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特集 周産期メンタルヘルスの今
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著者: 尾崎紀夫1
所属機関: 1名古屋大学医学系研究科精神医学・親と子どもの心療学分野
ページ範囲:P.1179 - P.1179
文献購入ページに移動妊産婦の主要死因は精神障害を背景とする自死であること,加えて児の養育環境への影響も鑑みると,妊産婦の精神障害対策は喫緊の課題である。このような背景のもと,2017年に改訂された「自殺総合対策大綱」に妊産婦への支援の重要性が明記され,同年から産後うつ病健診事業が開始された。2018年発表された「成育基本法」で妊産婦の心身の健康を確保することの重要性が盛り込まれ,第7次地域医療計画には,「精神疾患を合併した妊産婦への対応ができる総合周産期母子医療センター」の整備が明記され,同年の診療報酬改定でも精神疾患併存の妊産婦にかかわる連携指導料や妊娠・分娩管理加算が新設された。
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