文献詳細
巻頭言
新専門医制度下における精神科研修医教育—精神科医に求められる感性をどう身につけるか
著者: 鷲塚伸介1
所属機関: 1信州大学医学部精神医学教室
ページ範囲:P.196 - P.197
文献概要
「専門研修プログラム整備基準」2)では,専門研修の目標として,以下の5点を挙げている。すなわち,①患者や家族の苦悩を受け止める感性と共感する能力を有し,その問題点と病態を把握し,治療を含めた対策を立てることができる。②患者・家族をはじめ多くの職種の人々とのコミュニケーション能力を有し専門性を発揮し協働することができる。③根拠に基づき,適切で,説明のできる医療を行うことができる。④臨床場面における困難に対し,自主的・積極的な態度で解決にあたり,患者から学ぶという謙虚な姿勢を備えている。⑤高い倫理性を備えている。そしてこれらの実現のために修得すべき知識・技能・態度などが細かく定められているのだが,ここではその詳細は省く。
参考文献
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