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文献詳細

雑誌文献

精神医学59巻12号

2017年12月発行

文献概要

資料

道路交通法における認知症疑い患者26例の検討

著者: 牧徳彦1

所属機関: 1医療法人鶯友会牧病院

ページ範囲:P.1153 - P.1157

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抄録 2009年以降,道路交通法に基づいて,認知症の疑いにて運転免許証更新に係る診察を当院で担当した連続26例について,その臨床的背景を報告した。80代の男性が多く,農業など現在も就労している方が多かった。独居者では,運転が買い物や用足しなどの日常生活に大きくかかわっている実態がうかがえた。
 本制度では,認知症の有無だけを判定することが求められるが,診断後の生活や仕事などに対して相談できる体制作り,代替交通手段や援助者の検討などが必要である。

参考文献

1) 藤井直樹:かかりつけ医と改正道路交通法—対応と診断書記載.日本医事新報 4861:10-17, 2017
2) 上村直人,池田学:認知症と自動車運転.精神医学 59:325-332, 2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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