近年,1980年代後半から流行りだした境界性パーソナリティ障害を主とするパーソナリティ障害が臨床家のあいだで話題にのぼることが減ってきているような気がします。一方,それと病像や症状が重なる発達障害や双極性障害の診断の急激な増加がみられるようになったのではないかと思います。
こうしたことから,たとえば以下のような疑問が浮かんできます。
雑誌目次
精神医学61巻2号
2019年02月発行
雑誌目次
オピニオン パーソナリティ障害の現在
序 フリーアクセス
著者: 飯森眞喜雄
ページ範囲:P.133 - P.133
パーソナリティ障害は今
著者: 牛島定信
ページ範囲:P.134 - P.137
はじめに
私は,「近年,BPDを主とするパーソナリティ障害が話題になることが減った」という企画者の印象には同感である。確かに,母親の育て方がわるかったと云って興奮する(その結果,死にたいと自傷する)ケース,登校・就労刺激を受けて家庭内暴力をしでかす(回避性パーソナリティ障害)ケースは減少したと思う。しかし,DSM-Ⅲ(1980)に登場したこれらパーソナリティ障害のケースが本当に減ったかといえば決してそうではない。臨床現場では,むしろ増加の傾向にあるが,別の診断で永年にわたる薬物療法が施されたり,精神医療の領域を飛び出したりしているケースが多くなって,臨床家の目に留まらなくなっているに過ぎないと,私は考えている。
パーソナリティ障害は減少しているのか
著者: 衣笠隆幸
ページ範囲:P.138 - P.142
はじめに
近年,精神科医の間で,各種パーソナリティ障害の受診そのものが,減少傾向へと変化しているのではないかという声を聞くことがある。しかし,その実態そのものは,人口比率的には変化はしていないと思われる。そのような印象を与える諸事情を,最近の臨床での体験をもとに羅列的に挙げてみたい。
パーソナリティ障害と現代精神科臨床
著者: 林直樹
ページ範囲:P.144 - P.149
はじめに
現代の精神医学は,激しい変化の潮流の中にある。疾病論,症状論の領域では,多軸診断やディメンジョン評価がその流れの一つと言えるだろう。パーソナリティ障害(personality disorder:PD)は,1980年代においてはその流れの先端にいたのであるが,現在はそれによって生じた混乱に嵌まり込んでいるようにみえる。2013年に発表された米国精神医学会の診断基準第5版〔Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, fifth edition(DSM-5)〕1)に2つの診断基準が収載されていることは,その混乱ぶりを如実に表している。2018年に概要が発表された世界保健機構の国際疾病分類第11版〔International Classification of Diseases 11th Revision(ICD-11)〕11)では,PDについてのさらに別の概念と分類が提示され,その混乱にいっそう拍車がかかりそうである。
PDは,精神障害の主要なジャンルの一つであり,自傷行為や自殺未遂,暴力や衝動行為,ひきこもり,嗜癖行動などの多彩な問題行動と深いかかわりがある。しかしPDでは,先述のように現在でもその概念や診断法が十分定まっていないという状況がある。さまざまな議論が重ねられてきたが,PDの基本となる特性は,①もともとのパーソナリティ特性(もしくは一般の人々の示すパーソナリティ特性)と強く関連していること,②一般心理から理解可能である(了解可能性が保たれている)こと,③パーソナリティの定まる青年期から顕かになり長期間持続する傾向のあること,であろう。従来からそれが「疾患」に該当するかどうかが議論され,診断の信頼性を高めることができず,診断方法が確立されない状況が続いているのは,これらの特性に由来するものと考えられる。
本誌がここに「パーソナリティ障害の現在」というテーマでさまざまな論者から意見を集めるのは,PDが臨床家の間で話題に上らないことが多くなったのはなぜかという問題意識のゆえだという。その問いへの筆者の答えは,「PDの問題は基本的に変わっていない。話題にならなくなったとしたら,それは臨床家の側の事情のゆえだ」というものである。本稿では,研究の動向を概観し,次いでPDの診断の特徴やPDと発達障害などの他の精神障害との関連などの検討から現在の精神科臨床におけるPDへの治療的対応における課題へと論を進めることにしたい。
パーソナリティ障害は本当に減少しているのか?
著者: 市橋秀夫
ページ範囲:P.150 - P.153
はじめに
たしか1980年頃であったと思うが,これまでみたことがないような女性のうつ病の患者が入院してきた。我々は操作され,看護スタッフ間と医師・看護スタッフ間に治療や処遇を巡って深刻で激しい対立が生じ,患者は自傷行為や自殺企図を繰り返し,他患やスタッフに対する暴力行為が頻発した。これまでの伝統的な受容と共感と薬物療法では全く対処できず,私たちは立ち尽くすばかりであった。そうした患者が次々と病院に訪れるようになり,私たちはその対処を考えなくてはならなかったが,境界性パーソナリティ障害の文献や書物を調べても「理論はあっても具体的な治療法はなし」という状態であった。一人の境界性パーソナリティ障害の患者によって病院のスタッフの半分が辞め,病院が崩壊しそうになったということを聞いたことがあった。「先生の講演を聴いていればこうならなかったと思います」と聞かされたことを憶えている。当時の境界性パーソナリティ障害の患者の症状は激しかったのである。「境界性人格障害の初期治療」は実践的必要性から執筆したものである。その当時家庭内暴力(DV)は子どもが親に加える暴力であったことは注目に値する。また,治療共同体運動や反精神医学の潮流が濃厚に残っていた時代でもあった。
1990年に入ると自己愛性パーソナリティ障害の患者が来院するようになった。解離性同一性障害(多重人格)のケースも多かったと思う。当時は政治の季節は終わり,競争と他との差別化の時代に入った。人からどう見られるのかが重要な時代に入ったのである。
私たち臨床医はいわば患者という葦の茎穴から世界を見ているようなもので,大数的統計的な分析を行うことはできない。まして特定クリニックに受診したときにすでに一定のバイアスがかかっているので,一クリニックの経験がどこまで事実であるのか確信がない。それでも私の周囲にいる精神科医たちは最近パーソナリティ障害は「少なくなった」「軽症化した」と述べる。私の印象も同様であるが実数が少なくなったかどうかは疑問である。
パーソナリティ障害の概念を問い直す
著者: 岡野憲一郎
ページ範囲:P.154 - P.158
はじめに
私たちは一般に人の性格にはいくつかの際立った特徴を持つものがあり,それによりある程度の分類ができると考える傾向にある。それに従ってパーソナリティ障害(personality disorder:PD)のいくつかの典型的なタイプを考える立場がいわゆる類型モデル(type model)で,古くはKretchmer EやSchneider Kの分類が知られていた。1980年のDSM-Ⅲに掲載された10のPDの分類も同様のモデルに従ったものであり,最新のDSM-51)にもそのまま引き継がれている。それらは行動上の特徴,感情体験の特徴,思考の特徴から大まかな三つのクラスターに分けられている。
この類型モデルとは別に,人格がいくつかの特性により構成されるものとみなし,それぞれの量的な組み合わせとして人格を表すという,いわゆる特性モデル(trait model)が存在する。DSM-5の準備段階では,類型モデルに代わってこの特性モデルに従った分類が掲載される公算が強かった。そこでは否定的感情,離脱,対立,脱抑制,精神病性の5つの特性が挙げられた。しかし結局はこの特性モデルは巻末の「パーソナリティ障害群の代替モデル」として収められ,従来の類型モデルが維持された。他方2018年に発刊されたICD-11におけるPDはこの特性モデルに基づき大幅に全面改訂されている。
このようにPDの診断基準はICDとDSMで大きく分かれた形となっているが,この矛盾はPDを臨床的に用いることに特有の難しさを反映しているとも言える。人は他人の性格を一種のラベリングにより識別するところがある。それは大雑把で独断的でありながら,患者の特徴抽出には欠かせない部分がある。他方の特性モデルは,人の性格をより正確に描写することに適してはいるものの,直勘的には捉えどころがなく,その人の全体的な印象を的確に伝える力に乏しいと言えよう。
デジタル化時代のパーソナリティ障害
著者: 奥寺崇
ページ範囲:P.160 - P.163
このテーマについて連想すると,いくつかの事柄が浮かび上がってきて,それぞれをつなぐと一つの輪郭が見えるようにも思われる。それは「パーソナリティ障害」の病態について再検討するということである。
