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文献詳細

雑誌文献

精神医学63巻5号

2021年05月発行

文献概要

増大号特集 精神科クリニカル・パール—先達に学ぶ 第9章 老年精神科診療の先達

認知症を治療するということ

著者: 本間昭1

所属機関: 1お多福もの忘れクリニック

ページ範囲:P.798 - P.804

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clinical pearl
・本人の生活歴に関する話題から診察を始める。事実関係は問わない。確かめるチャンスはあとでいくらでもある。
・認知症の重症度を問わず受診の主体は認知症の人本人であり,家族ではない。尋ねるときも,説明するときもまず本人から始める。
・診察に際しては本人,家族そして自分自身の不全感が残らないようにする。
・認知症の診療は診察室の中だけでは終わらない。

参考文献

1)厚生労働省:認知症の人の日常生活・社会生活における意思決定ガイドライン. https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12300000-Roukenkyoku/0000212396.pdf(2021年2月20日閲覧)
2)Wang HS, Busse EW:Dementia in Old Age. In:Wells CE, ed. Dementia. FA Davis Company, Philadelphia, pp152-162, 1971
3)Kitwood T:Dementia Reconsidered. The Person Comes First. Open University Press, Birkshire, 1997
4)公益財団法人ヒューマンサイエンス振興財団:60疾患に関する医療ニーズ調査(第6回目)国内基盤技術調査報告書.2020

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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