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雑誌目次

雑誌文献

精神医学64巻11号

2022年11月発行

雑誌目次

特集 ひきこもりの理解と支援

特集にあたって

著者: 金生由紀子

ページ範囲:P.1435 - P.1435

 ひきこもりは,さまざまな要因の結果として社会的参加を回避し,原則的には6か月以上にわたっておおむね家庭にとどまり続けている状態とされる。当初は不登校との関連が示唆されて,青年期や若年成人期で問題になることが多かった。しかし,最近では長期化や高齢化が注目されており,親が80代で本人が50代に至った場合が象徴的に8050問題として取り上げられている。このようにひきこもりが幅広い年代で認められることに加えて,ひきこもりにつながり得る生きづらさはより低年齢から生じている場合も考えられ,ひきこもりを理解するにあたっては,ライフステージに沿うという観点が重要と思われる。
 また,ひきこもりは非精神病性であるが,確定診断がなされる前の統合失調症が含まれている可能性が低くないとされており,ひきこもりの多軸評価にあたっては,①背景精神障害の診断,②発達障害の診断,③パーソナリティ傾向の評価が,推奨されている。どのようなひきこもりであるかを把握する上で,精神医療は一定の役割を果たしていると思われる。同時に,ひきこもりの支援に向けて,「社会モデル」が重要であると認識されるようになってきた。多様な生き方を認める社会が求められており,一方で,それを前提とした上で支援が必要とされるひきこもりには孤立に伴う苦痛や機能の障害があるという指摘がある。

ひきこもり問題の理解と支援・総論

著者: 近藤直司

ページ範囲:P.1437 - P.1443

抄録 精神医学において,ひきこもり問題に関する議論が活発化したのは2000年前後であり,1997年に「臨床精神医学」誌,2003年に「精神医学」誌において特集が組まれた。近年においては,「公衆衛生」誌や「こころの科学」誌などで特集が組まれている。
 本稿では,まず学術誌の2000年前後の特集と近年の特集とを比較し,ひきこもり問題に対する問題認識や論点の変化について検討した。近年の特徴は,ひきこもりが,青年期に限らず,すべての年代にわたる課題として認識されてきたこと,専門的な相談機関と同時にピア支援活動が活発になっていること,必ずしも社会参加や就労を目標としない治療・支援が提唱されていることなどであった。
 さらに本稿では,1960年代から精神保健福祉活動において提唱されてきた事例性概念を振り返り,いわゆる8050問題に求められるような多領域にわたるネットワーク支援における共通言語として,事例性概念が今なお有用であることを示した。

ひきこもりと精神疾患(特に不安症,強迫症など)

著者: 向井馨一郎 ,   松永寿人

ページ範囲:P.1445 - P.1450

抄録 不安症群や強迫症および関連症群では,その疾患特性から対人交流や社会活動において症状を惹起する状況の回避を伴うことが多い。これが高じ,社会参加への回避が助長され,受診行動はおろかひきこもりに至ることもある。しかし,ひきこもりに至る背景には,その他の精神疾患の併存や,経済的問題,心理社会的要因が関連している場合もある。適切な支援を立案するためには,これらの多角的評価を行い,福祉などの行政機関などとの連携も考慮する必要がある。ひきこもりを伴う不安症群,強迫症および関連症群患者への臨床現場で必要とする評価や対応として,医学的見地のみならず,心理-社会的観点を含めて包括的・多角的な方面から支援や介入方法を周知しておくことが望まれる。