1)最初の連想は,「部分対象関係」という精神分析の用語であった。関連して,救急担当の医学部附属病院医師である知人から,某地域におけるパーソナリティ障害患者の衝動制御の困難による自殺未遂,自傷への救急対応について,最初から多職種チームが役割分担して対応策を立てるので,いわゆる「振り回し,振り回される」という操作的な治療関係(これは患者ばかりに原因があるとは言えない)が起きない,と聞いたことが思い起こされた。力動精神医療では多職種チーム医療による入院治療,A-Tスプリット(精神療法と,主治医の担当を分けること)という多面的な対応が推奨されていて,筆者の90年代の米国留学経験はこれについて大いに学ぶところがあった。知人が話していたのは必ずしも力動的な理解,すなわち生育歴に遡る発生的理解,自我心理学的な発達ライン上の固着点と防衛機制の同定,あるいは対象関係論に拠る内的空想世界とそれに伴う不安の原始的防衛機制がもたらす転移・逆転移関係における「対象」の象徴的意味の理解・解釈といった,いわゆる精神分析的な理解と対応と,現実的マネジメントのそれぞれを整理する力動的なアプローチの実践とは異なるようであった。この伝え聞きには,衝動制御に問題があり救急救命室を訪れるような患者には,深層心理の理解が重要なのはもちろんのことであるが,それぞれの担当者が「深入りしない」ながらもその職務の範囲で責任を果たすことでも十分治療的なのではないか,と思うところがあったからである。本来の医療は「患者に必要なことを提供する」ことにあり,「治療者が行いたい医療を供与する」ことではないのは論を待たないが,分析的な治療を志すとどうしてもそこに分析的治療を行いたいという治療者の野心が治療関係に入り込んでしまい,エナクトメントという早期の対象関係の再現,あるいは医原性の行動化をもたらす場合も少なくないということは肝に銘ずるべきだろう。「とにかく私がなんとかしましょう」という無意識・前意識的なメッセージを排し,部分的なかかわりですよ,そうではありますができることはお手伝いします,と端から断っておくこと,すなわち大風呂敷を広げないこと,は患者にとって意味のあることなのではないか。
パーソナリティのダイナミズム
著者: 平島奈津子
ページ範囲:P.164 - P.167
はじめに
筆者が精神科医になりたてだった1980年代後半,日本精神分析学会の演題には境界性パーソナリティ障害の治療に関するものが多く,議論も活発だった。印象に残っているのは,当時,気のおけない研究室の仲間同士の会話の中で聞いた「米国の患者のように自動車の横転事故やアクロバティックな性行為などの激しい問題行動を繰り返すような人は日本では現実検討(現実感覚)が悪すぎるから,むしろ統合失調症を疑ったほうがいい」,あるいは,「同じような心の構造を持っている人は,日本では激しい問題行動よりも,ひきこもりとして事例化するのではないか」というような発言だった。つまり,社会とパーソナリティ病理の表現型との関係性についての議論だった。
境界性パーソナリティ障害という診断名は,1980年に刊行された米国精神医学会による精神疾患の診断・統計マニュアル第3版(通称DSM-Ⅲ)で初めて登場したが,その後の世界保健機構(WHO)による国際診断分類第10版(通称ICD-10)の編纂会議でも,社会とパーソナリティ病理の現れ方が議論されたという2)。すなわち,ヨーロッパの精神科医たちは「衝動的で激しい自己破壊的行動を繰り返す患者はほとんどいない」と主張して,ICD-10に境界性パーソナリティ障害の診断名を組み込むことに反対した。結局,それは情緒不安定性パーソナリティ障害の下位分類の「境界型」に位置付けられることになったが,それほど時を待たずして,ヨーロッパでも激しい行動化を繰り返すパーソナリティ障害患者が社会問題化するようになり,その治療研究に多額の予算が割り当てられるようになった。
ところが,最近になって,「大学病院には境界性パーソナリティ障害患者はほとんどいない」と言われるようになったと聞いて,正直,驚いた。というのは,現在,筆者は,精神科救急対応や入院治療をしていない総合病院の精神科外来で診療していて,予約の時点で,そのためのトリアージをさせてもらっているが,それでもなお,境界性パーソナリティ障害と診断できる患者は一定の割合で存在し,講演を頼まれて出かけた先では,相変わらず患者の激しい感情や問題行動に巻き込まれて苦労している家族や職場の人たちの嘆きをよく耳にするからである。
BPDに思う
著者: 関由賀子
ページ範囲:P.168 - P.173
はじめに
本オピニオンのテーマは「パーソナリティ障害の現在」であるが,筆者はパーソナリティ障害の診療経験を,ことに最近ではそれほど持っているわけではない。そういう意味では,本テーマにある「現在」には合致しないのかもしれないが,筆者にはパーソナリティ障害,中でもborderline personality disorder(BPD)というと否応なく思い出される患者がいる。その患者は,精神科医になって間もない頃に(というか,直接の受け持った2例目の新入院として)担当したのであるが,その経験はその後のBPD患者とのかかわりを決定づけたともいっていい強烈な体験であった。その頃に感じた疑問の一つを契機として,かつて『「人柄」を把握するということ—「元々どういう人だったの」に触れて—』(精神科治療学23:685-690,2008)という拙論を書いたことがある。それを含むその経験で感じたことの多くは論文化できるようなものではないものの,筆者にとってその後のBPDの診療の拠り所となったことは確かであり,その当時にBPDという患者のことについて感じていたあれこれを,この機会に書き記しておくことをお許し頂きたい。
愛着関連障害としてのパーソナリティ障害
著者: 岡田尊司
ページ範囲:P.174 - P.177
少し前までは,「性格で悩んでいる」という人が多かった。今でも,境界性,自己愛性,回避性など,自分やパートナーがパーソナリティ障害ではないかと来院するケースは少なくないが,それ以上に増えているのは,自分が発達障害ではないかとか,愛着障害ではないかと相談にやってくるケースだ。
そもそもパーソナリティなるものが存在するかや,人格の否定と誤解されかねない「パーソナリティ障害」という用語が適切かという議論は,ここでは措くとしても,パーソナリティという複雑な統合体を相手にするよりも,そのベースにある発達(遺伝要因など生得的要因の強い特性)や愛着(養育など心理社会的要因の強い特性)からアプローチしたほうが,問題が明確になる場合もあるだろう。ただ,部分の合計が全体とは限らず,たとえば自己愛性パーソナリティ障害のように,パーソナリティというレベルで問題を理解することが有効な場合もある。パーソナリティ障害とされるものの多くは,発達や愛着の課題も抱えているが,どちらか一つの観点では,剰余が多すぎるということになる。
パーソナリティ障害と摂食障害—「病状が悪い時にパーソナリティ障害のようになる現象」をめぐって
著者: 西園マーハ文
ページ範囲:P.178 - P.181
はじめに—摂食障害とパーソナリティ障害の関係
DSM-Ⅲが日本の精神医学に入ってきて以来,私が専門とする摂食障害は,パーソナリティ障害と隣り合って論じられてきた印象がある。DSMの導入前,摂食障害は「神経性食思(食欲)不振症」であった。これは心療内科が得意とする領域であり,私も,学生時代に,心身医学の講義で神経性食思不振症については詳しく習った。しかし,過食症については詳しい講義があった記憶はなく,パーソナリティ障害については全く触れられなかったと思う。しかし,卒後数年たって摂食障害の臨床研究を実施するようになり,大学病院を受診する摂食障害患者にDSMの診断基準を当てはめてみると,過食症の診断も多く,また,パーソナリティ障害の診断もしばしば伴うので驚いた記憶がある。
当時は人格障害という訳語が用いられていたpersonality disordersの診断法を最初見た時には,違和感も感じた。「人格:personality」とは「人となり」のことであるのに,一人の人物に,境界性人格障害,自己愛性人格障害など複数の診断が下せるのか。また,人格障害の診断がついて,追跡面接時にそれが消える場合があるというのも「人となり」の診断としては不思議であった。しかし,摂食障害の病勢が激しい時に,境界性人格障害の診断基準を満たす状態だったにもかかわらず,病勢が落ち着いた5年後にそれが消えているというのは,大変興味深い現象に思われた。
当時,いわゆるAxis Ⅰの精神疾患とAxis Ⅱの人格障害についての関係はさまざまに論じられた。精神科医が操作的診断基準を手に入れ,患者に当てはめてみると,うつ病と境界性人格障害の両方が当てはまるケースなどは珍しくなかった。ここから,人格障害の併存がある場合,うつ病の回復が遅いのではないかなどが論じられた。一方で,うつ病の最中に人格障害の判定をしようとしても,本人に聞くパーソナリティの特徴は,うつ症状の影響を受けて偏っているかもしれないという批判もあった。もちろん,うつ病の病期には,無力感や罪悪感の影響を受けて人格のあり方が一時的に変わるのかもしれないという見方もあった。摂食障害についても,摂食障害,特に過食症の症状が激しい場合,対人関係が不安定になったり他の衝動性も伴うなど,境界性人格障害的になることはしばしばあった。このような場合,境界例らしさは,state(摂食障害が激しいという状況によるもの)か,trait(本来の性格傾向)かという議論が行われた。当時最新の方法論であった半構造化面接であるDiagnostic Interview for Borderlines(DIB)2,5)を使って,境界例らしさを点数にしてみると,ある大学病院初診の摂食障害患者の約半数はDIB高得点者であった。しかし,数年後に再面接すると,3分の2は低得点となっており,これらのほとんどで摂食障害症状は軽快していた。摂食障害になることで,一時的にパーソナリティが退行するのではという解釈4)も論じられた。
