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「The 9th International Congress of the Asian Society Against Dementia」印象記
著者: 上村直人1
所属機関: 1高知大学精神医学
ページ範囲:P.266 - P.267
文献購入ページに移動 第9回International Congress of the Asian Society Against Dementiaが,2015年9月14〜16の3日間,熊本大学神経精神医学分野:神経精神科の池田学会長のもと,KKRホテル熊本で開催された。本学会はアジア諸国の認知症に関する学術的な国際会議と位置付けられており,インド,タイ,インドネシアをはじめとする東南アジア諸国,台湾,香港,中国,韓国などアジア全般が参加対象で,日本での開催が初めてであった。発表は一部の市民対象公開講座を除きすべて英語で,一般演題は68演題(口頭15演題,ポスター53題)であった。シンポジウムは15,プレナリーレクチャーが5つの構成で,ランチョンセミナーも行われた。
大会初日はオープニングセレモニーとして大会長の熊本大学精神医学教授,池田学先生の挨拶の他,厚生労働省の塩崎恭久大臣が来賓として最初に登壇し,日本で初めて開催された本大会の意義と厚生労働省の新オレンジプランの紹介などを含めた記念講演が行われた。その際に熊本大学が県と協力して構築している熊本モデルの重要性と,認知症対策として高齢化が類も見ないスピードで迫っている日本の認知症対策と,これからのアジアの牽引役として国を挙げて役立ちたいことを述べられた。また,熊本大学学長,熊本県知事,本学会の理事長である本間昭先生の講演を含むオープニングセレモニーから学会が始まるという大変格式の高いものであった。
大会初日はオープニングセレモニーとして大会長の熊本大学精神医学教授,池田学先生の挨拶の他,厚生労働省の塩崎恭久大臣が来賓として最初に登壇し,日本で初めて開催された本大会の意義と厚生労働省の新オレンジプランの紹介などを含めた記念講演が行われた。その際に熊本大学が県と協力して構築している熊本モデルの重要性と,認知症対策として高齢化が類も見ないスピードで迫っている日本の認知症対策と,これからのアジアの牽引役として国を挙げて役立ちたいことを述べられた。また,熊本大学学長,熊本県知事,本学会の理事長である本間昭先生の講演を含むオープニングセレモニーから学会が始まるという大変格式の高いものであった。
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