発達障害とひきこもりに関連する社会的要因の検討

著者: 平生尚之

ページ範囲:P.1451 - P.1456

抄録 発達障害とひきこもりの関連について,筆者の所属する発達障害者支援センターの2005〜2022年現在までの18年間の相談70例を対象とし後方視的に調査した。その結果,介入前後を含め診断のある42例のうち38例で自閉症スペクトラム障害特性が認められ,相談傾向としては,「受け身群」46例と「暴力行為リスク群」24例とに分類された。前者においては,地域支援機関でのエビデンスに基づく介入や連携が求められ,後者では,認知行動療法に基づく介入により行動問題が低減もしくは消失した18例があったものの,危機介入が必要な事例も6例あった。危機介入時には,医療機関と保健所,警察,地域支援機関などの法的根拠に基づく連携が必須であり体制整備が急務であることが示唆された。
 また,発達障害特性の発見と支援の遅れの社会的要因に対し,発達障害の検査の実施,通常級での予防的教育,自治体の体制整備,予防的研究について言及した。

不登校とひきこもりの関連

著者: 小野善郎

ページ範囲:P.1457 - P.1463

抄録 不登校とひきこもりには社会性の問題としての共通性があり,互いに密接な関連のある隣接概念であるが,いずれも時代や社会の変化の中で常に変動しており,それを踏まえて慎重に理解する必要がある。ひきこもりはもともと不登校の長期化・遷延化から派生したことから,不登校との連続性が注目されたが,現在では中学校不登校の増加にもかかわらず高校への進学者の増加と登校状況の改善がみられており,不登校からひきこもりへの直接的な移行は減少している。その一方で,学校教育を終了後にひきこもりとして問題が顕在化する例が増えている。学校への登校や就労は,発達段階に応じた標準的な社会参加であり,そこからの逸脱にはメンタルヘルスの問題が潜んでいる可能性はあるが,その本質はトランジションのリスクであり,思春期から成人期にかけての発達課題への支援が重要である。

ひきこもりとネット・ゲーム依存など行動嗜癖との関連

著者: 館農勝

ページ範囲:P.1465 - P.1470

抄録 近年,若者を中心にネット・ゲーム依存が増えている。ICD-11にゲーム症が収載され関心が高まっているが,長期間にわたり自宅にひきこもり,昼夜を問わずゲームに没頭する行動はひきこもりに相当する。ひきこもりとネット・ゲーム依存の関係が論じられる場合,わが国では,ネットが広く普及する前から,すでに多数のひきこもりが存在していたことが指摘される。しかし,Hikikomoriという用語がDSM-5-TRに掲載され,世界各国から報告される中,ひきこもりは日本に特有の文化結合症候群から現代社会結合症候群としてのHikikomoriへと変化した。最近では,海外からもHikikomoriとネット・ゲーム依存に関する論文が発表されている。現代社会の象徴の1つはネットであり,本稿では,ひきこもりとネット・ゲーム依存など行動嗜癖との関連について考察する。

ひきこもりと「トラウマ」

著者: 斎藤環

ページ範囲:P.1471 - P.1477

抄録 ひきこもりとトラウマの関係性は単純ではない。いじめ被害のトラウマからひきこもった事例においても,家族による不適切な対応が二次被害をもたらし,ひきこもり経験そのものがトラウマになるなど,複数の要因が複雑な影響をもたらしていることが多い。あるいはひきこもることによって慢性的に尊厳が傷つけられた結果,当事者が「自傷的自己愛」に苦しむ可能性もある。これは,過激な自己批判を口にしつつも,その根底に自己愛が想定されるような矛盾した感情である。こうした尊厳の傷つきは,両親の不適切な対応がその一因である場合が多く,両親に対して強い恨みや怒りを向けるケースも少なくない。そうした場合に有効な対処が「対話」である。フィンランド発祥のケアの技法であるオープンダイアローグ的な対話実践では,議論や説得,アドバイスを控えてひたすら本人の訴えに耳を傾け,その内容を理解し共有する。この過程でトラウマが軽減され社会参加につながった事例を提示した。彼は自身の経験から,対話が当事者の主体性と自発性を回復させ,家族全体の再生を可能にすると述べている。

