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編集後記
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ページ範囲:P.806 - P.806
文献購入ページに移動 双極Ⅱ型障害は,抑うつの症状あるいは抑うつと軽躁の頻繁な交代の予測不能性が,臨床的に意味のある苦痛や機能の障害を引き起こすことが,診断の要件とされている(DSM-5)。
抑うつや軽躁は,誰もが経験し得る気分の変動である。そこには,どうしても自分の意のままにならない面と,自分でコントロールできる面とがある。人の気分の変動は,そのもともとの振れ幅という無意識的な過程と,それを安定化させようとする意識的な過程の,バランスにより形作られている。
抑うつや軽躁は,誰もが経験し得る気分の変動である。そこには,どうしても自分の意のままにならない面と,自分でコントロールできる面とがある。人の気分の変動は,そのもともとの振れ幅という無意識的な過程と,それを安定化させようとする意識的な過程の,バランスにより形作られている。
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