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増大号特集 精神科診療のピットフォール 総論
電気けいれん療法(ECT)
著者: 野田隆政1
所属機関: 1国立精神・神経医療研究センター病院精神診療部
ページ範囲:P.532 - P.536
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・ECTの適応を既応歴,合併症の再確認をせずに判断してしまう
・治療抵抗性と安易に考えてしまう
・適切な発作が誘発できたか確認しない
・以前のECT適応判断を今回も引用してしまう
・ECTによって症状が改善した場合,事後に本人から同意取得するのを忘れてしまう
・術前検査で深部静脈血栓症の存在を見落としてしまう
・ECTに適さない薬剤を服用していないかの確認を怠る
・有効なけいれんを誘発できているか確認しない
・けいれんが誘発できない場合ECTをあきらめてしまう
・自信のないことをしてしまう
・ECT導入が決まったことで気を抜いてしまう
・ECTが効かないとすぐに判断してしまう
・維持ECTの出口戦略を考慮しない
・ECTの適応を既応歴,合併症の再確認をせずに判断してしまう
・治療抵抗性と安易に考えてしまう
・適切な発作が誘発できたか確認しない
・以前のECT適応判断を今回も引用してしまう
・ECTによって症状が改善した場合,事後に本人から同意取得するのを忘れてしまう
・術前検査で深部静脈血栓症の存在を見落としてしまう
・ECTに適さない薬剤を服用していないかの確認を怠る
・有効なけいれんを誘発できているか確認しない
・けいれんが誘発できない場合ECTをあきらめてしまう
・自信のないことをしてしまう
・ECT導入が決まったことで気を抜いてしまう
・ECTが効かないとすぐに判断してしまう
・維持ECTの出口戦略を考慮しない
参考文献
1)安田和幸,野田隆政:ECTの適応.日本精神神経学会ECT・rJMS等検討委員会編:ECTグッドプラクティス—安全で効果的な治療を目指して.新興医学出版社,pp16-25, 2020
2)井上猛:治療抵抗性うつ病の診断と危険因子.臨床精神薬理 18:1249-1256, 2015
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