ひきこもりと不登校に関連する睡眠問題

著者: 甫母瑞枝

ページ範囲:P.1479 - P.1485

抄録 睡眠の問題は日中の社会機能低下を引き起こすため,ひきこもりの一因となる。ひきこもりに多くみられる昼夜逆転は,太陽光の曝露が減ることでひきこもりの人の抑うつの進行につながる。ひきこもりでは背景に精神疾患がある場合が多いが,原疾患の治療に加え睡眠を重視したアプローチが望まれる。ひきこもりに合併する精神疾患は多彩であるが,不眠を合併する疾患もある。不眠が改善することは日中の機能改善につながるため,原疾患の治療に加え睡眠を重視した治療が望まれる。睡眠覚醒リズム障害である睡眠相後退症候群と非24時間型睡眠覚醒リズム障害は,通常の日中の社会生活が送れないため,ひきこもりになりやすい。現在の不登校生徒の大幅な増加は,将来のひきこもりの増加につながる。心理社会面以外に子どもの睡眠問題が,大きな背景要因の1つと考えられる。電子機器の長時間の使用と夜型社会により,子どもの就寝時刻の遅れと休日の起床時刻の遅れが年々悪化している。Social jetlagと睡眠相後退症候群という睡眠覚醒リズム障害が不登校の誘因となる。家庭や社会で睡眠を重視する取り組みが必要である。

COVID-19時代の新たなひきこもり—社会的ひきこもりを量産しないために

著者: 加藤隆弘

ページ範囲:P.1487 - P.1494

抄録 「社会的ひきこもり(以下,ひきこもり)」は,6か月以上にわたり,就労・学業など社会参加をせずに家庭内にとどまっている現象で,ひきこもり状況にある者(以下,ひきこもり者)は国内で110万人を超えることが推定されている。2020年以降,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行によるコロナ禍で私たちの生活は一変し,外出自粛などにより,ひきこもりと無縁であった方々もひきこもり的な状況に置かれがちとなり,ひきこもりの予防やその打開が喫緊の社会的課題である。本稿では,コロナ禍におけるひきこもりの意義を概説し,早期のひきこもり支援やひきこもり予防のために活用可能な「病的ひきこもり国際診断基準」および,自らが直近1か月のひきこもり傾向を簡便に評価できる「1か月版ひきこもり質問票(HQ-25M)」を紹介する。

ひきこもり状態にある若年層へのメンタルヘルス支援

著者: 野中俊介

ページ範囲:P.1495 - P.1499

抄録 若年層のひきこもり状態にある人は,メンタルヘルス支援を必要とする場合も少なくない。また,メンタルヘルスの悪化は必ずしもひきこもることによるものではなく,ひきこもり状態に至る時点ですでにメンタルヘルスが悪化していたり,メンタルヘルス維持のためにひきこもらざるを得なかったりするケースが多い可能性もある。その一方で,ひきこもり状態にある人へのメンタルヘルス支援に対する従来のエビデンスは事例報告に基づくものがほとんどであり,頑健な研究デザインは用いられていない。加えてひきこもりケースの特徴に合わせた支援のあり方はほとんど体系化されていない。
 本稿においては,ひきこもりケースのメンタルヘルスの実態と,メンタルヘルスに対する支援のあり方に関して国内外の一例をあげながら,個人差に応じたアプローチの重要性について議論する。

家族支援(若者を中心に)

著者: 山根俊恵

ページ範囲:P.1501 - P.1507

抄録 ひきこもり者は,いじめ,進学の失敗,職場の人間関係など何らかの要因によって「社会」や「人」と一時的に距離をとった,あるいはとらざるを得なかった人たちである。生きづらさゆえに心を閉ざして次第に動けなくなる。あるいは感情のコントロールができなくなると身近な親に暴言・暴力をふるい,コミュニケーションがとれなくなる。しかし,適切な家族支援によって家族関係は回復し,笑顔を取り戻すことができる。伴走型ひきこもり支援システム「山根モデル」は,生きづらさを理解し,ICAシートを使って問題となるコミュニケーション場面を分析する。悪循環を好循環に変えるコミュニケーションによって心の距離を縮めていく方法である。

