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雑誌詳細

文献概要

増大号特集 精神科クリニカル・パール—先達に学ぶ 第1章 精神科面接の先達

自戒していること

著者: 青木省三123

所属機関: 1慈圭会精神医学研究所 2慈圭病院 3川崎医科大学

ページ範囲:P.579 - P.587

clinical pearl
・患者さんの心のいたみを感じとる治療者のセンサーは,摩耗しやすいものである。
・私たちはメガネをかけて診療している。メガネをかけ替えたりはずしたりしてみると,違ったものが見えてくる。
・症状を診るだけでなく,症状の背景にある生活や人生を診る。症状と背景にある生活や人生とは相互に影響し合っている。

参考文献

1)中井久夫:精神科治療の覚書.日本評論社,1982(新版,2014)
2)中井久夫:徴候・記憶・外傷.みすず書房,2004
3)青木省三,村上伸治編:大人の発達障害を診るということ—診断や対応に迷う症例から考える.医学書院,2015
4)青木省三:こころの病を診るということ—私の伝えたい精神科診療の基本.医学書院,2017
5)青木省三,村上伸治,鷲田健二編:大人のトラウマを診るということ—こころの病の背景にある傷みに気づく.医学書院,2021

掲載雑誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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