文献詳細
特集 向精神薬・抗けいれん剤の効果判定法
文献概要
I.まえがき
精神病の状態像をRating Scale(以下R. S. と略す)によつて客観的・数量的に表現するこころみは,多くの研究者によつて行なわれている。うつ病を対象とするR. S. に関しても,1930年に発表されたH. H. Jasper9)のDepression-Elation Test以来,とくに最近数多く研究されるようになつてきている。
これらの研究の多くは,たとえばBeck2),Overall13),Wechsler16)らのごとく,質問紙法によつてうつ病患者の精神的傾向を評点化し,その状態像の把握の信頼性を高めることに努めている。
精神病の状態像をRating Scale(以下R. S. と略す)によつて客観的・数量的に表現するこころみは,多くの研究者によつて行なわれている。うつ病を対象とするR. S. に関しても,1930年に発表されたH. H. Jasper9)のDepression-Elation Test以来,とくに最近数多く研究されるようになつてきている。
これらの研究の多くは,たとえばBeck2),Overall13),Wechsler16)らのごとく,質問紙法によつてうつ病患者の精神的傾向を評点化し,その状態像の把握の信頼性を高めることに努めている。
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