中高年代のひきこもりの家族支援

著者: 境泉洋

ページ範囲:P.1509 - P.1514

抄録 中高年代のひきこもりの家族支援においては,家庭を孤立させないことが最も重要となる。ひきこもり状態にある人の家庭がなぜ孤立するのか?,孤立しているのになぜ支援を求めないのか?,この疑問に対する理解を深めることが,ひきこもり支援において重要となる。本稿では,まず今日のひきこもりの捉え方,ひきこもり支援の目的について解説を加えている。その上で,高年齢化した事例を孤立させないためのポイントとともに,高年齢化した事例の支援の目標について解説している。最後に,ひきこもりとは相容れないと思われがちな就労が,ひきこもりからの新しい生き方の選択肢の1つになり得るかについて農福連携の観点から展望を述べている。

地域支援(地域のリソースの活用などを含む)

著者: 辻本哲士 ,   大井健

ページ範囲:P.1515 - P.1521

抄録 社会問題であるひきこもりは時勢の影響を受け多様化・長期化している。ひきこもりからの立ち直りには「医学モデル」としての精神医学的アプローチと,「社会モデル」としての多機関・多職種による地域ネットワーク活用が求められる。今回,地域の公的な関係機関・リソースとして,ひきこもり地域支援センター,ジョブカフェ,サポステ,子ども・若者総合相談センターなどの地域関係機関の全体像と,ひきこもり対策としての政策・施策の経緯について概説する。

ひきこもり状態の人へのアウトリーチ

著者: 東出香

ページ範囲:P.1523 - P.1529

抄録 現在,ひきこもり状態の人へ多くの機関でアウトリーチ支援が行われるようになってきているが,自宅への訪問を本人が積極的に望んでいないケースもある。そのため,アウトリーチという侵襲性の高い方法に医師が参画する場合は,特に強制性へ発展しないために,リカバリー志向の支援理念を多職種チームで共有することが肝要である。実践においては,「招かれざる客」であるがゆえのスキルが求められている。フラットな関係での対話による関係作りを最優先とし,関係機関と連携しながら,時には危機にも向き合う。生活の安定とともに見えてきた本人の強みや希望に寄り添い,オーダーメイドの支援を一緒に行う。ひきこもっても大丈夫な街作りのために,質の高いアウトリーチ支援体制の構築が望まれている。

ひきこもり支援とピアサポーター活動—ひきこもりの長期・高年齢化とコロナ禍における変遷

著者: 中原玉香 ,   今津浩美 ,   西畑陽介

ページ範囲:P.1531 - P.1538

抄録 「ひきこもり当事者によるひきこもり支援」として,堺市こころの健康センターではピアサポーター活動を展開している。昨今のひきこもりの長期・高齢化やコロナ禍による影響もあり,ピアサポーター活動のあり方は大きな変化をみせている。長期化したひきこもり生活に起因する活動性の低下や加齢による体力低下を伴う中高年層のニーズに応えるべく,ピアサポーターとともにグループワークの企画内容を新たに模索した。また,コロナ禍における感染制御の観点から,グループワーク活動利用者の少人数化を余儀なくされた。このような大きな2つの変化がある中,これまで見えなかった問題が浮き彫りとなり,今後の支援の展開に役立つ示唆を得た。

家族の立場から

著者: 伊藤正俊

ページ範囲:P.1539 - P.1544

抄録 「ひきこもり」は多様な生き方の選択肢のひとつと捉えることから始めないと,ひきこもりへの理解がなかなか進むことにならないのではないかと考える。
 「人」と言う生き物をどのように解釈することが肝要なのかから始めないと,「多様性」への理解が進まないことになる。
 多様性への理解が進まないために,経済的に豊かになり,めまぐるしく変わり複雑になる情報が溢れている社会で,人々が「生きづらさ」を感じるのは当然である。
 本稿では,「家族の立場」から,これからの社会を考えた時,何がどのようになって,これからの社会がどのようになっていくことが,ひきこもりの人が生きづらさを感じないで生きていけるのかを,考え提言した。私たち家族会は,すべての国民が安心して暮らせる社会になることが大事な視点と考え活動している.

「ひきこもり」の当事者活動からの報告—ひきこもりパラダイム・シフトのために

著者: 伊藤康貴

ページ範囲:P.1545 - P.1550

抄録 本稿では,私自身の当事者としての経験を踏まえつつ,「ひきこもり」の当事者活動を社会学的にフィールドワーク/当事者研究するなかで見出された「ひきこもり」へのパラダイム・シフトついて述べていく。「ひきこもり」の当事者活動は1990年代後半より草の根で行われてきたものであるが,本稿では,2010年代以降の当事者活動に注目し,それらの活動が「ひきこもり」を社会的な問題として捉える社会運動としての性格を持つものとなっていることを指摘した。そして,そのような社会運動を下支えする認識枠組みとして,障害学で言うところの社会モデル的な考え方が「ひきこもり」においても援用されていること,ゆえに「ひきこもり」について社会的に考えるということは,私たちの生き方を再考させると同時に,私たちの社会のあり方をも考える営みになるということを指摘した。

試論

医療刑務所における出口支援の現状と展望

著者: 岡村麻梨佳 ,   奥村雄介

ページ範囲:P.1551 - P.1560

抄録 刑務所に入所する受刑者における精神障害を有する者の割合は増加傾向にある。医療刑務所では,入院レベルの専門的な精神医療が必要と判断された精神障害受刑者を受け入れているが,出所の際にはさまざまな困難を抱えている。大きく分けると,地域移行の問題,病識の欠如と同意の必要性,26条通報のハードルの3つに集約されるが,これらの困難の背景には,刑務所から出所する精神障害受刑者に関する法システムの不備不足が存在すると考えられる。今後,精神障害受刑者の地域移行が重要な課題になると推測され,諸外国のシステムなどを参考に,日本においても矯正施設からの出口支援について再考する必要があると言える。

書評

—𠮷村長久,山崎祥光 編集—トラブルを未然に防ぐカルテの書き方

著者: 川崎誠治

ページ範囲:P.1529 - P.1529

 本書は,北野病院の𠮷村長久院長と山崎祥光弁護士の編集で上梓されたものである。適切なカルテ記載の重要性を認識し,もともと関心を持っていらっしゃった𠮷村院長が,医師の資格もあり臨床経験もお持ちの山崎弁護士にカルテ記載に関する講演を数多く依頼してきた。その講演の内容が土台となったのが本書である。このお二人の組み合わせこそが,独特の視点を持つ本書の出版を可能にしたといえる。北野病院医療安全管理室の先生方と山崎弁護士が中心になり著述されているが,本書を読むと,「カルテ記載のない事柄はなかったことになる」ということがあらためて強く認識される。その他に,何となくそうではないか,あるいはぼんやりとどうなのだろう,と思っていたいくつかのことが明瞭に説明・記述されており,大変参考になる。以下に例を挙げる。
・カルテと異なり,忌憚のない意見交換の場であるカンファレンスや医療安全事例検討会などの議事録は開示の義務はない(むしろ開示すべきではない)。それと関連して開示・非開示の書類の区別を医療機関内できちんと定めておくべきである。

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目次

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今月の書籍

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次号予告

ページ範囲:P.1562 - P.1562

バックナンバーのご案内

ページ範囲:P.1563 - P.1563

奥付

ページ範囲:P.1568 - P.1568

基本情報

精神医学

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-126X

印刷版ISSN 0488-1281

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