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増大号特集 精神科診療のエビデンス—国内外の重要ガイドライン解説 第10章 認知症 コラム
—平成27年度厚生労働科学特別研究事業—かかりつけ医のためのBPSDに対応する向精神薬使用ガイドライン(第2版)
著者: 新井平伊1
所属機関: 1アルツクリニック東京
ページ範囲:P.689 - P.689
文献購入ページに移動 本ガイドラインは,本間昭らによる初版1)の改訂版であり,日本老年精神医学会のホームページから無料でダウンロードできるので参照されたい。
さて,BPSD対応が困難な場合,精神科にその対応が委ねられる。もちろん非薬物療法が優先され,やむを得ず隔離や身体拘束も必要になるが,さらに抗精神病薬を使わざるを得ないこともある。精神科医はBPSD治療の最後の砦といえる。
さて,BPSD対応が困難な場合,精神科にその対応が委ねられる。もちろん非薬物療法が優先され,やむを得ず隔離や身体拘束も必要になるが,さらに抗精神病薬を使わざるを得ないこともある。精神科医はBPSD治療の最後の砦といえる。
参考文献
1)本間昭:認知症,特にBPSDへの適切な薬物使用に関するガイドライン作成に関する研究:平成24年度厚生労働科学研究費補助金厚生労働科学特別研究事業報告書.2013
2)U.S.food and Drug Administration:FDA Issues Public Health Advisory for Antipsychotic Drugs used for Treatment of Behavioral Disorders in Elderly Patients. FDA Talk paper, 2005
3)Arai H, Nakamura Y, Taguchi M, et al:Mortality risk in current and new antipsychotic Alzheimer's disease users:large scale Japanese study. Alzheimers Dement 12:823-830, 2016
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