当時は,境界性人格障害が注目され,stateのほう,つまり摂食障害症状が強い時だけ境界例的になる事例については,本物でないような,真剣に治療を論じるに値しない事例のようにみられる傾向もあった。しかし,「悪くなる時はこのような悪くなり方をする」「悪くなる時はここまで悪くなる」という現象を知っておくことは臨床上有用であった。このような事例は,摂食障害の症状が強い時は,うつ病やパニック障害などのAxis Ⅰ疾患も伴うことがあり,人格の底が抜け,病理が花開いたような状態であった。病理が花開くのは,ほとんどの場合,対人関係の問題を引き金としていた。たとえば,交際相手と別れるなどである。このような状態は,次の交際相手を見つけると一時的に収まることもあったが,もちろんこれだけでは根本的な解決には至らず,治療者としてはさまざまな限界設定をしながら,底抜け状態が収まることを願って対応をしたものである。そのような中,退行して境界例的になっていたものが,病前の状態に戻る場合は戻り,戻らない場合は,これはtraitとしての境界例なのだという判断をしていたと思う。
精神科急性期治療におけるパーソナリティ障害の現在—グレーゾーン事例との関連も含めて
著者: 今井淳司
ページ範囲:P.182 - P.185
はじめに
本欄(オピニオン)は,「パーソナリティ障害が臨床家の間で話題にのぼることが減ったのではないか?」との疑問から企画された。筆者は,東京都立松沢病院に勤務し,特にこの数年間は女性のみ48床のいわゆるスーパー救急病棟,今年度からは外来医長として,主に精神科急性期治療を担っている。その経験からすると,確かに新患,外部からの入院依頼においてはパーソナリティ障害が問題となることは少ない。一方,昨年まで勤めたスーパー救急病棟では,時折,パーソナリティ障害が問題化したし,外来で問題になる事例の多くはパーソナリティ障害であるような印象がある。よって,精神科急性期治療の現場からの,前述の疑問に対する直感的回答は「どちらともいえない」という玉虫色のものになる。
本稿では,「精神科急性期治療においてパーソナリティ障害は減ったのか?」との疑問について,まず,措置入院患者におけるパーソナリティ障害の割合の10年間の動向を確認する。続いて,精神科急性期治療におけるパーソナリティ障害治療の実態について触れ,最後にパーソナリティ障害周辺に現在,もしくは今後起ころうとしている問題,について検討する。
職域におけるパーソナリティ障害の現在
著者: 井上幸紀
ページ範囲:P.186 - P.189
「あの人はいわゆるパーソナリティ障害ですよね?」嘱託産業医をしていると,職場関係者からこのように聞かれることもあるが,いつも返答に困ってしまう。パーソナリティ障害は「その人が属する文化から期待されるものから著しく偏り,広範でかつ柔軟性がなく,青年期または成人期早期に始まり,長期にわたり変わることなく,苦痛または障害を引き起こす内的体験および行動の持続的様式である」とされ,猜疑性,シゾイド,統合失調型,反社会性,境界性など10以上に下位分類される(DSM-5)1)。一方職場関係者が表現するパーソナリティ障害は,対人関係,自己像,および感情の不安定と,著しい衝動を示す様式とされる境界性パーソナリティ障害を一方的にイメージしていることが多く,病名をつける根拠も精神医学的には誤っていることが多い。では境界性に限らず,さまざまなパーソナリティ障害の労働者は職域に多いのであろうか。
大阪産業保健総合支援センターとともに,2000年から2004年に職域に提出された精神疾患病名の休職診断書の枚数を2006年に,2010年から2014年の同様の枚数を2016年に,大阪府下の比較的大きな事業所250以上の協力を得て2回の調査検討を行った2,3)。2000年に精神疾患病名で休職した事例は100事業所あたり72.0件であり,そのうちうつ病・抑うつ状態が42.4%であった。それが5年後の2004年には休職事例数は3.5倍,うつ病・抑うつ状態の労働者は4.9倍に増加していた。2004年のうつ病以外の診断書病名は,不安症/神経症11.2%,統合失調症3.7%,適応障害3.3%,躁うつ病2.5%,アルコール関連障害2.1%で,その他不眠症,自律神経失調症,心身症なども報告された。2010年から2014年の5年間の休職診断書は,2010年は100事業所あたり314.2件であり,そのうちうつ病・抑うつ状態は66.0%であった。それが5年後の2014年には休職事例数は1.5倍,うつ病・抑うつ状態の労働者は1.2倍に増加していた。うつ病以外では,適応障害7.6%,不安症/神経症3.5%,躁うつ病2.7%,統合失調症2.3%,アルコール関連障害1.0%などであった。これらの結果からは,2000年から2014年の15年間では,精神障害の診断書枚数は6.4倍に増加し,診断名としてはうつ病圏内が多かったが,パーソナリティ障害という診断書は認められなかった。
展望
統合失調症の認知行動療法
著者: 池淵恵美
ページ範囲:P.191 - P.204
抄録 統合失調症は,難治の陽性症状や病識の持ちにくさや日常生活の障害があるが,認知行動療法はその中で,対人関係,症状対処,服薬自己管理などのツールとして用いられる。認知行動療法は学習心理学に基づき新たな行動の学習を促進する理論から出発して,認知科学の発展により,送信技能だけでなく受信・処理技能も介入の焦点とする,認知的な介入を含む理論や技法へと発展した。精神医療が地域生活支援に移行し,本人の主体性を重視するようになったことと平行して,認知行動療法も,学んだことを当事者自らが使おうとする試みなど,学習の般化への主体の影響が重視されるようになっている。その流れの中で,empowered SSTが提案されている。またうつ病の認知療法をもとにして,精神病体験への認知療法も発展した。エビデンスに基づく治療ガイドラインでも,生活する場での援助を含むスキルトレーニングや残存する精神症状に対処する認知療法が推奨されている。
研究と報告
成人ASDにおけるP-Fスタディを用いた集団一致度(GCR)とASD特性との検討
著者: 緒方慶三郎 , 井上勝夫 , 滝澤毅矢 , 佐山英美 , 津﨑心也 , 植松美帆 , 宮岡等
ページ範囲:P.205 - P.212
抄録 本研究は,成人発達障害外来を受診した57名(ASD群17名,コントロール群40名)を対象とし,心理テストバッテリー(P-Fスタディ,WAIS-Ⅲ,PARS,AQ日本語版)を実施した。P-Fスタディにおける集団一致度(GCR%)とASD特性との関連を検討した結果,ASD群にGCR%とPARS幼児期ピーク得点に強い負の相関関係が認められた(r=−.61,p<.05)。本研究の結果から,幼児期の支援の必要性の高さと,現在の欲求不満場面での不適応との関係性が示され,ASDを抱える人々への支援において,P-Fスタディが一定の有用性を持ち合わせていることが考えられた。
短報
気分障害患者におけるWAIS-Ⅲ成人知能検査簡易実施法の有用性の検討
著者: 櫻田華子 , 山岸美香 , 金原明子 , 岡村由美子 , 里村嘉弘 , 榊原英輔 , 松岡潤 , 岡田直大 , 小池進介 , 神出誠一郎 , 近藤伸介 , 笠井清登
ページ範囲:P.213 - P.217
抄録 気分障害患者の知的機能評価は社会適応支援の上で重要であるが,WAIS-Ⅲ全検査実施は受検者への負担が大きい。簡易実施法が考慮されるが,日本版WAIS-Ⅲ簡易実施法の有用性は不明であった。
本研究は気分障害患者362名を対象に全検査IQと4種類の簡易実施法推定IQを比較した。その結果,知識・行列推理の2検法が最も全検査IQを反映していた(r=0.82;平均値の差の効果量:0.03)。一方,知識・数唱・行列推理・符号の4検法は,上記2検法を含むため全検査IQの推定にも使え,かつ気分障害で障害されている符号(全下位項目中,最低の8.7)を評価できるため,社会適応支援に有用であると考えられた。
資料
基本アウトカムマスター(Basic Outcome Master:BOM)を用いた精神科アウトカム志向型パスの導入
著者: 松原拓郎 , 岡崎勇樹 , 小島瞳 , 上山陽子 , 鈴木勝彦 , 山崎玲子 , 川田和人
ページ範囲:P.219 - P.229
抄録 当院では2016年よりBOM(Basic Outcome Master)を用いたアウトカム志向型パスを作成し,2018年より導入を行った。本稿では精神科におけるBOMの適応性とアウトカム志向型パスの導入効果を報告する。我々が作成した到達目標とBOMで表現が一致したアウトカムは全体で28.5%ときわめて少なく,とくにコーピングやソーシャルワークを表現するアウトカムがBOMでは存在しなかった。一方,アウトカム志向型パスの導入によって記録業務が64.0%減少することが分かった。アウトカム志向型のクリニカルパスを導入することによって大幅な業務改善にはつながるが,普及にあっては標準化されたアウトカムが使用されることが必要である。
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目次 フリーアクセス
ページ範囲:P. - P.
今月の書籍 フリーアクセス
ページ範囲:P.218 - P.218
次号予告 フリーアクセス
ページ範囲:P.230 - P.230
編集後記 フリーアクセス
著者:
ページ範囲:P.234 - P.234
「病気ですか? 性格ですか?」,昔も今も本人や家族からしばしば尋ねられる質問です。かろうじて答えてはいますが,どのくらい腑に落ちていただけているでしょうか? どの教科書や診断基準を見ても,性格やパーソナリティの定義に苦労していることが,このテーマの難しさを表しています。「personality disorder」を素直に訳すと,「性格の病気」となってしまいます。
そうした難しさを含めて,専門家に考えと思いを自由に語っていただこうというのが,本号「オピニオン」の趣旨です。構成担当の飯森眞喜雄先生が序文で挙げた8つの疑問に,12名の著者がご自身の論を展開してくださっています。そこからは,パーソナリティ障害の現在についてのテーマが浮かび上がります。
基本情報
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バックナンバー
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特集 「治療を終える」に向き合う
66巻11号(2024年11月発行)
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66巻10号(2024年10月発行)
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66巻8号(2024年8月発行)
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66巻7号(2024年7月発行)
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66巻6号(2024年6月発行)
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66巻5号(2024年5月発行)
増大号特集 精神科診療における臨床評価尺度・検査を極める—エキスパートによる実践的活用法
66巻4号(2024年4月発行)
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66巻3号(2024年3月発行)
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66巻2号(2024年2月発行)
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66巻1号(2024年1月発行)
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65巻12号(2023年12月発行)
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65巻11号(2023年11月発行)
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65巻10号(2023年10月発行)
特集 DSM-5からDSM-5-TRへ—何が変わったのか
65巻9号(2023年9月発行)
特集 拡がり続ける摂食障害(摂食症)—一般化とともに拡散・難治化する精神病理にどう対処するか
65巻8号(2023年8月発行)
特集 複雑性PTSDの臨床
65巻7号(2023年7月発行)
特集 子どものうつ病に気づく
65巻6号(2023年6月発行)
特集 精神科医療の必須検査—精神科医が知っておきたい臨床検査の最前線
65巻5号(2023年5月発行)
増大号特集 いま,知っておきたい発達障害 Q&A 98
65巻4号(2023年4月発行)
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65巻3号(2023年3月発行)
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65巻2号(2023年2月発行)
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64巻12号(2022年12月発行)
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64巻11号(2022年11月発行)
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64巻10号(2022年10月発行)
特集 精神・神経疾患に併存する過眠の背景病態と治療マネジメント
64巻9号(2022年9月発行)
特集 学校で精神疾患を「自分のこと」として教育する
64巻8号(2022年8月発行)
特集 ジェンダーをめぐる諸課題を理解する
64巻7号(2022年7月発行)
特集 Withコロナ時代の精神医学教育の進歩—卒前教育から生涯教育まで
64巻6号(2022年6月発行)
特集 認知症診療の新潮流—近未来の認知症診療に向けて
64巻5号(2022年5月発行)
増大号特集 精神科診療のピットフォール
64巻4号(2022年4月発行)
特集 家族支援を考える
64巻3号(2022年3月発行)
特集 精神神経疾患の治療とQOL
64巻2号(2022年2月発行)
特集 精神科におけるオンライン診療
64巻1号(2022年1月発行)
特集 超高齢期の精神疾患
63巻12号(2021年12月発行)
特集 うつ病のニューロモデュレーション治療の新展開
63巻11号(2021年11月発行)
特集 「実感と納得」に向けた病気と治療の伝え方
63巻10号(2021年10月発行)
特集 統合失調症の心理社会的治療—どのように使い分け,効果を最大化するか
63巻9号(2021年9月発行)
特集 産業精神保健の現状と課題
63巻8号(2021年8月発行)
特集 認知症診療における精神科医の役割を再考する
63巻7号(2021年7月発行)
特集 自殺の現状と予防対策—COVID-19の影響も含めて
63巻6号(2021年6月発行)
特集 強迫についてあらためて考える
63巻5号(2021年5月発行)
増大号特集 精神科クリニカル・パール—先達に学ぶ
63巻4号(2021年4月発行)
特集 精神医療に関する疫学のトピック—記述疫学,リスク研究からコホート研究まで
63巻3号(2021年3月発行)
特集 サイコーシスとは何か—概念,病態生理,診断・治療における意義
63巻2号(2021年2月発行)
特集 いじめと精神医学
63巻1号(2021年1月発行)
特集 新型コロナウイルス感染症ただなかの精神医療
62巻12号(2020年12月発行)
特集 身体症状症の病態と治療—器質因がはっきりしない身体症状をどう扱うか?
62巻11号(2020年11月発行)
特集 若年性認知症の疫学・臨床・社会支援
62巻10号(2020年10月発行)
特集 精神科臨床における共同意思決定(SDM)
62巻9号(2020年9月発行)
特集 周産期メンタルヘルスの今
62巻8号(2020年8月発行)
特集 精神科医療における病名告知—伝えるか,伝えるべきでないか?伝えるなら,いつ,どのように伝えるか?
62巻7号(2020年7月発行)
特集 「大人の発達障害」をめぐる最近の動向
62巻6号(2020年6月発行)
特集 精神科診断分類の背景にある考え方
62巻5号(2020年5月発行)
増大号特集 精神科診療のエビデンス—国内外の重要ガイドライン解説
62巻4号(2020年4月発行)
特集 ベンゾジアゼピン受容体作動薬の問題点と適正使用
62巻3号(2020年3月発行)
特集 精神医学・医療の未来を拓く人材育成
62巻2号(2020年2月発行)
特集 発達障害と認知症をめぐって
62巻1号(2020年1月発行)
特集 SUN☺D臨床試験のインパクト—日本初の医師主導型抗うつ薬大規模臨床試験から学ぶ
61巻12号(2019年12月発行)
特集 精神疾患における病識・疾病認識—治療における意義
61巻11号(2019年11月発行)
特集 医療現場での怒り—どのように評価しどのように対応するべきか
61巻10号(2019年10月発行)
特集 トラウマインフォームドケアと小児期逆境体験
61巻9号(2019年9月発行)
特集 高齢者の精神科救急・急性期医療
61巻8号(2019年8月発行)
特集 光と精神医学
61巻7号(2019年7月発行)
特集 今再び問う,内因性精神疾患と心因性精神疾患の概念
61巻6号(2019年6月発行)
特集 マインドフルネス療法は他の精神療法と何が違うのか?
61巻5号(2019年5月発行)
特集 精神医学における主観と主体
61巻4号(2019年4月発行)
特集 統合失調症の治療ゴールをめぐって
61巻3号(2019年3月発行)
特集 ICD-11のチェックポイント
61巻2号(2019年2月発行)
オピニオン パーソナリティ障害の現在
61巻1号(2019年1月発行)
特集 高齢者のメンタルヘルス
60巻12号(2018年12月発行)
特集 精神科臨床から何を学び,何を継承し,精神医学を改革・改良できたか(Ⅱ)
60巻11号(2018年11月発行)
特集 精神科臨床から何を学び,何を継承し,精神医学を改革・改良できたか(Ⅰ)
60巻10号(2018年10月発行)
特集 こころの発達の問題に関する“古典”をふりかえる
60巻9号(2018年9月発行)
特集 不眠症の治療と睡眠薬
60巻8号(2018年8月発行)
特集 作業療法を活用するには
60巻7号(2018年7月発行)
特集 双極Ⅱ型をめぐる諸問題
60巻6号(2018年6月発行)
特集 医療・医学の課題としての身体合併症
60巻5号(2018年5月発行)
特集 サイコオンコロジー
60巻4号(2018年4月発行)
特集 精神科診療におけるてんかん
60巻3号(2018年3月発行)
特集 せん妄をめぐる最近の動向
60巻2号(2018年2月発行)
特集 多様なアディクションとその対応
60巻1号(2018年1月発行)
特集 Research Domain Criteria(RDoC)プロジェクトの目指す新たな精神医学診断・評価システム
59巻12号(2017年12月発行)
特集 「統合失調症」再考(Ⅱ)
59巻11号(2017年11月発行)
特集 「統合失調症」再考(Ⅰ)
59巻10号(2017年10月発行)
59巻9号(2017年9月発行)
特集 精神疾患の生物学的診断指標—現状と開発研究の展望
59巻8号(2017年8月発行)
特集 国連障害者権利条約と権利ベースのアプローチ
59巻7号(2017年7月発行)
特集 MRIのT2・FLAIR画像での白質高信号の意味を読み解く
59巻6号(2017年6月発行)
特集 精神医学と睡眠学の接点
59巻5号(2017年5月発行)
特集 認知行動療法の現在とこれから—医療現場への普及と質の確保に向けて
59巻4号(2017年4月発行)
特集 改正道路交通法と医療の視点
59巻3号(2017年3月発行)
特集 ADHDをめぐる最近の動向
59巻2号(2017年2月発行)
オピニオン 精神科医にとっての薬物療法の意味
59巻1号(2017年1月発行)
特集 インターネット依存の現在
58巻12号(2016年12月発行)
58巻11号(2016年11月発行)
特集 認知症の人の認知機能障害,生活障害,行動・心理症状の構造
58巻10号(2016年10月発行)
58巻9号(2016年9月発行)
特集 精神科臨床にみる家庭・家族の現在—何が変わり何が変わらないのか?
58巻8号(2016年8月発行)
58巻7号(2016年7月発行)
特集 精神疾患の予防と早期治療アップデート
58巻6号(2016年6月発行)
58巻5号(2016年5月発行)
特集 成人の自閉スペクトラム症とライフステージの課題
58巻4号(2016年4月発行)
58巻3号(2016年3月発行)
58巻2号(2016年2月発行)
特集 妊娠・出産・育児とメンタルヘルスケア
58巻1号(2016年1月発行)
特集 社会認知研究の最近の動向
57巻12号(2015年12月発行)
57巻11号(2015年11月発行)
シンポジウム 家族と当事者からみた精神科医療・精神医学
57巻10号(2015年10月発行)
特集 精神医学と神経学の境界領域—最近のトピックスから
57巻9号(2015年9月発行)
特集 統合失調症の認知機能障害の臨床的意義
57巻8号(2015年8月発行)
オピニオン DSM-5—私はこう思う
57巻7号(2015年7月発行)
特集 自殺対策の現状
57巻6号(2015年6月発行)
57巻5号(2015年5月発行)
57巻4号(2015年4月発行)
特集 リエゾン精神医学の現状と今後の展望(Ⅱ)
57巻3号(2015年3月発行)
特集 リエゾン精神医学の現状と今後の展望(Ⅰ)
57巻2号(2015年2月発行)
57巻1号(2015年1月発行)
特集 今後の産業精神保健の課題—近年の行政施策の動向をふまえて
56巻12号(2014年12月発行)
56巻11号(2014年11月発行)
56巻10号(2014年10月発行)
特集 良質かつ適切な医療の提供—改正精神保健福祉法41条の具体化
56巻9号(2014年9月発行)
特集 うつ病の早期介入,予防(Ⅱ)
56巻8号(2014年8月発行)
特集 うつ病の早期介入,予防(Ⅰ)
56巻7号(2014年7月発行)
56巻6号(2014年6月発行)
56巻5号(2014年5月発行)
特集 大学生とメンタルヘルス―保健管理センターのチャレンジ
56巻4号(2014年4月発行)
56巻3号(2014年3月発行)
56巻2号(2014年2月発行)
56巻1号(2014年1月発行)
55巻12号(2013年12月発行)
55巻11号(2013年11月発行)
特集 アンチスティグマ活動の新しい転機Ⅱ
55巻10号(2013年10月発行)
特集 アンチスティグマ活動の新しい転機Ⅰ
55巻9号(2013年9月発行)
オピニオン 精神科医にとっての精神療法の意味
55巻8号(2013年8月発行)
特集 職場のメンタルヘルスと復職支援─その効果的な利用のために
55巻7号(2013年7月発行)
55巻6号(2013年6月発行)
55巻5号(2013年5月発行)
55巻4号(2013年4月発行)
55巻3号(2013年3月発行)
特集 SST最近の進歩と広がり
55巻2号(2013年2月発行)
55巻1号(2013年1月発行)
54巻12号(2012年12月発行)
54巻11号(2012年11月発行)
特集 アルコール・薬物関連障害
54巻10号(2012年10月発行)
特集 医療法に基づく精神疾患の地域医療計画策定
54巻9号(2012年9月発行)
54巻8号(2012年8月発行)
54巻7号(2012年7月発行)
54巻6号(2012年6月発行)
54巻5号(2012年5月発行)
54巻4号(2012年4月発行)
オピニオン マインドフルネス/アクセプタンス認知行動療法と森田療法
54巻3号(2012年3月発行)
オピニオン 認知症の終末期医療の対応:現状と課題―尊厳をどう守るか
54巻2号(2012年2月発行)
特集 障害者権利条約批准に係る国内法の整備:今後の精神科医療改革への萌芽
54巻1号(2012年1月発行)
53巻12号(2011年12月発行)
シンポジウム 精神医学研究の到達点と展望
53巻11号(2011年11月発行)
特集 震災時の避難大作戦:精神科編
53巻10号(2011年10月発行)
特集 裁判員制度と精神鑑定
53巻9号(2011年9月発行)
53巻8号(2011年8月発行)
特集 性同一性障害(GID)
53巻7号(2011年7月発行)
53巻6号(2011年6月発行)
53巻5号(2011年5月発行)
特集 成人てんかんの国際分類と医療の現状
53巻4号(2011年4月発行)
シンポジウム 気分障害の生物学的研究の最新動向─DSM,ICD改訂に向けて
53巻3号(2011年3月発行)
53巻2号(2011年2月発行)
特集 統合失調症の予後改善に向けての新たな戦略
53巻1号(2011年1月発行)
52巻12号(2010年12月発行)
52巻11号(2010年11月発行)
52巻10号(2010年10月発行)
特集 高次脳機能障害をめぐって
52巻9号(2010年9月発行)
52巻8号(2010年8月発行)
52巻7号(2010年7月発行)
52巻6号(2010年6月発行)
52巻5号(2010年5月発行)
特集 児童期における精神疾患の非定型性―成人期の精神疾患と対比して
52巻4号(2010年4月発行)
特集 内因性精神疾患の死後脳研究
52巻3号(2010年3月発行)
特集 総合病院精神科衰退の危機と総合病院精神医学会の果たすべき役割
52巻2号(2010年2月発行)
52巻1号(2010年1月発行)
51巻12号(2009年12月発行)
51巻11号(2009年11月発行)
特集 現代の自殺をめぐる話題
51巻10号(2009年10月発行)
特集 若年性認知症をめぐる諸問題
51巻9号(2009年9月発行)
51巻8号(2009年8月発行)
51巻7号(2009年7月発行)
特集 精神疾患と睡眠マネージメント―最新の知見
51巻6号(2009年6月発行)
51巻5号(2009年5月発行)
51巻4号(2009年4月発行)
シンポジウム うつ病と自殺に医師はどう対応するのか―医師臨床研修並びに生涯研修における精神科の役割
51巻3号(2009年3月発行)
特集 社会脳をめぐって
51巻2号(2009年2月発行)
シンポジウム 統合失調症の脳科学
51巻1号(2009年1月発行)
50巻12号(2008年12月発行)
特集 Assertive Community Treatment(ACT)は日本の地域精神医療の柱になれるか?
50巻11号(2008年11月発行)
50巻10号(2008年10月発行)
50巻9号(2008年9月発行)
50巻8号(2008年8月発行)
特集 成人期のアスペルガー症候群・Ⅱ
50巻7号(2008年7月発行)
特集 成人期のアスペルガー症候群・Ⅰ
50巻6号(2008年6月発行)
特集 疲労と精神障害―ストレス-疲労-精神障害について
50巻5号(2008年5月発行)
50巻4号(2008年4月発行)
50巻3号(2008年3月発行)
特集 精神疾患に対する早期介入の現状と将来
50巻2号(2008年2月発行)
50巻1号(2008年1月発行)
特集 精神医学的コミュニケーションとは何か―精神科専門医を目指す人のために
49巻12号(2007年12月発行)
49巻11号(2007年11月発行)
シンポジウム ストレスと精神生物学―新しい診断法を目指して
49巻10号(2007年10月発行)
49巻9号(2007年9月発行)
特集 「緩和ケアチーム」―精神科医に期待すること,精神科医ができること
49巻8号(2007年8月発行)
49巻7号(2007年7月発行)
特集 レビー小体型認知症をめぐって
49巻6号(2007年6月発行)
49巻5号(2007年5月発行)
特集 睡眠と精神医学:「睡眠精神医学」の推進
49巻4号(2007年4月発行)
49巻3号(2007年3月発行)
特集 統合失調症と感情障害の補助診断法の最近の進歩
49巻2号(2007年2月発行)
49巻1号(2007年1月発行)
シンポジウム 児童思春期の攻撃性・衝動性の理解と援助-ライフサイクルの視点から考える
48巻12号(2006年12月発行)
シンポジウム 気分障害治療の新たな展開
48巻11号(2006年11月発行)
48巻10号(2006年10月発行)
48巻9号(2006年9月発行)
特集 新医師臨床研修制度に基づく精神科ローテート研修の評価
48巻8号(2006年8月発行)
48巻7号(2006年7月発行)
48巻6号(2006年6月発行)
特集 オグメンテーション療法か,多剤併用療法か
48巻5号(2006年5月発行)
シンポジウム MCIとLNTDをめぐって
48巻4号(2006年4月発行)
48巻3号(2006年3月発行)
特集 災害精神医学の10年―経験から学ぶ
48巻2号(2006年2月発行)
48巻1号(2006年1月発行)
47巻12号(2005年12月発行)
シンポジウム 精神医療システムの改革:その理念とエビデンス
47巻11号(2005年11月発行)
特集 電気けいれん療法
47巻10号(2005年10月発行)
47巻9号(2005年9月発行)
47巻8号(2005年8月発行)
特集 リエゾン精神医学の現状と課題
47巻7号(2005年7月発行)
47巻6号(2005年6月発行)
47巻5号(2005年5月発行)
47巻4号(2005年4月発行)
47巻3号(2005年3月発行)
47巻2号(2005年2月発行)
特集 時代による精神疾患の病像変化
47巻1号(2005年1月発行)
46巻12号(2004年12月発行)
46巻11号(2004年11月発行)
46巻10号(2004年10月発行)
特集 精神科医療における介護保険制度
46巻9号(2004年9月発行)
46巻8号(2004年8月発行)
シンポジウム 精神障害治療の新展開
46巻7号(2004年7月発行)
46巻6号(2004年6月発行)
特集 精神科医療における危機介入
46巻5号(2004年5月発行)
46巻4号(2004年4月発行)
46巻3号(2004年3月発行)
46巻2号(2004年2月発行)
46巻1号(2004年1月発行)
特集 臨床心理技術者の国家資格化についての主張
45巻12号(2003年12月発行)
特集 統合失調症と認知機能―最近の話題
45巻11号(2003年11月発行)
特集 ICFと精神医学
45巻10号(2003年10月発行)
特集 新医師臨床研修制度における精神科研修はどうあるべきか
45巻9号(2003年9月発行)
45巻8号(2003年8月発行)
シンポジウム 痴呆症とパーキンソン病研究の新展開―原因分子の発見をてがかりとして
45巻7号(2003年7月発行)
45巻6号(2003年6月発行)
特集 統合失調症とは何か―Schizophrenia概念の変遷
45巻5号(2003年5月発行)
45巻4号(2003年4月発行)
特集 新医師臨床研修制度の課題―求められる医師像と精神科卒後教育の役割
45巻3号(2003年3月発行)
特集 ひきこもりの病理と診断・治療
45巻2号(2003年2月発行)
45巻1号(2003年1月発行)
44巻12号(2002年12月発行)
シンポジウム WHO精神保健レポートと日本の課題
44巻11号(2002年11月発行)
特集 精神疾患の脳画像解析と臨床応用の将来
44巻10号(2002年10月発行)
44巻9号(2002年9月発行)
44巻8号(2002年8月発行)
特集 精神疾患と認知機能
44巻7号(2002年7月発行)
特別企画 WPA 2002 横浜大会に期待する
44巻6号(2002年6月発行)
特集 司法精神医学の今日的課題
44巻5号(2002年5月発行)
44巻4号(2002年4月発行)
44巻3号(2002年3月発行)
特集 新しい向精神薬の薬理・治療
44巻2号(2002年2月発行)
44巻1号(2002年1月発行)
43巻12号(2001年12月発行)
43巻11号(2001年11月発行)
特集 青少年犯罪と精神医学
43巻10号(2001年10月発行)
シンポジウム 精神分裂病の心理社会的治療の進歩
43巻9号(2001年9月発行)
43巻8号(2001年8月発行)
43巻7号(2001年7月発行)
43巻6号(2001年6月発行)
特集 社会構造の変化と高齢者問題
43巻5号(2001年5月発行)
特別企画 薬物依存者に対する精神保健・精神科医療体制
43巻4号(2001年4月発行)
43巻3号(2001年3月発行)
43巻2号(2001年2月発行)
特集 今,なぜ病跡学か
43巻1号(2001年1月発行)
42巻12号(2000年12月発行)
シンポジウム ライフサイクルと睡眠障害
42巻11号(2000年11月発行)
42巻10号(2000年10月発行)
特集 職場の精神保健
42巻9号(2000年9月発行)
42巻8号(2000年8月発行)
42巻7号(2000年7月発行)
42巻6号(2000年6月発行)
42巻5号(2000年5月発行)
特集 精神疾患の発病規定因子
42巻4号(2000年4月発行)
42巻3号(2000年3月発行)
特別企画 精神医学,医療の将来
42巻2号(2000年2月発行)
シンポジウム 新しい精神医学の構築—21世紀への展望
42巻1号(2000年1月発行)
41巻12号(1999年12月発行)
特集 児童精神科医療の課題
41巻11号(1999年11月発行)
41巻10号(1999年10月発行)
41巻9号(1999年9月発行)
41巻8号(1999年8月発行)
41巻7号(1999年7月発行)
41巻6号(1999年6月発行)
特集 治療抵抗性の精神障害とその対応
41巻5号(1999年5月発行)
41巻4号(1999年4月発行)
41巻3号(1999年3月発行)
41巻2号(1999年2月発行)
41巻1号(1999年1月発行)
特集 記憶障害の臨床
40巻12号(1998年12月発行)
シンポジウム がん,臓器移植とリエゾン精神医学—チーム医療における心のケア
40巻11号(1998年11月発行)
40巻10号(1998年10月発行)
40巻9号(1998年9月発行)
40巻8号(1998年8月発行)
シンポジウム 災害のもたらすもの—阪神・淡路大震災復興期のメンタルヘルス
40巻7号(1998年7月発行)
40巻6号(1998年6月発行)
40巻5号(1998年5月発行)
特集 アジアにおける最近の精神医学事情
40巻4号(1998年4月発行)
40巻3号(1998年3月発行)
40巻2号(1998年2月発行)
特集 精神病像を伴う躁うつ病および分裂感情障害の位置づけ—生物学的マーカーと診断・治療
40巻1号(1998年1月発行)
39巻12号(1997年12月発行)
39巻11号(1997年11月発行)
特集 精神科における合理的薬物選択アルゴリズム
39巻10号(1997年10月発行)
39巻9号(1997年9月発行)
39巻8号(1997年8月発行)
シンポジウム スーパービジョンとコンサルテーション—地域精神医療の方法
39巻7号(1997年7月発行)
39巻6号(1997年6月発行)
39巻5号(1997年5月発行)
特集 学校精神保健—教育との連携の実際
39巻4号(1997年4月発行)
39巻3号(1997年3月発行)
39巻2号(1997年2月発行)
39巻1号(1997年1月発行)
38巻12号(1996年12月発行)
シンポジウム 痴呆の薬物療法の最前線—向知性薬の臨床と基礎
38巻11号(1996年11月発行)
特集 精神医学における分子生物学的研究
38巻10号(1996年10月発行)
38巻9号(1996年9月発行)
38巻8号(1996年8月発行)
38巻7号(1996年7月発行)
38巻6号(1996年6月発行)
38巻5号(1996年5月発行)
特集 精神病理学の方法論—記述か計量か
38巻4号(1996年4月発行)
38巻3号(1996年3月発行)
38巻2号(1996年2月発行)
38巻1号(1996年1月発行)
37巻12号(1995年12月発行)
37巻11号(1995年11月発行)
37巻10号(1995年10月発行)
37巻9号(1995年9月発行)
37巻8号(1995年8月発行)
特集 外来精神科医療の現状と課題
37巻7号(1995年7月発行)
特集 阪神・淡路大震災—現場からの報告
37巻6号(1995年6月発行)
37巻5号(1995年5月発行)
37巻4号(1995年4月発行)
37巻3号(1995年3月発行)
37巻2号(1995年2月発行)
37巻1号(1995年1月発行)
特集 分裂病者の社会復帰—新しい展開
36巻12号(1994年12月発行)
シンポジウム アルツハイマー型痴呆の診断をめぐって
36巻11号(1994年11月発行)
36巻10号(1994年10月発行)
36巻9号(1994年9月発行)
36巻8号(1994年8月発行)
36巻7号(1994年7月発行)
36巻6号(1994年6月発行)
特集 精神医学と生物科学のクロストーク
36巻5号(1994年5月発行)
特集 精神疾患の新しい診断分類
36巻4号(1994年4月発行)
36巻3号(1994年3月発行)
36巻2号(1994年2月発行)
36巻1号(1994年1月発行)
特集 精神科治療の奏効機序
35巻12号(1993年12月発行)
35巻11号(1993年11月発行)
35巻10号(1993年10月発行)
35巻9号(1993年9月発行)
35巻8号(1993年8月発行)
シンポジウム 精神障害者の権利と能力—精神医学的倫理のジレンマ
35巻7号(1993年7月発行)
35巻6号(1993年6月発行)
35巻5号(1993年5月発行)
35巻4号(1993年4月発行)
特集 現代日本の社会精神病理
35巻3号(1993年3月発行)
35巻2号(1993年2月発行)
特集 加齢に関する精神医学的な問題
35巻1号(1993年1月発行)
34巻12号(1992年12月発行)
特集 精神科領域におけるインフォームド・コンセント
34巻11号(1992年11月発行)
34巻10号(1992年10月発行)
34巻9号(1992年9月発行)
34巻8号(1992年8月発行)
特集 薬物依存の臨床
34巻7号(1992年7月発行)
34巻6号(1992年6月発行)
34巻5号(1992年5月発行)
34巻4号(1992年4月発行)
34巻3号(1992年3月発行)
シンポジウム 境界例の診断と治療
34巻2号(1992年2月発行)
34巻1号(1992年1月発行)
33巻12号(1991年12月発行)
特集 不安の病理
33巻11号(1991年11月発行)
33巻10号(1991年10月発行)
33巻9号(1991年9月発行)
33巻8号(1991年8月発行)
33巻7号(1991年7月発行)
33巻6号(1991年6月発行)
33巻5号(1991年5月発行)
33巻4号(1991年4月発行)
33巻3号(1991年3月発行)
33巻2号(1991年2月発行)
特集 精神科領域におけるレセプター機能の研究の進歩
33巻1号(1991年1月発行)
32巻12号(1990年12月発行)
シンポジウム 「うつ」と睡眠
32巻11号(1990年11月発行)
32巻10号(1990年10月発行)
32巻9号(1990年9月発行)
32巻8号(1990年8月発行)
特集 精神疾患の現代的病像をめぐって
32巻7号(1990年7月発行)
32巻6号(1990年6月発行)
特集 精神分裂病の生物学的研究
32巻5号(1990年5月発行)
32巻4号(1990年4月発行)
32巻3号(1990年3月発行)
特集 向精神薬の見逃されやすい副作用と対策
32巻2号(1990年2月発行)
32巻1号(1990年1月発行)
31巻12号(1989年12月発行)
31巻11号(1989年11月発行)
31巻10号(1989年10月発行)
シンポジウム 精神障害者の責任能力
31巻9号(1989年9月発行)
31巻8号(1989年8月発行)
31巻7号(1989年7月発行)
31巻6号(1989年6月発行)
特集 現代社会と家族—諸病態との関連から
31巻5号(1989年5月発行)
31巻4号(1989年4月発行)
31巻3号(1989年3月発行)
31巻2号(1989年2月発行)
31巻1号(1989年1月発行)
特集 サーカディアンリズム—基礎から臨床へ
30巻12号(1988年12月発行)
30巻11号(1988年11月発行)
シンポジウム 痴呆とパーキンソニズム
30巻10号(1988年10月発行)
30巻9号(1988年9月発行)
特集 世界の精神科医療の動向
30巻8号(1988年8月発行)
30巻7号(1988年7月発行)
30巻6号(1988年6月発行)
シンポジウム 地域ケアと精神保健
30巻5号(1988年5月発行)
30巻4号(1988年4月発行)
創刊30周年記念特集 精神医学—最近の進歩 第2部
30巻3号(1988年3月発行)
創刊30周年記念特集 精神医学—最近の進歩 第1部
30巻2号(1988年2月発行)
30巻1号(1988年1月発行)
29巻12号(1987年12月発行)
特集 躁うつ病とセロトニン
29巻11号(1987年11月発行)
29巻10号(1987年10月発行)
29巻9号(1987年9月発行)
29巻8号(1987年8月発行)
29巻7号(1987年7月発行)
29巻6号(1987年6月発行)
29巻5号(1987年5月発行)
29巻4号(1987年4月発行)
29巻3号(1987年3月発行)
29巻2号(1987年2月発行)
29巻1号(1987年1月発行)
特集 老年精神医学
28巻12号(1986年12月発行)
28巻11号(1986年11月発行)
特集 脳の働きと心―大脳の機能をめぐって
28巻10号(1986年10月発行)
28巻9号(1986年9月発行)
28巻8号(1986年8月発行)
28巻7号(1986年7月発行)
28巻6号(1986年6月発行)
28巻5号(1986年5月発行)
28巻4号(1986年4月発行)
28巻3号(1986年3月発行)
28巻2号(1986年2月発行)
特集 現代の子供—心身の発達とその病理—東京都精神医学総合研究所 第13回シンボジウムから
28巻1号(1986年1月発行)
27巻12号(1985年12月発行)
特集 摂食障害の心理と治療
27巻11号(1985年11月発行)
27巻10号(1985年10月発行)
27巻9号(1985年9月発行)
27巻8号(1985年8月発行)
27巻7号(1985年7月発行)
27巻6号(1985年6月発行)
特集 前頭葉の神経心理学
27巻5号(1985年5月発行)
特集 精神分裂病の成因と治療—東京都精神医学総合研究所 第12回シンポジウムから
27巻4号(1985年4月発行)
27巻3号(1985年3月発行)
27巻2号(1985年2月発行)
特集 睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)―その病態と臨床
27巻1号(1985年1月発行)
26巻12号(1984年12月発行)
26巻11号(1984年11月発行)
26巻10号(1984年10月発行)
26巻9号(1984年9月発行)
26巻8号(1984年8月発行)
26巻7号(1984年7月発行)
特集 側頭葉障害における言語症状
26巻6号(1984年6月発行)
26巻5号(1984年5月発行)
26巻4号(1984年4月発行)
26巻3号(1984年3月発行)
26巻2号(1984年2月発行)
特集 DSM-III—その有用性と問題点
26巻1号(1984年1月発行)
特集 精神疾患に対する神経内分泌的アプローチ
25巻12号(1983年12月発行)
特集 カルバマゼピンの向精神作用
25巻11号(1983年11月発行)
25巻10号(1983年10月発行)
特集 少年非行の心理と病理—東京都精神医学総合研究所 第11回シンポジウムから
25巻9号(1983年9月発行)
25巻8号(1983年8月発行)
特集 児童精神医学の現状と将来—都立梅ケ丘病院30周年記念シンポジウムから
25巻7号(1983年7月発行)
25巻6号(1983年6月発行)
25巻5号(1983年5月発行)
25巻4号(1983年4月発行)
特集 聴覚失認
25巻3号(1983年3月発行)
特集 精神医学における病態モデル
25巻2号(1983年2月発行)
特集 薬物と睡眠をめぐって
25巻1号(1983年1月発行)
24巻12号(1982年12月発行)
特集 アルコール依存症の精神医学—東京都精神医学総合研究所 第10回シンポジウムから
24巻11号(1982年11月発行)
24巻10号(1982年10月発行)
特集 精神科診療所をめぐる諸問題
24巻9号(1982年9月発行)
24巻8号(1982年8月発行)
24巻7号(1982年7月発行)
24巻6号(1982年6月発行)
24巻5号(1982年5月発行)
24巻4号(1982年4月発行)
特集 視覚失認
24巻3号(1982年3月発行)
24巻2号(1982年2月発行)
特集 リチウムの臨床と基礎—最近の話題
24巻1号(1982年1月発行)
23巻12号(1981年12月発行)
23巻11号(1981年11月発行)
特集 Ⅱ.アジアにおける精神衛生問題
23巻10号(1981年10月発行)
特集 失行
23巻9号(1981年9月発行)
23巻8号(1981年8月発行)
23巻7号(1981年7月発行)
特集 てんかんのメカニズムと治療—東京都精神医学総合研究所 第8回シンポジウムから
23巻6号(1981年6月発行)
23巻5号(1981年5月発行)
23巻4号(1981年4月発行)
23巻3号(1981年3月発行)
23巻2号(1981年2月発行)
23巻1号(1981年1月発行)
22巻12号(1980年12月発行)
特集 躁うつ病の生物学
22巻11号(1980年11月発行)
特集 Butyrophenone系抗精神病薬の臨床精神薬理学
22巻10号(1980年10月発行)
特集 日本精神医学と松沢病院
22巻9号(1980年9月発行)
22巻8号(1980年8月発行)
特集 思春期の精神医学的諸問題—東京都精神医学総合研究所 第7回シンポジウムから
22巻7号(1980年7月発行)
特集 Brain Function Testへのアプローチ
22巻6号(1980年6月発行)
22巻5号(1980年5月発行)
特集 睡眠研究—最近の進歩
22巻4号(1980年4月発行)
22巻3号(1980年3月発行)
22巻2号(1980年2月発行)
特集 向精神薬をめぐる最近の諸問題
22巻1号(1980年1月発行)
特集 幻覚
21巻12号(1979年12月発行)
21巻11号(1979年11月発行)
特集 精神分裂病の生物学
21巻10号(1979年10月発行)
21巻9号(1979年9月発行)
21巻8号(1979年8月発行)
特集 老人の精神障害—東京都精神医学総合研究所,第6回シンポジウムから
21巻7号(1979年7月発行)
特集 精神分裂病の遺伝因と環境因
21巻6号(1979年6月発行)
特集 創刊20周年記念 第2部
21巻5号(1979年5月発行)
特集 創刊20周年記念 第1部
21巻4号(1979年4月発行)
21巻3号(1979年3月発行)
21巻2号(1979年2月発行)
特集 妄想
21巻1号(1979年1月発行)
20巻12号(1978年12月発行)
特集 精神鑑定
20巻11号(1978年11月発行)
20巻10号(1978年10月発行)
シンポジウム 精神分裂病者の治療について—東京都精神医学総合研究所,第5回シンポジウムから
20巻9号(1978年9月発行)
20巻8号(1978年8月発行)
20巻7号(1978年7月発行)
20巻6号(1978年6月発行)
20巻5号(1978年5月発行)
20巻4号(1978年4月発行)
20巻3号(1978年3月発行)
20巻2号(1978年2月発行)
20巻1号(1978年1月発行)
19巻12号(1977年12月発行)
特集 青年期の精神病理
19巻11号(1977年11月発行)
シンポジウム こころとからだ—東京都精神医学総合研究所,第4回シンポジウムから
19巻10号(1977年10月発行)
19巻9号(1977年9月発行)
19巻8号(1977年8月発行)
特集 在宅精神医療(2)—社会復帰活動とその周辺
19巻7号(1977年7月発行)
19巻6号(1977年6月発行)
19巻5号(1977年5月発行)
19巻4号(1977年4月発行)
特集 精神分裂病の精神生理学
19巻3号(1977年3月発行)
19巻2号(1977年2月発行)
シンポジウム 生のリズムとその障害—東京都精神医学総合研究所,第3回シンポジウムから
19巻1号(1977年1月発行)
18巻12号(1976年12月発行)
特集 近代日本の宗教と精神医学
18巻11号(1976年11月発行)
18巻10号(1976年10月発行)
18巻9号(1976年9月発行)
18巻8号(1976年8月発行)
18巻7号(1976年7月発行)
18巻6号(1976年6月発行)
特集 在宅精神医療—日常生活における指導と治療
18巻5号(1976年5月発行)
シンポジウム 大都市の病理と精神障害—東京都精神医学総合研究所第2回シンポジウムから
18巻4号(1976年4月発行)
18巻3号(1976年3月発行)
18巻2号(1976年2月発行)
18巻1号(1976年1月発行)
17巻13号(1975年12月発行)
臨時増刊号特集 精神医学における日本的特性
17巻12号(1975年12月発行)
17巻11号(1975年11月発行)
17巻10号(1975年10月発行)
17巻9号(1975年9月発行)
17巻8号(1975年8月発行)
17巻7号(1975年7月発行)
17巻6号(1975年6月発行)
17巻5号(1975年5月発行)
17巻4号(1975年4月発行)
17巻3号(1975年3月発行)
17巻2号(1975年2月発行)
17巻1号(1975年1月発行)
16巻12号(1974年12月発行)
16巻11号(1974年11月発行)
シンポジウム 現代における精神医学研究の課題—東京都精神医学総合研究所開設記念シンポジウムから
16巻10号(1974年10月発行)
16巻9号(1974年9月発行)
16巻7号(1974年7月発行)
シンポジウム 向精神薬療法の現状と問題点—Dr. Frank J. Ayd, Jr. を迎えて
16巻6号(1974年6月発行)
誌上シンポジウム 日本の精神医療についての4つの意見
16巻5号(1974年5月発行)
16巻4号(1974年4月発行)
16巻3号(1974年3月発行)
16巻2号(1974年2月発行)
16巻1号(1974年1月発行)
15巻12号(1973年12月発行)
特集 精神障害と家族
15巻11号(1973年11月発行)
15巻10号(1973年10月発行)
15巻9号(1973年9月発行)
15巻8号(1973年8月発行)
15巻7号(1973年7月発行)
15巻6号(1973年6月発行)
15巻5号(1973年5月発行)
15巻4号(1973年4月発行)
特集 痴呆の臨床と鑑別
15巻3号(1973年3月発行)
15巻2号(1973年2月発行)
15巻1号(1973年1月発行)
14巻12号(1972年12月発行)
特集 精神障害者の動態
14巻11号(1972年11月発行)
14巻10号(1972年10月発行)
14巻9号(1972年9月発行)
14巻8号(1972年8月発行)
14巻7号(1972年7月発行)
14巻6号(1972年6月発行)
14巻5号(1972年5月発行)
特集 てんかん分類へのアプローチ
14巻4号(1972年4月発行)
14巻3号(1972年3月発行)
14巻2号(1972年2月発行)
特集 作業療法
14巻1号(1972年1月発行)
13巻12号(1971年12月発行)
特集 社会変動と精神医学
13巻11号(1971年11月発行)
13巻10号(1971年10月発行)
特集 内因性精神病の生物学的研究
13巻9号(1971年9月発行)
13巻8号(1971年8月発行)
13巻7号(1971年7月発行)
13巻6号(1971年6月発行)
13巻5号(1971年5月発行)
特集 向精神薬をめぐる問題点
13巻4号(1971年4月発行)
13巻3号(1971年3月発行)
13巻2号(1971年2月発行)
13巻1号(1971年1月発行)
12巻12号(1970年12月発行)
特集 社会のなかの精神科医
12巻11号(1970年11月発行)
12巻10号(1970年10月発行)
12巻9号(1970年9月発行)
12巻8号(1970年8月発行)
12巻7号(1970年7月発行)
12巻6号(1970年6月発行)
特集 境界例の病理と治療
12巻5号(1970年5月発行)
特集 対人恐怖
12巻4号(1970年4月発行)
12巻3号(1970年3月発行)
12巻2号(1970年2月発行)
特集 医療危機と精神科医—第6回日本精神病理・精神療法学会 討論集会をめぐって
12巻1号(1970年1月発行)
11巻12号(1969年12月発行)
11巻11号(1969年11月発行)
11巻10号(1969年10月発行)
11巻9号(1969年9月発行)
11巻8号(1969年8月発行)
11巻7号(1969年7月発行)
11巻6号(1969年6月発行)
11巻5号(1969年5月発行)
特集 心気症をめぐつて
11巻4号(1969年4月発行)
11巻3号(1969年3月発行)
特集 医学教育と精神療法
11巻2号(1969年2月発行)
11巻1号(1969年1月発行)
10巻12号(1968年12月発行)
10巻11号(1968年11月発行)
10巻10号(1968年10月発行)
10巻9号(1968年9月発行)
10巻8号(1968年8月発行)
10巻7号(1968年7月発行)
特集 集団精神療法(日本精神病理・精神療法学会第4回大会シンポジウム)
10巻6号(1968年6月発行)
10巻5号(1968年5月発行)
特集 うつ病—日本精神病理・精神療法学会(第4回大会シンポジウム)
10巻4号(1968年4月発行)
10巻3号(1968年3月発行)
10巻2号(1968年2月発行)
10巻1号(1968年1月発行)
9巻12号(1967年12月発行)
9巻11号(1967年11月発行)
9巻10号(1967年10月発行)
9巻9号(1967年9月発行)
9巻8号(1967年8月発行)
9巻7号(1967年7月発行)
特集 精神療法の技法と理論—とくに人間関係と治癒像をめぐって
9巻6号(1967年6月発行)
特集 心因をめぐる諸問題
9巻5号(1967年5月発行)
特集 創造と表現の病理
9巻4号(1967年4月発行)
特集 精神療法における治癒機転
9巻3号(1967年3月発行)
9巻2号(1967年2月発行)
特集 精神分裂病の診断基準—とくに“Praecoxgefühl”について
9巻1号(1967年1月発行)
特集 内因性精神病の疾病論
8巻12号(1966年12月発行)
特集 うつ病の臨床
8巻11号(1966年11月発行)
特集 宗教と精神医学
8巻10号(1966年10月発行)
特集 地域精神医学—その理論と実践
8巻9号(1966年9月発行)
8巻8号(1966年8月発行)
8巻7号(1966年7月発行)
特集 精神医療体系のなかでの精神病院の位置づけ
8巻6号(1966年6月発行)
特集 薬物と精神療法
8巻5号(1966年5月発行)
8巻4号(1966年4月発行)
特集 精神分裂病の家族研究
8巻3号(1966年3月発行)
特集 精神活動とポリグラフ
8巻2号(1966年2月発行)
8巻1号(1966年1月発行)
7巻12号(1965年12月発行)
7巻11号(1965年11月発行)
7巻10号(1965年10月発行)
7巻9号(1965年9月発行)
7巻8号(1965年8月発行)
7巻7号(1965年7月発行)
7巻6号(1965年6月発行)
特集 呉秀三先生の生誕100年を記念して
7巻5号(1965年5月発行)
7巻4号(1965年4月発行)
7巻3号(1965年3月発行)
特集 精神分裂病の“治癒”とは何か
7巻2号(1965年2月発行)
特集 精神療法の限界と危険
7巻1号(1965年1月発行)
6巻12号(1964年12月発行)
6巻11号(1964年11月発行)
特集 向精神薬・抗けいれん剤の効果判定法
6巻10号(1964年10月発行)
6巻9号(1964年9月発行)
6巻8号(1964年8月発行)
6巻7号(1964年7月発行)
6巻6号(1964年6月発行)
6巻5号(1964年5月発行)
6巻4号(1964年4月発行)
6巻3号(1964年3月発行)
6巻2号(1964年2月発行)
特集 神経症の日本的特性
6巻1号(1964年1月発行)
特集 近接領域からの発言
5巻12号(1963年12月発行)
5巻11号(1963年11月発行)
5巻10号(1963年10月発行)
5巻9号(1963年9月発行)
5巻8号(1963年8月発行)
5巻7号(1963年7月発行)
5巻6号(1963年6月発行)
5巻5号(1963年5月発行)
5巻4号(1963年4月発行)
5巻3号(1963年3月発行)
特集 てんかん
5巻2号(1963年2月発行)
特集 病識〔精神病理懇話会講演および討議〕
5巻1号(1963年1月発行)
4巻12号(1962年12月発行)
4巻11号(1962年11月発行)
特集 睡眠
4巻10号(1962年10月発行)
4巻9号(1962年9月発行)
4巻8号(1962年8月発行)
4巻7号(1962年7月発行)
4巻6号(1962年6月発行)
4巻5号(1962年5月発行)
4巻4号(1962年4月発行)
4巻3号(1962年3月発行)
4巻2号(1962年2月発行)
4巻1号(1962年1月発行)
3巻12号(1961年12月発行)
特集 非定型内因性精神病
3巻11号(1961年11月発行)
3巻10号(1961年10月発行)
3巻9号(1961年9月発行)
3巻8号(1961年8月発行)
3巻7号(1961年7月発行)
3巻6号(1961年6月発行)
3巻5号(1961年5月発行)
3巻4号(1961年4月発行)
3巻3号(1961年3月発行)
3巻2号(1961年2月発行)
3巻1号(1961年1月発行)
特集 妄想の人間学—精神病理懇話会講演ならびに討論