精神保健福祉士の固有性や学問的基盤はどこにあるのか。この疑問に対して本書は,膨大な先行研究から「なるほど」と唸らせる先人の幾多の業績を参照しつつ,精神科専門医であるとともに,社会福祉学の博士課程を修了した社会福祉士でもある著者が,精神保健福祉学の存立という形で回答している。
精神科ソーシャルワーカー(以下,PSW)は,精神保健福祉領域で長く社会福祉実践を展開し,ついに1997年「精神保健福祉士」として国家資格化された。いわば,現場のニーズに後押しされる形で独自の資格化をみたPSWが,拠り所とする精神保健福祉学とは何か,社会福祉学との違いはどこか,というのが著者の問題意識である。
精神科ソーシャルワーカー(以下,PSW)は,精神保健福祉領域で長く社会福祉実践を展開し,ついに1997年「精神保健福祉士」として国家資格化された。いわば,現場のニーズに後押しされる形で独自の資格化をみたPSWが,拠り所とする精神保健福祉学とは何か,社会福祉学との違いはどこか,というのが著者の問題意識である。
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