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文献詳細

雑誌文献

精神医学6巻11号

1964年11月発行

特集 向精神薬・抗けいれん剤の効果判定法

抗うつ薬の臨床評価に関する研究

著者: 秋元波留夫1 栗原雅直1 藤谷豊1 佐々木邦幸1

所属機関: 1東京大学医学部精神医学教室

ページ範囲:P.813 - P.825

文献概要

I.まえがき
 精神病の状態像をRating Scale(以下R. S. と略す)によつて客観的・数量的に表現するこころみは,多くの研究者によつて行なわれている。うつ病を対象とするR. S. に関しても,1930年に発表されたH. H. Jasper9)のDepression-Elation Test以来,とくに最近数多く研究されるようになつてきている。
 これらの研究の多くは,たとえばBeck2),Overall13),Wechsler16)らのごとく,質問紙法によつてうつ病患者の精神的傾向を評点化し,その状態像の把握の信頼性を高めることに努めている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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