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文献詳細

雑誌文献

精神医学6巻4号

1964年04月発行

研究と報告

精神症状を呈した全身性エリテマトーデスの1例—症状精神病の症候学への一寄与

著者: 吉田哲雄1 原田憲一1

所属機関: 1東京大学医学部精神医学教室

ページ範囲:P.265 - P.273

文献概要

I.緒言
 症状精神病,器質性精神病,あるいは身体的に基礎づけられた精神病の症候学に関しては,近頃,症状群の回復可能性や,意識混濁の意義などについて,しばしば論議されている。
 われわれの観察した精神症状を呈した全身性エリテマトーデスの1例は,これらの問題について検討を加えるために好適な症例と考えられるので,ここに報告し,とくに,本例にみられた性格変化が著明に改善したことと,その性格変化とともに,同時に,「軽度の意識混濁」がみられたことについて考察したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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