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増大号特集 精神科診療のエビデンス—国内外の重要ガイドライン解説 第2章 統合失調症 コラム
Practice Guideline for the Treatment of Patients with Schizophrenia(APA)
著者: 鈴木道雄1
所属機関: 1富山大学学術研究部医学系・神経精神医学
ページ範囲:P.540 - P.540
文献購入ページに移動 米国精神医学会(American Psychiatric Association:APA)による統合失調症患者の治療ガイドラインであり,2019年12月に最新ドラフト1)が公表されている。完成版は,要約版や患者・家族向けの内容などとともに,2020年夏に公表が予定されている。
本ガイドラインの全体目標は,治療の強化により,統合失調症に伴う種々の疾病負担,死亡率,心理社会的および健康上の問題を低減することである。本ガイドラインでは,患者中心の治療原則が繰り返し述べられ,評価や治療は可能な限り患者との協働によって決定され,患者にとっての個人的および社会文化的な重要性を包含すべきであることが強調されている。
本ガイドラインの全体目標は,治療の強化により,統合失調症に伴う種々の疾病負担,死亡率,心理社会的および健康上の問題を低減することである。本ガイドラインでは,患者中心の治療原則が繰り返し述べられ,評価や治療は可能な限り患者との協働によって決定され,患者にとっての個人的および社会文化的な重要性を包含すべきであることが強調されている。
参考文献
1)America Psychiatric Association:Draft Practice Guideline for the Treatment of Patients with Schizophrenia. https://www.psychiatry.org/psychiatrists/practice/clinical-practice-guidelines/review-draft-guidelines(2020年2月20日閲覧)
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