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研究と報告
周期的・挿間的な気分変調を主徴とする症例群
著者: 保崎秀夫1 武正建一1 赤井淳一郎1
所属機関: 1慶応大学医学部神経科
ページ範囲:P.57 - P.61
文献購入ページに移動I.はじめに
挿間的,あるいは週期的に現われる抑うつ,不快,刺激性,猜疑的な感情を基調とする気分変調のために徘徊,自殺,嗜癖,窃盗などの反社会的行為にはしり,精神病院にたびたび入院する一群の患者があり,そのつどいろいろな病名がつけられている。患者はその抑制しえぬ気分変調に悩み,その襲来をおそれているが,いつたんそれがやつてくるとそのとりこになつて前記のような行動におよんでしまう。
ここにまずその数例をつぎに具体的にあげてみる。
挿間的,あるいは週期的に現われる抑うつ,不快,刺激性,猜疑的な感情を基調とする気分変調のために徘徊,自殺,嗜癖,窃盗などの反社会的行為にはしり,精神病院にたびたび入院する一群の患者があり,そのつどいろいろな病名がつけられている。患者はその抑制しえぬ気分変調に悩み,その襲来をおそれているが,いつたんそれがやつてくるとそのとりこになつて前記のような行動におよんでしまう。
ここにまずその数例をつぎに具体的にあげてみる。
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