icon fsr

文献詳細

雑誌文献

精神医学6巻8号

1964年08月発行

文献概要

研究と報告

抗酒剤の作用強度の比較

著者: 石井厚1

所属機関: 1東北大学医学部精神医学教室

ページ範囲:P.600 - P.605

文献購入ページに移動
Ⅰ.はじめに
 アルコールに対する耐性を減弱させる薬物すなわち抗酒薬としてもつともよく知られているのはTetraethyl thiuram disulfide(Disulfiram1))であろう。しかしDisulfiram以外にも抗酒作用を示す薬物(石灰窒素2)およびその有効成分からえられたCitrated calcium carbimide(Citr. cal carb.)3),Cyanamide4),獣炭末5),n-Butyraldoxim6),Irgapyrin7),Sulfonylurea8),Coprinus atramentarius9)など)も知られており,そのなかのあるものは臨床的にも使用されている。
 著者はこれら薬物のうちDisulfiram,Citr. cal. carb.,CyanamideおよびSulfonylureaを臨床的に使用し,それぞれの効果を比較検討したのでその結果を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?