文献詳細
文献概要
増大号特集 精神科クリニカル・パール—先達に学ぶ 第8章 児童精神科診療の先達
私の児童精神医学の歩みから
著者: 若林愼一郎1
所属機関: 1前岐阜大学医学部神経精神医学講座
ページ範囲:P.766 - P.770
文献購入ページに移動clinical pearl
・学問・研究には歴史と伝統ある環境が重要である
・人材育成のためには優れたリーダーの存在が不可欠である
・臨床の場は症例の宝庫である。外来診療を軽んじてはならない
・発達過程にある子どもにとってfollow-up研究は必須である。10年,20年のfollow-upによって疾病の本態を究明することは叶わぬとしても,疾病の実態を明らかにすることは可能である
・予後研究は重要である
・学問・研究には歴史と伝統ある環境が重要である
・人材育成のためには優れたリーダーの存在が不可欠である
・臨床の場は症例の宝庫である。外来診療を軽んじてはならない
・発達過程にある子どもにとってfollow-up研究は必須である。10年,20年のfollow-upによって疾病の本態を究明することは叶わぬとしても,疾病の実態を明らかにすることは可能である
・予後研究は重要である
参考文献
1)Wakabayashi S:A case of infantile autism associated with Down's syndrome. J Autism Dev Disord 9:31-36, 1979
2)高木隆郎,M. ラター,E. ショプラー編:自閉症と発達障害の進歩1997/Vol.1.日本文化科学社,p168, 1996
3)若林愼一郎,福永博文:盲児における自閉性障害についての考察.小児の精神と神経 17:213-220, 1978
4)若林愼一郎:書字によるコミュニケーションが可能となった幼児自閉症の1例.精神経誌 75:339-357, 1973
5)若林愼一郎:自閉症児の発達.岩崎学術出版社,pp21-36, 1983
6)若林愼一郎,水野真由美:自閉症児の予後についての研究.児童精神医学とその近接領域 16:177-196, 1975
7)若林愼一郎:登校拒否.医歯薬出版,pp169-171, 1980
8)若林愼一郎:小児のノイローゼ.医歯薬出版,pp70-71, 1985
掲載誌情報