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増大号特集 精神科診療のエビデンス—国内外の重要ガイドライン解説 第5章 不安症・パニック症 ①不安症
S3 guideline for anxiety disorders
著者: 大坪天平1
所属機関: 1東京女子医科大学東医療センター精神科
ページ範囲:P.574 - P.579
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・S3 guideline for anxiety disordersは,パニック症(panic disorder:PD),広場恐怖(agoraphobia:AG),社交不安症(social anxiety disorder:SAD),全般不安症(generalized anxiety disorder)を対象に作成された診療ガイドラインである。
・不安症の第一選択薬は,選択的セロトニン再取り込み阻害薬(selective serotonin reuptake inhibitor:SSRI)および選択的セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(serotonin noradrenalin reuptake inhibitor:SNRI)である。第一選択薬が効果不十分な場合,別の薬物療法に変更する。
・すべての精神療法のうち,認知行動療法(cognitive behavioral therapy:CBT)は最も高いレベルのエビデンスによって支持されている。精神療法の二次治療としては力動的精神療法が推奨される。
・精神療法,薬物療法のいずれかの効果が不十分な場合は,他の治療法またはその併用に切り替えるべきである。
・S3 guideline for anxiety disordersは,パニック症(panic disorder:PD),広場恐怖(agoraphobia:AG),社交不安症(social anxiety disorder:SAD),全般不安症(generalized anxiety disorder)を対象に作成された診療ガイドラインである。
・不安症の第一選択薬は,選択的セロトニン再取り込み阻害薬(selective serotonin reuptake inhibitor:SSRI)および選択的セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(serotonin noradrenalin reuptake inhibitor:SNRI)である。第一選択薬が効果不十分な場合,別の薬物療法に変更する。
・すべての精神療法のうち,認知行動療法(cognitive behavioral therapy:CBT)は最も高いレベルのエビデンスによって支持されている。精神療法の二次治療としては力動的精神療法が推奨される。
・精神療法,薬物療法のいずれかの効果が不十分な場合は,他の治療法またはその併用に切り替えるべきである。
参考文献
1)Bandelow B, Lichte T, Rudolf S, et al:The diagnosis of and treatment recommendations for anxiety disorders. Dtsch Arztebl Int 111:473-480, 2014
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