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文献詳細

雑誌文献

精神医学62巻5号

2020年05月発行

増大号特集 精神科診療のエビデンス—国内外の重要ガイドライン解説

第14章 物質関連障害

Principles of Drug Addiction Treatment, Third Edition(NIDA)

著者: 成瀬暢也1

所属機関: 1埼玉県立精神医療センター

ページ範囲:P.747 - P.751

文献概要

ガイドラインのポイント
 ・ニコチン,アルコール,違法薬物,処方薬を含む幅広い薬物を扱っており,薬物乱用・依存治療の必要な患者に起こるさまざまな問題を扱おうとするヘルスケア提供者,家族,その他の関係者に必要な資源を提供するものである。
 ・数ある研究論文から,信頼性の高いエビデンスに基づいた基本的な薬物乱用・依存症の治療について提示している。エビデンスの強さや推奨度は記載されてないが,効果的治療の13の原則など,基本的で重要な点について治療の専門家でなくても理解しやすいように配慮されている。

参考文献

1)和田清:日本における薬物乱用問題の変遷とその背景「危険ドラッグ」問題に焦点をあてて.公衆衛生 79:222-227, 2015
2)小林桜児,松本俊彦,大槻正樹,他:覚せい剤依存患者に対する外来再発予防プログラムの開発—Serigaya Methamphetamine Relapse Prevention Program(SMARPP).日本アルコール・薬物医学会雑誌 42:507-521, 2007
3)成瀬暢也:薬物依存症の回復支援ハンドブック—援助者,家族,当事者への手引き.金剛出版,pp45-54, 2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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