icon fsr

文献詳細

雑誌文献

精神医学6巻12号

1964年12月発行

文献概要

研究と報告

Propericiazine(Neuleptil)の精神疾患に対する使用経験

著者: 荻野恒一1 千秋哲郎2 水谷孝文3 水谷文夫3 坪井弘次4 大原貢4 小野宏4

所属機関: 1南山大学 2京都大学医学部精神神経科 3資生会八事病院 4名古屋市大医学部精神神経科

ページ範囲:P.933 - P.938

文献購入ページに移動
Ⅰ.まえがき
 propericiazine(Neuleptil)は,つぎの化学構造式をもつ新しい向精神薬であつて,ほぼ1961年来フランスにおける5つの精神病院において系統的かつ継続的に,あらゆる種類の精神疾患に対して使用され,その結果10年前ごろのchlorpromazineの登場にも匹敵するような興味をもたれたのである。われわれは,塩野義製薬を通じて,この新向精神薬に関する文献および本剤を提供されたので,八事病院に在院または新入院の患者36名につき,propericiazineの使用経験をうることができたわけである。以下簡単に文献の紹介と使用経験の結果報告を記述する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?