文献詳細
増大号特集 精神科クリニカル・パール—先達に学ぶ
第9章 老年精神科診療の先達
文献概要
clinical pearl
・本人の生活歴に関する話題から診察を始める。事実関係は問わない。確かめるチャンスはあとでいくらでもある。
・認知症の重症度を問わず受診の主体は認知症の人本人であり,家族ではない。尋ねるときも,説明するときもまず本人から始める。
・診察に際しては本人,家族そして自分自身の不全感が残らないようにする。
・認知症の診療は診察室の中だけでは終わらない。
・本人の生活歴に関する話題から診察を始める。事実関係は問わない。確かめるチャンスはあとでいくらでもある。
・認知症の重症度を問わず受診の主体は認知症の人本人であり,家族ではない。尋ねるときも,説明するときもまず本人から始める。
・診察に際しては本人,家族そして自分自身の不全感が残らないようにする。
・認知症の診療は診察室の中だけでは終わらない。
参考文献
1)厚生労働省:認知症の人の日常生活・社会生活における意思決定ガイドライン. https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12300000-Roukenkyoku/0000212396.pdf(2021年2月20日閲覧)
2)Wang HS, Busse EW:Dementia in Old Age. In:Wells CE, ed. Dementia. FA Davis Company, Philadelphia, pp152-162, 1971
3)Kitwood T:Dementia Reconsidered. The Person Comes First. Open University Press, Birkshire, 1997
4)公益財団法人ヒューマンサイエンス振興財団:60疾患に関する医療ニーズ調査(第6回目)国内基盤技術調査報告書.2020
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