文献詳細
文献概要
特集 精神科領域の専門資格—どうやって取得し,どのように臨床へ活かすか
日本睡眠学会総合専門医
著者: 大森佑貴12 松井仁美1 神林崇3
所属機関: 1東京都健康長寿医療センター精神科 2医療法人大坪会小石川東京病院 3筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構
ページ範囲:P.1630 - P.1633
文献購入ページに移動日本睡眠学会総合専門医は日本睡眠学会が認定する資格であり,適切な睡眠医療の提供を目的としている。近年,日本専門医機構のサブスペシャルティ領域の認定を目指して制度の改定がなされており,2023年には移行措置試験の実施や指導医制度の創設が行われた。日本睡眠学会総合専門医は睡眠医療に関する幅広い知識を有し,申請によりメチルフェニデートやモダフィニルの処方も可能である。資格取得には睡眠医療に関する十分な臨床経験を有することと筆記試験・実地試験・症例報告書の審査を要する。実地試験においては睡眠ポリグラフ検査の実施・判読に関する知識が必須となる。症例報告書においては睡眠時無呼吸症候群を中心に,複数のカテゴリにわたる睡眠障害の臨床経験が必要である。
参考文献
掲載誌情報