文献詳細
研究と報告
文献概要
I.まえがき
Chlorpromazine,reserpineを初めとする精神科薬物療法は,その後もphenothiazine系薬物の誘導体がつぎつぎと発表され,より強力で毒性と副作用の少ない薬物へと開発されつつある。とくに最近はphenothiazine核がCF3基をもつたtrifluoropromazine,trifluorophenazineが最強力の薬物として知られている。
われわれもこのたび,同様にCF3基をもち,きわめて特徴的な作用を有するTrifluoperazine(住友化学,製品名Tranquis,略称T. Q.)を使用する機会をえたのでその結果を報告する。
Chlorpromazine,reserpineを初めとする精神科薬物療法は,その後もphenothiazine系薬物の誘導体がつぎつぎと発表され,より強力で毒性と副作用の少ない薬物へと開発されつつある。とくに最近はphenothiazine核がCF3基をもつたtrifluoropromazine,trifluorophenazineが最強力の薬物として知られている。
われわれもこのたび,同様にCF3基をもち,きわめて特徴的な作用を有するTrifluoperazine(住友化学,製品名Tranquis,略称T. Q.)を使用する機会をえたのでその結果を報告する。
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