文献詳細
文献概要
研究と報告
抗酒剤の作用強度の比較
著者: 石井厚1
所属機関: 1東北大学医学部精神医学教室
ページ範囲:P.600 - P.605
文献購入ページに移動Ⅰ.はじめに
アルコールに対する耐性を減弱させる薬物すなわち抗酒薬としてもつともよく知られているのはTetraethyl thiuram disulfide(Disulfiram1))であろう。しかしDisulfiram以外にも抗酒作用を示す薬物(石灰窒素2)およびその有効成分からえられたCitrated calcium carbimide(Citr. cal carb.)3),Cyanamide4),獣炭末5),n-Butyraldoxim6),Irgapyrin7),Sulfonylurea8),Coprinus atramentarius9)など)も知られており,そのなかのあるものは臨床的にも使用されている。
著者はこれら薬物のうちDisulfiram,Citr. cal. carb.,CyanamideおよびSulfonylureaを臨床的に使用し,それぞれの効果を比較検討したのでその結果を報告する。
アルコールに対する耐性を減弱させる薬物すなわち抗酒薬としてもつともよく知られているのはTetraethyl thiuram disulfide(Disulfiram1))であろう。しかしDisulfiram以外にも抗酒作用を示す薬物(石灰窒素2)およびその有効成分からえられたCitrated calcium carbimide(Citr. cal carb.)3),Cyanamide4),獣炭末5),n-Butyraldoxim6),Irgapyrin7),Sulfonylurea8),Coprinus atramentarius9)など)も知られており,そのなかのあるものは臨床的にも使用されている。
著者はこれら薬物のうちDisulfiram,Citr. cal. carb.,CyanamideおよびSulfonylureaを臨床的に使用し,それぞれの効果を比較検討したのでその結果を報告する。
掲載誌情報