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文献詳細

雑誌文献

精神医学62巻5号

2020年05月発行

文献概要

増大号特集 精神科診療のエビデンス—国内外の重要ガイドライン解説 第2章 統合失調症

Psychosis and schizophrenia in adults: prevention and management (NICE clinical guideline, CG178)

著者: 山口創生1 藤井千代1

所属機関: 1国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所地域・司法精神医療研究部

ページ範囲:P.527 - P.531

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ガイドラインのポイント
 ・統合失調症を持つ成人(18歳以上)の治療や支援を対象としており,専門家や精神障害当事者(以下,当事者),家族に向けたものとして開発されている。
 ・薬物治療だけに焦点を当てるのではなく,英国の精神保健サービスシステムを前提として,統合失調症のケア全体を包括的に言及している。
 ・統合失調症の疾患経過の時間軸に基づき,①統合失調症の予防,②初回精神病エピソード,③統合失調症の急性期エピソードと危機介入,④リカバリーの促進と将来のケアの4段階で構成されている。

参考文献

1)藤井千代:NICEガイドライン.精神科 28:191-195, 2016
2)森臨太郎:英国・NICE診療ガイドラインの実際.あいみっく 27:4-10, 2006
3)National Institute for Health and Care Excellence(NICE):Psychosis and schizophrenia in adults:prevention and management. NICE Clinical guideline(CG178), National Institute for Health and Care Excellence, London, 2014 URL https://www.nice.org.uk/guidance/cg178(2020年2月20日閲覧)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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