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文献詳細

雑誌文献

精神医学6巻7号

1964年07月発行

研究と報告

不安・緊張症候群に対するChlormezanone(Trancopal)の臨床効果

著者: 野村章恒1 長谷川和夫1 佐藤春夫1 佐治正美1

所属機関: 1慈恵医科大学精神神経科教室

ページ範囲:P.519 - P.522

文献概要

Ⅰ.緒言 周知のごとく,chlorpromazineを主体とするphenothiazine誘導体が,精神安定剤として臨床精神医学に導入されて以来,精神薬物療法psychopharmaco-therapyは精神医学にとつてもつとも重要な課題となつている。また精神症(majorpsychosis)に対する適用だけでなく,神経症,精神身体症や不安・緊張症候群に対してもいわゆるminor Tranquilizer(たとえばmeprgbamate,chlordiazepoxideなど)が広く用いられるようになつている。
 今回,われわれは第一製薬の協力のもとに,いわゆる不安・緊張症候群をもつ神経症あるいは精神身体症にTrancopalを試用する経験をもつたのでここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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