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特集 精神医療に関する疫学のトピック—記述疫学,リスク研究からコホート研究まで
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著者: 内山真12
所属機関: 1東京足立病院 2日本大学医学部精神医学系
ページ範囲:P.425 - P.425
精神科疫学は20世紀初頭の記述疫学に始まりました。当初の研究のテーマは,関心国ないし地域に精神疾患や自殺など精神医学的な問題がどれほど存在するか,それらが地域的あるいは文化的属性によってどう異なるのかなどの記述疫学が中心でした。多くの国において記述的成果の比較が行われるようになった結果,精神疾患や精神医学的問題の同定に関する共通の診断基準や調査法の必要性が指摘されるようになりました。こうして,20世紀後半になって,精神疾患や関連問題を評価するための共通の診断基準や評価手技の開発が始まり,精神疾患の有病率を調べる動向が始まりました。
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