icon fsr

文献詳細

雑誌文献

精神医学6巻1号

1964年01月発行

研究と報告

周期的・挿間的な気分変調を主徴とする症例群

著者: 保崎秀夫1 武正建一1 赤井淳一郎1

所属機関: 1慶応大学医学部神経科

ページ範囲:P.57 - P.61

文献概要

I.はじめに
 挿間的,あるいは週期的に現われる抑うつ,不快,刺激性,猜疑的な感情を基調とする気分変調のために徘徊,自殺,嗜癖,窃盗などの反社会的行為にはしり,精神病院にたびたび入院する一群の患者があり,そのつどいろいろな病名がつけられている。患者はその抑制しえぬ気分変調に悩み,その襲来をおそれているが,いつたんそれがやつてくるとそのとりこになつて前記のような行動におよんでしまう。
 ここにまずその数例をつぎに具体的にあげてみる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら