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前頭部間欠律動性デルタ波(FIRDA)を呈した神経核内封入体病(NIID)の1例
著者: 高東祥一朗1 竹之下慎太郎1 寺田整司1 川田清宏1 曽根淳2 山田了士1
所属機関: 1岡山大学大学院医歯薬学総合研究科精神神経病態学 2国立病院機構鈴鹿病院脳神経内科
ページ範囲:P.1549 - P.1553
文献購入ページに移動神経核内封入体病(neuronal intranuclear inclusion disease:NIID)は,神経組織や一般臓器の細胞核内に形成される好酸性封入体を特徴とする神経変性疾患である1,2)。幅広い年齢で発症し,筋力低下や運動失調など多彩な臨床像を呈するが,高齢発症例では認知症を疑われて受診する例が多い。稀な疾患と考えられていたが,2011年に皮膚生検で組織診断が可能となってから報告数は増加し,2019年に
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